本記事では丸形(ラウンド型)スマートウォッチ「FOSMET R1」をレビューしていきます。
FOSMETは中国のメーカーで、約5,000円~約10,000円の価格帯のスマートウォッチを多数販売しています。
FOSMET R1はGPSやNFCは搭載しておらず、通知機能や睡眠・健康管理に特化したスマートウォッチです。
スマートウッチの中でも珍しい丸形(ラウンド型)のフェイスが特徴的で、パッと見た感じでは腕時計と変わりません。
スマートウォッチのデザインはどちらかというとカジュアルなものが多いので、腕時計と変わらないデザインのFOSMET R1は貴重な選択肢です。
今回は、FOSMETから「FOSMET R1」を提供いただいたので早速レビューしていきます。
記事の内容に関しては忖度なしでレビューしていきます。
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FOSMET R1 の概要
仕様
まずはFOSMET R1の仕様です。
バッテリー持ちは通常使用で12~14日間となっていて、比較的大きめのディスプレイながら一般的なスマートウォッチやスマートバンドと同等の時間を実現しています。
画面サイズ | 1.32インチ AMOLED |
解像度 | 466×466 |
商品重量 | 130g ※実測値 47.9g ※本体のみ |
本体材質 | ステンレス製 |
対応機種 | Android 8.0以上 iOS 10.0以上 |
バッテリー | 待機時間最大:25日 通常使用:12~14日 常時表示:3~4日 |
防水性能 | IP68 |
GPS | 非搭載 ※スマートフォン連携で測定可能 |
防塵・防水性能を示すIP保護等級はIP68です。
温水や海水環境での使用は非推奨なので、温水プールなどのでの使用は避けた方が無難です。
計測項目・機能
FOSMET R1の計測項目は「睡眠時間」「歩数・距離」「カロリー」「心拍数」「血中酸素」「ストレス」「運動」で、ニーズの高い項目は一通り網羅しています。
アプリ通知機能やアラーム機能、長時間座りすぎ通知機能もあり、一般的なスマートウォッチやスマートバンドと同等の機能を備えています。
計測項目 | 睡眠時間 歩数・距離 カロリー 心拍数 血中酸素 ストレス 運動(100種類以上) |
その他の機能 | アプリ通知 通話応答/発信 スマホ検索 アラーム タイマー 長時間座りすぎ通知 世界時計 計算機 音声アシスタント リモート撮影 音楽コントロール パスワードロック 女性生理予測 呼吸トレーニング 手首を上げて画面点灯 |
FOSMET R1 のパッケージ・付属品
パッケージ
FOSMET R1のパッケージから見ていきます。
黒い箱にFOSMETのロゴがあるシンプルなデザインです。
箱の紙には型押しが施されていて、ひし形の細かい模様があります。
さらにロゴ部分は箔押し加工で、シンプルなデザインながらもコストがかかっていることがわかります。

箱の底面には各種マークが印刷されたシールが貼ってありました。
技適マークと技適番号もしっかりとあります。

箱を開けるとFOSMET R1が出てきます。
ガジェットというよりも腕時計そのものです。

付属品
付属品は本体のほか、交換ベルト、予備のベルトピン、金属バンドの長さ調整用の工具、マニュアルと充電ケーブルです。

ベルトピンはすべてクイックリリース仕様なので、ベルト交換は工具不要でできます。
一般的な腕時計と共通の仕様なので、市販されている22mmの交換用ベルトも使用できます。

マニュアルは多言語ではなく、日本語専用のマニュアルでした。
日本市場での本気度が伺えるポイントです。
マニュアルには不自然なスペースが所々にありますが、和訳やフォントはごくごく自然です。

FOSMET R1 本体
正面
続いてFOSMET R1本体を見ていきます。
まずは正面から。
ベルトや本体など光沢のある仕上げになっていますが、ベゼル部分はマット加工が施してあります。
ベゼルの直径は43.7mmで大型のフェイスです。

リューズの下にあるプッシュボタンの青い部分は保護シートです。
ベルトも含めて保護シートが多めに張り付けてありました。
リューズ部分を拡大して見ると質感の良さが伝わると思います。
ベゼルもジグザグの加工がしてあることがわかります。

