自宅でテレビ会議をする時に周りの音を拾わないマイクを探して、たどり着いたマイクがマランツプロ M4Uでした。
ヘッドセットやイヤホンマイクは閉塞感があって自宅では使いたくない。
でも周りの音は拾わないようにしたい。
こんな要望を満たしてくれたマイクがマランツプロ M4Uでした。
マランツプロ M4U を購入した理由
自宅でのテレビ会議の時に気になるのは周りの音。
生活音や環境音が入ってしまうと会議の妨げになり、気まずい雰囲気にもなります。
なによりちょっと格好悪いですよね。
できることなら自分の声だけを届けたい。
しかもなるべく良い音質で。
このように考える人は私も含め多いのではないでしょうか。
ヘッドセットやイヤホンマイクを使えば、周りの音を拾わずに自分の声だけを届けることは比較的容易です。
でもせっかくの自宅です。
閉塞感なく、なるべく縛られないで働きたいです。
そこでなるべく周りの音を拾わない単一指向性のマイクを探しました。
予算は3,000円くらいです。
マランツプロ M4U の特徴
marantz(マランツ)のブランド力
マランツプロを選んだのは、マランツが音響メーカーとして有名であり、高級アンプも製造販売しているメーカーという安易な理由です。
正確に言うと、今現在はMarantz professional(マランツプロ)とMarantz(マランツ)は別の会社で、それぞれ異なる企業グループに属しています。
Marantz professional(マランツプロ)とMarantz(マランツ)には関係性はありません。
Marantz(マランツ)は、D&Mという日本企業のグループ会社です。
Marantz professional(マランツプロ)は、inMusicというアメリカ企業のグループ会社です。
inMusicがD&Mのマランツプロを買収し、今に至っています。
ですがマランツプロのルーツはマランツということでそのブランド力に惹かれました。
指向性が単一指向性
マイクには指向性という音を拾う方向の特性があります。
マランツプロ M4Uは、単一指向性でマイク正面の音を拾いやすい指向性です。
指向性 | 特性 |
---|---|
単一指向性 | マイク正面の音を拾いやすい。 |
無指向性 | マイクを中心として、360度全方向の音を拾う。 |
双指向性 | マイク正面と背面(マイクを中心として8の字形)の音を拾いやすい。 |
感度が低い
マランツプロ M4Uはコンデンサマイクとして販売されていますが、形はダイナミックマイクです。
ダイナミックマイクには、感度が低いという特徴があります。
感度が低いというのは、悪く言えば音を拾いにくいのでこれを期待しました。
しっかりと自分の声を拾うためには、口元にマイクを近づけます。
この点は狙い通りにハマって、マイクの近くで話せばしっかりと音を拾いました。
逆にマイクから離れると途端に音が小さくなりました。
音が小さいという口コミやレビューは、マイクの近くで話していないのが原因だと思います。
周りの音を拾わない
マランツプロ M4Uは感度が低いので、周りの音を拾わない・拾いにくい特長があります。
また指向性が単一指向性なので、マイクの後ろの音は拾いにくいです。
Windowsのサウンドレコーダーで録音したところ、ノートパソコンのタイプ音、静音マウスのクリック音は拾いませんでした。
コンデンサマイクのBlue Yeti BM400は広い範囲で周りの音を拾ってしまったので、マランツプロ M4Uの感度は低いことがわかります。
意外だったのはマイクから30cm程度離れているスピーカーからの音を拾わなかったことです。
もちろんボリュームを極端に大きくすると音を拾ってしまいますが、十分聞こえる程度の音量に調整すると音を拾いませんでした。
BGMを流しても音は拾いません。
音の大きい青軸のキーボードのタイプ音や、カチッと鳴るマウスのクリック音は拾ってしまいます。
マランツプロ M4U と Blue Yeti BM400 の録音データ
マランツプロ M4U と Blue Yeti BM400 の録音データです。
Blue Yeti BM400 はマイクでゲイン調整ができるので、最小と中間の2パターンを録音しました。
録音環境は次のようにしました。
- Window11のサウンドレコーダーで録音
- iPhoneでずんだもんの声を音量半分で再生
マランツプロ M4U 距離10cm
マランツプロ M4U 距離30cm
Blue Yeti BM400 (ゲイン最小) 距離10cm
Blue Yeti BM400 (ゲイン最小) 距離30cm
Blue Yeti BM400 (ゲイン中間) 距離10cm
音が大きいので注意してください。
Blue Yeti BM400 (ゲイン中間) 距離10cm
音が大きいので注意してください。
マランツプロ M4U と Blue Yeti BM400 の違い
音質だけで言えば、Blue Yeti BM400に軍配が上がります。
マイクから離れてもしっかりと音を拾います。
マランツプロ M4Uは、音質は劣りますがしっかりと音を拾えています。
マイクから離れると音を拾いにくくなります。
マランツプロ M4U で周りの音を拾わないセッティング
マイクの位置
マランツプロ M4Uの位置は、口元に近くなるようにキーボードやノートパソコンの前にします。
マイクと口の距離が10cmくらいになるように置きます。
マイクの高さをあごの位置くらいにすると邪魔にならないです。
スピーカーの位置
スピーカーを設置する場合は、マランツプロ M4Uとの距離を30cm以上離すと音をほぼ拾わなくなります。
極端に大きい音量の場合は音を拾ってしまうので注意してください。
サウンドプロパティ
サウンドプロパティの入力音量は100で設定しています。
マランツプロ M4U をより快適に使うアイテム
マランツプロ M4Uにはマイクスタンドが付属していますが、使い勝手があまりよくありません。
マイクアームやマイクスタンドを別途揃えると、使い勝手がより快適になります。
マイクアーム
マイクアームはデスクのスペースが広くなり、さらに口元にマイクを近づけやすいのでおすすめですよ。
マイクスタンド
マイクスタンドは高さの調整がしやすいものをおすすめします。
マランツプロ M4U のまとめ
マランツプロ M4U のおすすめ度
商品名 | マランツプロ(Marantz Professional) M4U |
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おすすめ度 | |
使用期間 | 2022年10月~ 2年0ヶ月(使用中) ※ 2024年10月12日時点 |