スマホコントローラー「BACKBONE One (第2世代)」をレビューします。
BACKBONE Oneは、Backbone Labs, Inc.が世界で初めてiPhoneおよびAndroidのスマートフォンに直接装着できるゲーミングコントローラーとして販売を開始し、83カ国で販売されている人気のコントローラーです。
スマートフォン用ゲーミングコントローラーでは世界シェア1位を誇る商品で、「世界中で最も売れているスマホコントローラー」です。
BACKBONE Oneをスマートフォンに装着すれば、物理ボタンが付いたゲーム機に早変わり!
さらにPS Remote Play(プレイステーションリモートプレイ)やXBOX リモート プレイ、Steam LinkでPlayStation 5や4、Xbox、Steamに接続すれば、APEXやモンハンワイルズなどのゲームをスマートフォンでプレイすることができます。
もちろん月額料金は無料。
今回、「BACKBONE One (第2世代) PlayStation Edition」をソースネクストから提供いただいたので、実際に使用してレビューしていきます。
「BACKBONE One (第2世代) PlayStation Edition」のインプレッションと、実際にSteam Linkで使ってみた感想、操作性などをまとめています。


BACKBONE One (第2世代) の概要
仕様
各仕様は販売ページを元に記載しました。
対応サイズの記載がなかったの実測したところ最大で170mmまで広がりました。
スマートフォンをコネクタに差し込む必要があるので、使用できるスマホのサイズは165mm程度が限界だと思われます。
販売ページにはiPhone 16 Pro Max(163.0mm)の使用報告もありましたよ。

製品名 | BACKBONE One (第2世代) |
---|---|
メーカー | Backbone Labs, Inc. |
日本国内販売代理店 | ソースネクスト |
本体サイズ | 17.7cm×9.8cm×3.3cm |
本体重量 | 138g |
モデル | PlayStation版(白) Lightning PlayStation版(白) USB Type-C スタンダード版(黒) Lightning スタンダード版(黒) USB Type-C |
外部接続 | 充電用ポート(モデルによりLightningかUSB Type-C) 3.5mmヘッドフォンジャック(マイク対応) |
推奨通信環境 | 最低5Mbps 推奨15Mbps以上 |
対応サイズ | 約165mmまでのスマホ ※実測に基づく推測値 |
各モデルの違い
PlayStation版とスタンダード版の違いは本体カラーとボタン表記(×○□△かABXY)だけで機能的には同等、と捉えがちですが1つだけ注意点が。
スタンダード版(黒) USB Type-CモデルだけPS Remote Play(プレイステーションリモートプレイ)に対応していません。
PlayStationにAndroidやiPhone15以降で接続する場合は、必ずPlayStation版(白)を買いましょう。
PlayStation版は公式ライセンス商品です。


BACKBONE One (第2世代) パッケージ・付属品
パッケージ

提供いただいたのは、BACKBONE One (第2世代)のPlayStation版(白) USB Type-Cモデルです。
パッケージはホワイト基調でPlayStationの専用機器を彷彿とさせるデザイン、さすが公式ライセンス商品です。
もちろんXBOXやSteamでも使えます。

中箱はガラリと雰囲気が変わって黒一色。
BACKBONEのロゴと文字がカッコいいです。

箱を開けるとまずカードが目に入りすます。
まずはアプリをダウンロードしろってことですね。
アプリのインストール手順は後ほど説明します。

箱の蓋部分には小箱が張り付けられています。
中には交換用のアダプタが入っています。
付属品

BACKBONE One本体以外の付属品は、先のカードとマニュアルに加え、小箱の中に入っていた交換用のアダプタです。

アダプタはスマートフォンの厚みに合わせて交換できます。
下が初めにBACKBONE Oneに付いていたもので、上が交換用のアダプタです。
交換用のアダプタの方が薄いので、スマートフォンのケースが厚い場合はアダプタを交換して使用します。
BACKBONE One 本体
BACKBONE One 前面
BACKBONE One (第2世代)の本体を見ていきます。
写真はすべてPlayStation版(白) USB Type-Cモデルです。

まずは前面から。
オレンジ色のボタンが目立ちますが、これはBackboneアプリの起動ボタンです。
BACKBONE One 背面

続いて背面。
背面にはボタン類はありません。
BACKBONE One 左部分

左部分の拡大写真です。
アナログスティックと十字キーの配置はXboxやスイッチと同じで、PlayStationとは逆です。
下部にはイヤホンジャックがあります。
BACKBONE One 右部分

オーソドックスなボタン配置で、ボタンの表記はPlayStationと同じ○×△□です。
下部には充電用の端子があります。
BACKBONE One 上部

最後に上面。
L1、L2、R1、R2のボタンが配置されています。
ややボタンの距離が近く見えますが、指を2本置いてプレイすることも問題ありませんでした。
一般的なコントローラーとの比較

