本記事では、SmackApe Impact80 JISをレビューします。
Smackape Impact 80は打鍵感・打鍵音の評判が良く、さらにVIA対応、有線・2.4GHz無線・Bluetoothの接続方式、ホットスワップ対応、ガスケットマウント搭載ながら1万円を切る価格で話題のキーボードです。
今回レビューをするSmackApe Impact 80 JISは、SmackApe Impact 80の日本語配列バージョンです。
バリエーションが複数ありますが、UltraのBlack / Frost Switch / FR4プレートを実際にレビューしていきます。

SmackApe Impact 80 JISの仕様
モデル&バリエーション
SmackApe Impact 80 JISにはバッテリー容量、キースイッチとプレート素材の違いによりStandard、Pro、Ultraの3モデルがあり、Ultraには4つのバリエーションがあります。
プレートはキースイッチを支える役目があり、モデルにより素材がポリカーボネートかFR4で異なります。
一般的にポリカーボネートは柔軟性があり耐衝撃に強く、ソフトでしなやかな打鍵感になります。
FR4はポリカーボネートに比べると硬く剛性があり、底打ち感が明確なしっかりとした打鍵感になります。
プレートとキースイッチの組み合わせは決まっています。
キースイッチはBSUN Polar Switch、HMX Cheese Switch、Kailh Frost Blue Switchの3種類。
各キースイッチの仕様は以下の通りです。
仕様上はトータルトラベルが3.6mm±0.4mmとやや浅めの表記です。
| キースイッチ | タイプ | 初期押下圧 | プリトラベル | トータルトラベル | ステム | 耐久性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BSUN Polar Switch | リニア | 45gF (±5g) | 2.0mm (±0.4mm) | 3.6mm (±0.4mm) | POM | 5,000万回 |
| HMX Cheese Switch | リニア | 45gF (±5g) | 2.0mm (±0.4mm) | 3.5mm (±0.4mm) | POM | 6,000万回 |
| Kailh Frost Blue Switch | リニア | 45gF (±8g) | 2.0mm (±0.4mm) | 3.6mm (±0.4mm) | MX Cream POM | 7,000万回 |
仕様・特徴
SmackApe Impact 80 JISの仕様をまとめます。
キーキャップのプロファイルについては言及がなかったのですがおそらくCherryプロファイル。
またキースイッチはモデルにより異なります。
| キー数 | 91キー 80%レイアウト(TKL) |
|---|---|
| 配列 | 日本語配列 |
| 接続方式 | 有線(USB) 2.4GHz無線 Bluetooth |
| キーキャップ | PBTキーキャップ Cherryプロファイル(※推測) 日本語印字あり |
| キースイッチ | BSUN Polar Switch HMX Cheese Switch Kailh Frost Blue Switch のいずれか |
| バックライト | RGBバックライト搭載 |
| ガスケットマウント | 搭載 |
| ホットスワップ | 対応 |
| キーマップアプリケーション | VIA |
| その他の特徴 | 2ms台の超低遅延を実現する144MHzのメインMCUと72MHzの高速無線チップのデュアルチップ構成 |
SmackApe Impact 80 JISのパッケージ・付属品
パッケージ
製品パッケージは黒と黄色でサイバーな雰囲気です。
表面には「Impact 80」の文字があるのみのシンプルなデザイン。

裏面は「SmackApe」の文字が目立つデザインです。

なお、パッケージは二重になっていて、上記の製品パッケージはゴリラが目立つ段ボールの外箱に入っています。

外箱が製品保証書を兼ねているので捨てずにとっておきます。

付属品
付属品は日本語マニュアル、USBケーブル、キーキャップとキースイッチの引き抜き工具、予備のキースイッチ(3個)です。

SmackApe Impact 80 JIS 本体
正面
続いてキーボード本体を見ていきます。
SmackApe Impact 80 JISのBlackの正面です。
メインのキーキャップの色は黒で、ゴールドのような黄土色で印字されています。
グレーのキーキャップには白で、ベージュのキーキャップには黒でそれぞれ印字されています。

全体的にマットな質感で、ベージュのキーキャップがアクセントになって落ち着いたデザインになっています。
キー配置
キー配置は一般的なTKL(テンキーレス)の日本語配列キーボードそのもので、独自配列はありません。
スペースキーは3.75Uでやや小さめです。

最下段のCtrlキー(コントロール)、Windowsキー、Altキー(オルトキー)や無変換キーのサイズは特徴的で、すべて1.25Uサイズで統一されています。

スペースキーの右側の変換キー、かなキー、Altキー、Fnキー(ファンクションキー)、Ctrlキーも1.25Uサイズです。

最下段のスペースキーが3.75U、他の各キーは1.25Uに統一された独特なキーサイズになっているので、キーキャップの交換は難しそうです。
キーキャップ
キーキャップの表面と裏面です。
キーキャップはPBT製で摩耗しにくくテカリが出にくい素材です。
しっかりと二重成形、いわゆるダブルショットです。

