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ロジクール MX Master 3S をレビュー!横スクロール&高速スクロール【MX2300】

4.5
ロジクール MX Master 3S をレビュー!横スクロール&高速スクロール【MX2300】 ガジェットレビュー
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ロジクール MX Master 3Sは、実売価格が約15,000円のハイエンドマウスです。
マウスとしては高価格ながら、Amazonランキングや価格.comのランキングで常に上位に位置しています。

何故にロジクール MX Master 3Sは売れ続けているのか?
実際に購入して使用するとその理由が少し分かった気がします。

私は横スクロールできる点が気になり、前モデルのMX MASTER3から購入しましたが、マウスそのものの完成度が高く、とにかく扱いやすいと感じました。
Excelや画像編集ソフトで横スクロールができるのは想像以上に便利なのです。

加えて専用ソフト「Logi Options+」での多彩なカスタマイズ性も魅力です。
例えば、ブラウザを使用している時は横スクロールをタブ切り替えに割当てることも可能です。

今回は前モデルからさらに進化したロジクール MX Master 3Sをレビューしていきます。

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ロジクール MX Master 3S の外観・概要

外観

ロジクール MX Master 3Sの外観(形状)は、前モデルのMX Master 3と全く同じです。
特徴的な膨らみも健在です。

左がMX Master 3 ブラック(MX2200sBK)、右がMX Master 3S グラファイト(MX2300GR)。形状は全く同じ。
左がMX Master 3 ブラック(MX2200sBK)、右がMX Master 3S グラファイト(MX2300GR)。形状は全く同じ。

左がMX Master 3(ブラック)、右がMX Master 3S(グラファイト)です。
ある意味完成された形とも言えますが、「3」から「3S」のマイナーチェンジ版とも捉えられます。

本体がラバー素材で覆われているのも同様で、ややホコリが付きやすいです。
ラバー素材は質感が良いものの、経年劣化による加水分解は気になるところですね。

MX Master 3Sの本体カラーはグラファイトペイルグレーの2色です。
さらにMX Master 3S for Macにはスペースグレーペイルグレーの2色があります。

前のモデルはグラファイトとミッドグレー、ブラックの3色、さらにfor Macにはスペースグレーの1色があります。

前モデルのMX Master 3 (ブラック)と並べると、MX Master 3S (グラファイト)はほぼグレーです

サイズ(全長・高さ)

MX Master 3Sの全長(長さ)は124.9mm。
前モデルのMX Master 3と同じ長さです。
第一印象では大きいと感じたものの、実は一般的なマウスの全長とあまり変わりません。

大きく感じる要因はマウスの高さです。
私が所有しているロジクール G402の高さが41mm。
同じくRazer DEATHADDER CHROMAの高さが44mmです。
それに対してMX Master 3Sは51mmとかなり高さがあるのが分かります。

左がG402、中央がMX MASTER3S、右がRazer DEATHADDER CHROMA。
左がG402、中央がMX Master 3S、右がRazer DEATHADDER CHROMA。
項目G402MX Master 3SDEATHADDER CHROMA
高さ41mm51mm44mm

サムホイール(サイドホイール)の分だけ高くなりますが、握り心地・持ち心地が悪いかと言うとそうではありません。
逆に手のひらが程よく曲がり、心地よい握り心地を得られます。

重量

重量は141gです。
重量も前モデルのMX Master 3と同じです。
バッテリーがあるので有線マウスと比べると重めです。

意見が分かれそうな重量ですが、私は気にならないです。
比較的重めのマウスが好みであり、浅く握るつまみ持ちに近いホールドをするのでマウスをあまり動かしません。
がっちりとホールドするかぶせ持ちに近い人は重量が気になるかもしれません。

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ロジクール MX Master 3S の特徴

静音クリックボタン

左クリックと右クリックは静音仕様です。
写真では違いは判りませんが、MX Master 3からの変更点の1つです。

MX Master 3Sのクリックは静音仕様。3からの変更点の1つ。
MX Master 3Sのクリックは静音仕様。3からの変更点の1つ。

このクリック感が個人的には至高と感じます。
一般的に安価な静音マウスに多いのは、クリック音がペコペコとして、ゴムを押したような反発があるクリック感です。

MAX Master 3Sはクリックしても反発をあまり感じず、心地よいクリック感を得ることができます。

ホイール(MagSpeed電磁気スクロール)

MX Master 3Sのホイールは前モデルと同様のMagSpeed電磁気スクロール
ホイールのスクロールにはモードが2つあり、ホイールの下のボタンで切り替えることができます。

MX Master 3Sのホイールは前モデルと同様のMagSpeed電磁気スクロール。
MX Master 3Sのホイールは前モデルと同様のMagSpeed電磁気スクロール。

1つ目は指でクリクリする時にホイールに引っかかりがあるモード
指ではじくように高速回転させるとスムーズスクロールの状態になり、ホイールが回り続けます。

2つ目はホイールを回転させるときに引っかかりがないスムーズスクロールのモードです。

少し話が逸れますが、10年位前にM555bというマウスがありました。
M555bはホイールを押し込むことで引っかかりのあるスクロールと、スムーズスクロールを機械的に切り替えることができました。
MagSpeed電磁気スクロールを初めて体感した時は、スクロールのモードを電気的に切り替えられるようになったのに驚いたのを思い出しました。