標準的なコントローラーと並べてみました。
BACKBONE Oneの方がサイズとしては大きいですが、アナログパッドや各ボタンは標準的なコントローラーよりも小さいことが分かります。
このボタンのサイズが操作にどう影響するのか、後ほど実際にプレイして確認してみます。
Backboneアプリ
Backboneアプリのインストール
ゲームをプレイする前に、封入されていたカードのメッセージに従ってアプリをインストールします。
アプリをインストールしたら、BACKBONE Oneを接続してからアプリを起動します。

Backboneアプリで初めにすることは、BACKBONE Oneを動作させるための設定とユーザー登録の2つです。
アプリの指示に従って行うだけなので、5分もかからずに完了できます。
Backboneアプリのホーム画面

設定が完了するとBackboneアプリのホーム画面に移動します。
インストールしているBACKBONE対応ゲームのショートカットがありました。
BACKBONE One (第2世代) の使い心地
Steam Linkでモンスターハンターワイルズを起動
一通りの準備が整ったので、Steamでモンスターハンターワイルズをプレイします。
SteamをプレイするにはスマートフォンにSteam Linkアプリをインストールしておきます。

スマートフォンにBACKBONE One (第2世代)を装着します。
オレンジのBackboneアプリボタンが白く光りました。
ボタンを押すとBackboneアプリが起動します。
ボタンを押してもBackboneアプリが起動しない場合は、スマートフォンから起動させます。

Backboneアプリのホーム画面が表示されるので、Steam Linkを選択します。
対応しているスマートフォンゲームも表示されています。

Steam Linkが立ち上がったら「プレイ開始」を選択します。
Steamのホーム画面が開くのでモンスターハンターワイルズを選択します。

モンスターハンターワイルズが読み込まれてスマートフォンの画面に表示されました。
BACKBONE OneでSteam Linkの操作、Steamのホーム画面も操作できるので、まるでゲーム機そのものです。
BACKBONE One でモンスターハンターワイルズをプレイ
実際にBACBONE Oneを使ってSteamのモンスターハンターワイルズをプレイしてみました。

まず感じるのは画面にバーチャルパッドがないのでゲーム画面が見やすくなる点です。
ワイルズをバーチャルパッドでプレイする人はいないと思いますが、どのゲームでもバーチャルパッドがなくなり画面が見やすくなるのは大きなメリットです。

BACKBONE One の操作性
次にプレイして感じたBACKBONE One (第2世代) の操作性です。
操作感は総じて良いです。
ボタンの大きさは小さいながらも、使い始めた直後でも誤操作はほぼしませんでした。
慣れれば違和感なく使えるようになると感じました。
各ボタンごとの操作性と感じたことをまとめました。
ボタン | 操作性 |
---|---|
アナログスティック | 標準的なアナログスティックと同等の操作感。 むしろ安物のコントローラーよりも操作感は良い。 サイズは気にならず、誤操作はほぼなし。 |
十字キー | やや硬めながらも押しにくさは感じない。 斜め押しも良好に反応する。 |
○×△□ボタン | マウスのクリック音のような音がする。 やや硬さを感じるが操作性は悪くない。 ボタンの大きさや距離感も気にならず、誤操作はしなかった。 |
L1 / R1 | しっかりとしたスイッチ感があり、ストロークは浅め。 |
L2 / R2 | トリガー式で無音。 L2 / R2との距離が近いが、指を離して操作できる。 |
唯一ともいえる残念な点は、アナログスティックと十字キーの配置です。
私はPlayStation配置を使用しているので私にとっては唯一にして最大の欠点です。
BACKBONE One (第2世代) のまとめ
今回は、BACKBONE One (第2世代)を使ってSteamのモンスターハンターワイルズをプレイしました。
物理ボタンがあることで、スマートフォンでも現地調査クエストの保存だけではなく、クエストをこなしたり、討伐や周回もしやすくなります。
BACKBONE Oneを使えば、ワイルズ以外のゲームでも外出先などでプレイしやすくなることは間違いありません。
外出先でも周回を重ねることができたり、時間限定のイベントにも参加できます。
また今回はプレイしていませんが、スマホゲームのCoDや原神にも対応しているので、バーチャルパッドに限界を感じている人にもおすすめできます。
BACKBONE Oneは、操作性が良くアプリの出来も良いだけに、私のようなPlayStation配置のユーザーにおすすめできないのが非常に惜しいです。
BACKBONE One (第2世代) のおすすめ度
商品名 | BACKBONE One (第2世代) |
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おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年6月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年6月2日時点 |