リューズとプッシュボタンは飾りではなく機能が割り当てられています。
さらに「決定」の機能があれば液晶に触れずに操作できるのでもったいないと感じます。
ボタン | 機能 |
---|---|
リューズ(プッシュ) | メニュー呼び出し / キャンセル |
リューズ(回転) | メニュースクロール |
上部プッシュボタン | キャンセル |
下部プッシュボタン | 「運動」のショートカット ※設定可能 |
裏面
ベルトの留め具は折り返してロックするタイプです。
ベルトのみの重量は82gで重量もあり質感も良いです。

ベルトを外して本体の裏面を見てみます。
中央部分にはセンサー設置されていて、中央下の2つの丸い部分は充電端子です。
FOSMETのロゴや技適マーク・技適番号も刻印されています。

ベルトを外した本体の重量を実測したところ仕様通りの48gでした。
ベルト交換
金属ベルトの質感は良いのですが就寝中も付けたままにするので、ベルトを交換してみました。
付属の交換ベルトにすると雰囲気が変わってカジュアルな服装にも合う印象になります。

付属の交換ベルトはラバー素材製で使い心地は悪くないですが、金属ベルトと比べるとややチープな感じがあります。
似た感じのFOSSILの腕時計(1万~1.5万円くらい)を持っていたので並べて撮影してみました。
FOSSILの腕時計はごつめで有名ですが、FOSMET R1のフェイスは一回り大きいのが分ります。

市販されている22mmの交換用ベルトも使用できるのでカスタマイズして使うのもアリですね。

写真では液晶が暗く見えますが実物はもっと明るいです。
FOSMET FIT アプリ
ダウンロード・インストール
今回はAndroid端末で使用するので、Google Play ストアからFOSMET FITアプリをインストールします。
レビュー評価の星がやや気になりますが構わずインストールします。
※後述しますがアプリの出来は悪くないです。
ペアリングする機種・メーカー別に設定方法の説明があります。
今回はXiaomiのスマートフォン(MIUI)とペアリングします。

アプリのバックグランドでの自動起動の設定、FOSMET R1とのペアリングなどを画面に従って進めていきます。

FOSMET R1とのペアリングが完了してFOSMET FITのインストールは完了です。
特に戸惑うこともなくスムーズにインストールできました。

設定
続いて各種設定をしていきます。
まずは通知関連の設定を行いますが、アプリ側とスマートフォン側の設定が必要です。
まずはスマートフォン側でアプリ通知の許可をFOSMET FITアプリに許可します。
続いて通知をしたいアプリをFOSMET FITアプリで設定していきます。
LINEをオンにして、画面にないアプリは「ほかのリマインダー」から設定します。

アプリ通知や電話通知の権限は、通知の内容が読み取れるのでセキュリティレベルが高い権限です。
許可することに抵抗がある人もいると思いますが、許可しないと通知機能は使用できないのでご注意ください。
せっかくなので文字盤を変えてみます。
文字盤の種類は豊富でかなり迷いますが、とりあえず気になるものを適用して表示確認するのを繰り返して決めるのがおすすめです。

FOSMET R1 の使い心地
FOSMET R1 の実際に使ってみて気付いた点や使い心地、各種データを見ていきます。
装着感
まずは装着感からです。
なお今回は睡眠時間を計測したかったので就寝中も付けたままです。
ベルトはラバーベルトに交換して使用しています。
本体の重量やフェイスの大きさもあり存在感があります。
ちょっとごつめの腕時計を付けている感覚に近く、個人的にはファッション的にも満足度が高いです。
就寝時はその存在感が逆に気になります。
特に小さなお子さんなど一緒に寝る人がいる場合は、金属製なのでぶつけない様に気を付ける必要もあります。
アラーム(目覚まし)
アラームの設定はFOSMET FITアプリで簡単に行えます。
残念なのはアラーム音を消音できない点です。
FOSMET R1本体にはサイレントモードがあるのですがアラームには適用されません。
アラーム音の消音設定はぜひアップデートで対応して欲しい点です。

アプリ通知機能
アプリ通知機能はバイブレーションのみの通知が可能で、FOSMET R1本体のサイレントモードが適用されます。
気になったのはLINEの通知文字数が少なく、液晶の大きさを活かせていない点。
Rakuten Linkなど「ほかのリマインダー」で設定したアプリは文字数が多いだけに残念です。
Rakuten Linkも「その他」で表示されてしまうのでアプリアイコンとアプリ名も表示してくれるとなお良いですね。