サムホイール(サイドホイール)

サムホイール(サイドホイール)は、メインのホイールとは異なり回転が重いタイプです。
勢いをつけて回すことはできません。
サムホイールにクリクリ感はなく、スムーズに回転するタイプのホイールになっています。

サムホイールは回転が重いタイプ。
サムホイールは回転が重いタイプ。

パソコンの操作では横スクロールを含む横の動きは少ないので、操作性や正確性を考えると最適解と感じました。

ジェスチャーボタン

親指のところにあるのがジェスチャーボタンです。
ジェスチャーボタンを押しながら上下左右に動かすかクリックをすると、登録していたアクションが作動します。

MX Master 3Sの特徴の1つ、ジェスチャーボタン。
MX Master 3Sの特徴の1つ、ジェスチャーボタン。

私はジェスチャーボタンはやや押しにくいと感じたので、ジェスチャーは登録せずにスクリーンショットを登録しています。

接続方式はBluetoothとLogi Bolt

底面には電源スイッチと、ペアリングを切り替えるボタンが付いています。

MX MASTER3Sの底面。電源スイッチとペアリングボタンがある。
MX MASTER3Sの底面。電源スイッチとペアリングボタンがある。

ペアリングする方法は一般的な長押しです。
ボタンを押しすと、1、2、3とチャネルが切り替わり、長押しすると点灯している番号のチャネルでペアリングモードになります。

1と2はBluetooth、3はLogi Boltでの接続です。
MX MASTER3は、3がBolt接続ではなくUnyfing接続です。

8,000DPI

MX MASTER3SのDPIは最大8,000DPIとかなりの高解像度です。
前モデルのMX MASTER3が4,000DPIだったので2倍になっています。

DPIが高いとマウスカーソルの移動距離が長くなるので、マウスカーソルが高速で動くことが体感できます。

液晶ディスプレイ等の環境によっても異なりますが、オフィス用途や事務用途では一般的に800~1,600DPIで十分と言われています。
8,000DPIで使うケースは限定的ですが、DPIが高いマウスはマウスカーソルの動きが精密・滑らかなのでカーソルが飛ぶことが皆無です。

DPIとは

DPIについて簡単に補足すると、DPIはDots Per Inchの略でマウスを1インチ(2.54cm)動かした時のマウスカーソルが移動するドット数(ピクセル)を意味します。

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MX Master 3 との違い

前モデルのMX Master 3との違いをまとめました。

項目MX Master 3SMX Master 3
本体カラーグラファイト
ペイルグレー
グラファイト
ミッドグレー
ブラック
左右クリック静音仕様クリック音あり
最大DPI8,000DPI4,000DPI
接続方式Bluetooth ×2
Logi Bolt ×1
Bluetooth ×2
Unyfing ×1
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専用ソフト Logi Options+

ロジクール MX Master 3Sのもう1つの魅力、専用ソフト「Logi Options+」について少しだけ触れます。
Logi Options+で多彩なカスタマイズができる点も、MX MASTER3Sの魅力の1つです。

ボタンのカスタマイズ

ボタンでは6個のボタンにそれぞれ好きな機能を設定することができます。

ジェスチャーにはあらかじめプリセットが登録されているので、プリセットを選択するだけで設定ができます。
もちろん、自分で好きな機能を登録することもできます。

ボタンのカスタマイズはアプリケーションごとに設定することもできます。
例えばChromeを使ったブラウジングと、Excelや画像編集ソフトでボタンの機能を別にすることが可能です。

ポインタ速度(DPI)とホイールのスクロール方向の設定

ポイントとスクロールではポインタ速度(DPI)とホイールのスクロール方向を設定できます。

私の場合は、サムホイールのスクロール方向を反転、速度を65%に調整しました。

ペアリング先の確認

EASY-SWITCHではペアリング設定している内容を確認できます。

Logicool Flow で別のパソコンと共有

Logicool Flowを設定すると、マウスカーソルを画面の端に移動することでペアリング先を別のパソコンを自動で切り替えることができます。
驚くことにクリップボードが共有でき、異なるパソコン間でテキストや画像、ファイルのコピーアンドペーストができるようになります。

機能の詳細はロジクールのページも掲載されています。

ファームウェアのアップデート

設定から簡単にファームウェアのアップデートができます。
設定をバックアップから復元することも可能です。

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ロジクール MX Master 3S のまとめ

  • クリック感が至高!
  • スクロールホイールの質感が良い!
  • サムホイール横スクロールができる!
  • 握りやすく質感が良い!
  • Logi Options+でキーのカスタマイズが多様にできる!
  • ジェスチャーボタンが押しにくい。
  • ホコリが付きやすい。
  • 加水分解が心配。
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ロジクール MX MASTER3S のおすすめ度

商品名ロジクール Master 3S
おすすめ度
4.5
使用期間2025年1月~ 0ヶ月(使用中)
※ 2025年1月8日時点
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