iOS(iPhone)の探すアプリで使える格安スマートタグのMiLi LifeTagをレビューします。
スマートタグやエアタグと呼ばれるこの手の製品は多数ありますが、MiLi LifeTagの価格に惹かれて購入してみました。
「Buletoothがつながらない」「電池がすぐに切れた」といったレビューや口コミもありますが、その一方で普通に使えるとの声も多数あります。
結論からお伝えするとMiLi LifeTagは普通に使えました。
電池の持ちは数ヶ月は使わないと正確にはわかりませんが、3日目の時点では減っている様子はありません。
スマートタグ・エアタグを試してみたい人におすすめできる一品です。
MiLi LifeTagを実際に使ってみた感想を含めレビューしていきます。


MiLi LifeTag の概要
仕様
MiLi LifeTagの主な仕様は以下の通り。
製品 | MiLi LifeTag |
対応OS | iOS |
UWB | × |
Bluetooth通信距離 | 屋内(自宅内):10~15m程度 見通しの良い屋内・屋外:30m程度 ※実測値 |
防塵・防水 | IPX67 |
電池 | 6~8ヶ月 |
大きさ | 直径38.4mm / 厚さ8.9mm ※実測値 |
MiLi LifeTagの値段が安い理由の1つUWBに非対応だからです。
UWBというのはUltra Wide Bandの略で、日本語にすると「超広帯域無線通信」です。
UWBがあると「正確な場所を見つける」機能が使え、タグまでの方向と距離を教えてくれます。
低価格帯のスマートタグはUWBに非対応なものが多いです。
近くにあるのに見つからない時は音を鳴らして探します。
Bluetoothの通信距離は明示されていなかったので実際に計測してみました。
木造一軒家の自宅内では10~15m程度、見通しの良い屋外では30mほどでした。
パッケージ
パッケージは至ってシンプル。
「Apple Find My」の記載と今回は3個入りを購入したので「3 Pack」の記載があります。

本体
MiLi LifeTagの本体とケースです。
ロゴは好き嫌いが分れそうですが、さほど目立つものではありません。
ケースも3個付いてきました。

LifeTagを付属のケースに入れるとこんな感じになります。
鍵やバッグに付けやすいです。

LifeTag本体のサイズを計ってみました。
直径は38.4mm。

LifeTagの厚さは8.9mmです。

付属品
MiLi LifeTagの本体とケースが3つずつ。
他にはマニュアル、アプリストアのQRコードが印刷されたカード、交換用の電池が1個付いてきました。

MiLi LifeTag を使ってみる
MiLi LifeTagをiPhoneと接続する
MiLi LifeTagを使用するために、まずはiPhoneと接続します。
LifeTagのロゴの面を長押しすると「ピロピロピロピロリーン」と電子音がしてペアリングモードになります。
続いてiPhoneで「探すアプリ」を開きます。
「その他の対応している持ち物」をタップするとLifeTagが表示されました。
後は画面の指示に従っていきます。

自身のApple IDに紐付けることを同意して設定は完了です。
レビューや口コミにあった不具合はなく、スムーズに設定できました。

個体差があるかもと思い、念のため3つとも設定しましたがどれも問題なく設定できました。
「手元から離れた時に通知」をオンにしておけば、LifeTagとの距離が離れた時に通知がされ、置き忘れ防止に役立ちます。
位置情報は正確?
LifeTagを持ち歩いている時にiPhoneも持っていれば、「自分が所持中」と表示されます。
位置情報は随時更新されました。
LifeTagを落とした場合は、最後の位置情報と「何分前」などと時間を表示してくれます。
最後の位置情報は落としたであろう場所ですね。
位置情報は付近にiPhoneユーザーがいればその位置情報に更新されていく仕組みです。
その仕組み上、ドンピシャで場所がわかるわけではありませんが、位置情報はほぼほぼ正確と言っていいでしょう。
地下の場合は?
注意したいのは地下鉄や地下街です。
地下鉄で試してみましたが、位置情報が正確ではありません。
駅によっては近しい場所が表示されることもありますが、走行中だととんでもない場所が表示されることもあります。
この問題はポケモンGOやドラクエウォークなどの位置情報ゲームでも同じことが起きるので、LifeTagどうこうではなく、スマートタグ・エアタグ全般の課題と言えます。
探すアプリでとんでもない場所が表示された場合は、自身の行動を踏まえれば地下鉄だと目星をつけることはできそうです。
音量
最後に音量です。
探すアプリの「サウンドを再生」からLifeTagに音を鳴らせることができます。
「この辺にあるはずだけど見つからない」「どこにしまったかわからない」時に役立ちます。
「ピ、ピ、ピ、ピ」と1秒くらいの感覚で約12秒ほどなりました。
音は段々と大きくなります。
LifeTagの音量は、デジタル式の腕時計・目覚まし時計のアラーム音と同じくらいの音量です。
室内であればすぐにわかりそうな音量ですが、街中や騒がしい場所ではかなり近くにいないと聞き取れないと思います。
MiLi LifeTag のまとめ
MiLi LifeTagは安価なスマートタグです。
ケースが付属しているスマートタグは少ないので有力な選択肢の1つです。
その反面、安価ゆえにUWBには対応していない点は割り切らなければいけません。
音量は街中や雑踏の中で鳴らすにはやや心許ないですが、他人の迷惑を考えれば妥当な音量とも言えます。
LifeTagは置き忘れ防止の目的で使うのが最適解で、物を頻繁に落とす・なくす人にはUWB対応のスマートタグがおすすめです。
私も使い始めてすぐに、うっかり財布を会社の引き出しに置き忘れたのですが、場所がすぐにわかりとても役立ちました。
MiLi LifeTag のおすすめ度
商品名 | MiLi LifeTag |
---|---|
おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年6月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年6月14日時点 |