本記事では楽天ふるさと納税のおすすめの返礼品と、その自治体の紹介もしています。
ふるさと納税は返礼品の内容で選ぶことが多いですが、自治体を知るとことで思い入れが生まれることもあります。
ひょっとしたら旅行で行ってみたいとも思うかもしれません。
ふるさと納税を実施している自治体は多数あるので紹介できる自治体はごくごく少数です。
少しでも各自治体の特徴を知ってもらい、ふるさと納税選びの参考にしてもらえれば嬉しいです。
北海道 別海町
北海道別海町の特色
北海道別海町は、楽天ふるさと納税の返礼品ランキングでも人気の地方自治体です。
私も訪れたことがあり個人的に思い入れもあります。
別海町は北海道の東端に位置し、有名なのは日本最大の砂嘴(さし)である野付半島です。
野付半島は北方領土の国後島を望むことができる半島で、秋鮭・いくらやホタテの漁も盛んな地域です。
市区町村の面積としては日本で10番目の自治体で内陸では酪農や畜産も行われています。
生乳の生産量は日本一で、牛乳はもちろん、チーズやバターなどの乳製品の製造も盛んです。
肉牛の生産も行われおり別海牛としてブランド化されています。
北海道別海町のおすすめ返礼品
秋鮭
いくら ★特におすすめ
ホタテ
チーズケーキ ★特におすすめ
別海牛
牛タン
北海道 白糠町
北海道白糠町の特色
北海道白糠町は、2024年の寄付金額は211億円で実質1位の自治体です。(1位の宝塚市は病院立て替えの寄付が市民2名から合計254億あり、除外すると2,000万強になる。)
※総務省 ふるさと納税に関する現況調査等から
白糠町は釧路市の隣にありますが、釧路市が飛び地になっているため釧路市に挟まれるように位置する太平洋に面した自治体です。
白糠町は、漁業、酪農、林業などの一次産業に加え、かつては石炭産業も盛んでした。
石炭作業は石炭時代の終焉とともに衰退・壊滅し、復興策として釧路白糠工業団地を整備たことから、今では食品加工業の企業が数多くあり、返礼品では水産加工品が人気です。
かつては、ししゃも、鮭、ホタテ、柳だこ、つぶ貝などが有名でしたが、近年ではブリの漁獲量が急増しており「極寒ブリ」としてブランド化しています。
逆にししゃもや鮭は漁獲量が激減しています。
また、紫蘇焼酎の鍛高譚(たんたかたん)は白糠町が発祥の地で、今でも白糠町の紫蘇を使用して製造されています。
北海道白糠町のおすすめ返礼品
エンペラーサーモン ★特におすすめ
いくら
ホタテ ★特におすすめ
つぶ貝
鍛高譚(紫蘇焼酎)
北海道札幌市
北海道札幌市の特色
北海道札幌市は、ふるさと納税の収支がマイナスになっている自治体の1つです。
2025年は、約100億円の住民税が控除される一方で前年の寄付額は40億弱となっており、収支は-60億円です。
※総務省 ふるさと納税に関する現況調査等から
私も旅行で行ったことがありますが、北海道産のものは多数集まる一方で、確かに札幌の地物・特産物はピンとこないかもしれません。
実際に白い恋人は北広島市の返礼品、サッポロビールは静岡県焼津市や大分県日田市の返礼品、LeTAO(ルタオ)は小樽市と千歳市の返礼品になっていて、札幌市は空白地帯です。
それでも2023年からは大きく寄付額が増えていて、楽天ふるさと納税の返礼品ランキングに入る商品も出てきました。
水産加工品のバナメイエビのむき身や銀だらが人気です。
北海道札幌市のおすすめ返礼品
バナメイエビ ★特におすすめ
銀だら
静岡県焼津市
静岡県焼津市の特色
静岡県焼津市(やいづし)は、楽天ふるさと納税の返礼品ランキングでも、特にネギトロが人気の地方自治体です。
太平洋に面した焼津漁港は遠洋漁業の基地として発展し、マグロやカツオの水揚げ量は日本トップクラスです。
特にミナミマグロが有名で、メバチマグロ・キハダマグロ等を使用したネギトロも有名です。
またマグロやカツオを主原料としたツナ缶の製造も有名で、いなば食品やはごろもフーズの工場もあります。
静岡県焼津市のおすすめ返礼品
天然まぐろたたき
天然まぐろ ねぎとろ ★特におすすめ
大阪府泉佐野市
大阪府泉佐野市の特色
大阪府泉佐野市は、「ふるさと納税のまち」を自負する地方自治体です。
2024年の寄付金額は181億円で実質2位です。(1位の宝塚市は病院立て替えの寄付が市民2名から合計254億あり、除外すると2,000万強になる。)
※総務省 ふるさと納税に関する現況調査等から
泉佐野市は、Amazonギフト券を返礼品にしたり、豪華な返礼品などで総務省と揉めてきた歴史があります。
というのも、かつて泉佐野市は35億円の累積赤字を記録し「財政非常事態宣言」を出すほどの状況でした。
赤字解消・財政健全化を達成するために、ふるさと納税を手段の1つとして活用したわけです。
結果的にふるさと納税の返礼品は地場産品に限定されたので、泉佐野市は「泉佐野市新たな地場産品をつくる条例」を定めます。
ふるさと納税の寄付金を原資とした事業補助金を企業・団体に出し、新しい地場産品(返礼品)の開発を積極的に進めてきました。
そのため泉佐野市には返礼品が多数あり特に食品が人気です。
そもそもの地場産業としては泉州タオルが有名です。