プロファイルについての言及はありませんが、Cherryプロファイルに準拠しています。

キースイッチ
キーキャップを外すとFR4製の水色のプレートとキースイッチが見えます。
LEDの位置はキースイッチの下側です。

キースイッチはKailh Frost Blue Switch。
Kailh製ですが、単品販売はされていないのでオリジナルのキースイッチのようです。

背面
背面中央に、充電と有線接続を兼ねるUSB Type-Cポートがあります。
その両脇にWindows・Macの切替スイッチ、接続方式の切替スイッチがあります。

底面
底面の滑り止めは4か所にありました。

脚(スタンド)
脚(スタンド)は高さを2段階に調整できるタイプです。

2.4GHzの無線レシーバーもこの脚(スタンド)部分にあります。

SmackApe Impact 80 JISを接続する
ファームウェアアップデート
USBケーブルで接続したら、まずはファームウェアをアップデートします。
手順を簡単にまとめます。
作業は難しくなく簡単にアップデートできました。
- KIBUSHOPのサイトからファームウェアをダウンロードする。(Impact80-JIS.bin)
- キーボードからUSBケーブルを抜き、接続方式のスイッチをOFFにする。
- ESCキー(エスケープキー)を押したままUSBケーブルをつなぐ。
- USBドライブとして認識されるので、ダウンロードしたbinファイルを格納する。
- キーボードのライトが点灯すれば更新完了。
KIBUSHOPの商品ページにある「サポート」の「JSONファイルとファームウェアのダウンロード」のリンクから入手できます。

手順を説明したPDFファイルも準備されていました。

VIA
VIAで設定ができるか念のため確認してみます。
VIAのサイトではJSONファイルが必要になるので、同じくKIBUSHOPのサイトからダウンロードしておきます。
「Impact80-JIS.JSON」と「Impact80-JIS-NEW.JSON」の2つがありましたが、「Impact80-JIS-NEW.JSON」の方を使用して設定しました。

VIAのサイトでダウンロードしたJSONファイルを使用してセットアップを行います。
正しくセットアップができれば「Impact 80 JIS」として認識され、キーの配置も反映されます。

ライティング
ライティングのデフォルトはレインボーカラーで流れるように光が変化します。
キーキャップは透過タイプではないので派手さはそこそこです。

キーボードの両サイドと背面も光ります。

ライティングは46種類のパターンから選択できるので、単色発光など好みの光らせ方ができます。
もちろんライティングが不要であればOFFにもできます。
SmackApe Impact 80 JISのタイピング感
今回使用したのはKailh Frost Blue Switch+FR4プレートのSmackApe Impact 80 JISです。
打鍵感はやや軽めに感じました。
Kailh Frost Blue Switchの押下圧は45gF±8gで標準的な数値ですが、トータルトラベルが3.6mm±0.4mmと浅めな分だけ底打ちが早く、その分軽く感じます。
FR4プレートは底打ち感が強く、強くタイピングすると指への反発も強いです。
ガスケットマウント構造になっていますが、沈み込みがあまりないので底打ち感が強く反発も感じる作りになっています。

コトコト音は低めでしっかりと鳴ります。
Kailh Frost Blue SwitchとFR4プレートの組み合わせは底打ち音が大きいですが、吸音材がしっかりと効いて反響音はほぼしません。
雑味のないカタカタ・コトコトという音がタイピングにあわせて鳴り、リズミカルにタイピングができます。
音は大きめなので一般的なオフィスでの使用は避けた方が無難ですが、自宅での使用であれば差し障りなくコトコト音が楽しめます。
懸念していた3.75Uとやや小さめのスペースキーですが、実際にタイピングをすると親指でスムーズに押すことができました。
普段は英語キーボードを使用していますが、それでもスペースキーの長さが足りないとは感じませんでした。

SmackApe Impact 80 JISのまとめ
SmackApe Impact 80 JISは、コトコト音が特徴的なコトコト系キーボードとしては貴重な日本語配列のキーボードです。
テンキーレスのTKLと呼ばれる80%サイズのキーボードで、キー配列に独自配列はありません。
キー配列の最下段のスペースキーの行はキーサイズが一部独特で、スペースキーは3.75Uサイズと小さいのは要注意。
個人的には問題なくタイピングできましたが、スペースキーの端をたたく人は違和感があるかもしれません。
打鍵感はやや軽めですが、FR4プレートの効果で底打ち感が強く、底打ち音も大きめです。
キーを押し込むのは軽く、底打ちは硬いです。
アンバランスな気もしますが、タイピングをするとカタカタ・コトコトという心地よい音が鳴ります。
吸音材の効果も大きく、反響音が吸収されて純粋にコトコト音を楽しむことができます。
SmackApe Impact 80 JISはコトコト音を味わうキーボードと言えます。
今回はFR4プレートのUltraをレビューしましたが、ポリカーボネート(PC)プレートのタイプもあるので好みのタイプを選ぶことができます。
SmackApe Impact 80 JISのおすすめ度
| 商品名 | SmackApe Impact 80 JIS |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 使用期間 | 2026年1月~ 0.5ヶ月(使用中) ※ 2026年2月4日時点 |