漢字が文字によっては中華圏の表記になってしまいますが、通知漏れはないのでアプリ通知機能は概ね満足です。
各種計測
FOSMET R1とFOSMET FITで計測した各データを見ていきます。
比較用にXiaomiのスマートバンドの数値も掲載しています。
歩数
左がFOSMET R1の歩数の数値です。
週の始まりが日曜日と月曜日の違いがあるので赤枠部分のみを比較します。
どちらが正確なのかは言及できませんが、傾向は同じなのでFOSMET R1で歩数の計測はきちんとできていると言えます。

単日のデータを見ても傾向は同じです。
違いがあるように見えるのは、グラフの単位が1時間か30分かの差です。
歩数はほぼ同じですが、距離はFOSMET R1の方が長く出ました。
双方ともに距離はGPSでの計測ではないので目安として捉えます。

FOSMET FITは「今日のデータ」として時間別に歩数・距離・カロリーを同画面で表示してくれるので便利です。
心拍数
心拍数のデータです。
双方ともに医療機器ではないので数値は絶対値としては捉えず、異常値が続く場合は注意するようにします。
計測期間が週初めの曜日の違いで差がありますが、傾向としては同じになりました。
最小値は54bpmと53bpmで差がありませんが、最大値はXiaomiの方が高く、安静時と平均値はFOSMETの方が高くなりました。

心拍数の計測に問題はないので日常の傾向を把握するのには十分に使えます。
最大心拍数と最小心拍数は基準値を超えた場合に通知する機能もあります。
睡眠
睡眠のデータを見ていきます。
個人的には睡眠の計測が最も難しいと感じいて、特に昼寝など1日に複数回の睡眠がある時や、長時間の覚醒時間を挟んだ場合に正確に計測できないケースがあります。
この点も含めて検証します。
まずは1週間のデータから。
平均時間に2時間弱の差がありますが、矢印部分の日が16時間あるので平均時間を伸ばしています。
さすがに16時間は眠らないのでこの日のデータは別途検証するとして、それ以外のグラフはほぼ同じ時間になっています。

続いてFOSMET FITで16時間を計測した日のデータを見てみます。
8時~17時4分まで寝ていることになっていますがこれが計測ミスです。
計測ミスの原因としてはFOSMET R1をきちんと装着できていなかったことが考えられます。
素晴らしいのは、2時間強の覚醒時間を挟んでもきちんと計測している点です。(①と②の部分)
Xiaomiの方は①の覚醒時間前の睡眠のみをトラッキングしています。

血中酸素
血中酸素のデータです。
日常使いして問題なさそうですが、数値は絶対値として捉えずに異常をきたした場合に注意するようにします。

ストレス
最後にストレスを見てみます。
ストレスの計測値は各メーカーで異なるのでFOSMET FITの週と単日のデータを掲載します。
6~7時、17時頃に高くなっていますが通勤時間と重なります。
ストレスの計測には心拍数が大きく影響していることが推測されます。

ストレスの通知機能はないので、疲れを感じた時にデータを見返すような使い方になります。
FOSMET R1 のまとめ
FOSMET R1はセール価格で9,000円を切る丸形(ラウンド型)のスマートウォッチです。
価格のわりにデザインが良く、重量もありコスパの良いスマートウォッチと言えます。
腕時計そのものの見た目は幅広いシーンで使用することができます。
一方で重量・金属製であることから就寝時の着用はやや違和感を感じ、また一緒になる人がいる場合は注意も必要です。
FOSMET FITアプリの作りもよく、睡眠時間、歩数・距離、カロリー、心拍数、血中酸素、ストレス、運動(100種類以上)と代表的な計測項目は網羅しています。
計測もレビューの通り問題なくきちんとできることが分かりました。
大きな視点ではよくできた製品なのですが、細かな点で気になる箇所があるのも事実です。
「糸へん」など一部の漢字が中華圏の表記だったり、アラーム音を消すことができない、物理ボタンに決定機能がないなど、「惜しい!」と思わせる点もあります。
これらの点は今後のアップデートに期待したいところです。
FOSMET R1は、1万円以下で丸形(ラウンド型)の腕時計のようなスマートウォッチとしては有力な候補の1つになります。
FOSMET R1 のおすすめ度
商品名 | FOSMET R1 |
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おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年9月~ 0.5ヶ月(使用中) ※ 2025年9月23日時点 |

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