EMEETのWebカメラ C950 のレビューです。
低価格ながら自動光補正が付いていて、在宅勤務や自宅でのテレビ会議に最適なWebカメラです。
C955 との違いを中心にレビューしていきます。
なおレビューに使用しているC950は2024年11月に購入したもの、C955は2023年7月に購入したものです。
ポチップ
EMEET C950 と C955 のスペック
スペック表
| 項目 | C950 | C955 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2021年11月24日 | 2022年9月以前 |
| 解像度 | 1080p/30fps 720p/30fps | 1080p/30fps 720p/30fps |
| フォーカスタイプ | 固定フォーカス | 固定フォーカス |
| 視野角 | 70° | 70° |
| 自動光補正 | あり | あり |
| マイク | ノイズキャンセリング | ノイズキャンセリング |
| マイクの指向性 | 全指向性（無指向性） | 全指向（無指向性） |
| 自動プライバシー保護※ | 現行販売品はなし | 記載なし |
※「自動プライバシー保護」については後述します
発売日
EMEET C950の日本での発売日は2021年11月24日です。
C955は調べたのですが情報がなく、2022年9月以前ということだけ判明しました。
C950とC955は同時発売ではないので、C955はC950の後継モデルとして発売されたと推測されます。
ただ、C955は不遇されており、EMEETジャパン
の公式サイトならびにemeet.comでもその存在を確認することができません。
またC955は、EMEET Japanの公式サイト、AmazonAmazonでは購入することができず、楽天市場店でのみ購入が可能です。
C955は何らかの理由で継続販売ができなくなってしまい、C950を販売し続けているようです。
ポチップ
EMEET C950 と C955 のスペック上の違い
EMEET C950 と C955 にはスペック上の違いはありません。
解像度、fps、視野角、自動光補正、ノイズキャンセリング付きマイクと全く同じスペックです。
自動プライバシー保護機能の有無
「自動プライバシー保護機能」というのは、カメラを倒すとカメラもマイクも自動でオフになる機能です。
C950が発売された当初は機能があったようですが、2024年11月に購入したEMEET C950には自動プライバシー保護機能が付いていませんでした。
2023年7月に購入したC955には自動プライバシー保護機能が付いていました。
ただし、ページ上には記載がないのでC955の現行品に同機能が付いているかどうかは定かではありません。
2024年11月に購入したC950には自動プライバシー保護機能が付いていませんでした。
2023年7月に購入したC955には自動プライバシー機能が付いています。現行販売品にも付いてるのかは気になるところ。
| 項目 | C950 | C955 |
|---|---|---|
| 購入日 | 2024年11月 | 2023年7月 |
| 自動プライバシー保護 | なし | あり |
EMEET C950 と C955 の画質の違い
EMEET C950 と C955 の画像をそれぞれ掲載します。
画像はGoogle meetの相手側のキャプチャです。
ほぼ同じ位置・環境で撮影したのですが、視野角に差があるようなので後述します。
色味・色合い
EMEET C950の方が自然な色合いですが、やや暗くぼやけた感じがします。
ややアップ気味に撮影する傾向があります。（視野角が狭い）
CEMEET 955は全体に明るく、シャープな印象です。
C950と同じ位置から撮影をしましたが比べてみると引いた映像であることが分かります。
EMEET C950 と C955 の画質の評価
| 項目 | C950 | C955 |
|---|---|---|
| 購入日 | 2024年11月 | 2023年7月 |
| 色の濃さ | ○ | △ |
| コントラスト | △ | ○ |
| 色合い | ○ | △ |
| シャープネス | △ | ○ |
いずれの機種も、EMEET LINK というソフトである程度の色合いは調整できますよ。
EMEET C950 と C955 の視野角の違い
画質の比較のために撮影した画像を見て気付いたのですが、EMEET C950 と C955 には視野角が異なるようです。
垂直方向・水平方向ともに差があります。
あくまで素人計測なのであくまで目安としてください。
| 項目 | C950 | C955 |
|---|---|---|
| 購入日 | 2024年11月 | 2023年7月 |
| 水平画角（公表値） | 70° | 70° |
| 水平画角（計測値） | 70° | 75° |
| 垂直画角（公表値） | 記載なし | 記載なし |
| 垂直画角（計測値） | 40° | 45° |
EMEET C950 と C955 で同じ位置から撮影した場合、C955の方がより広い範囲を映します。
逆に言うと、C950の方が狭い範囲になるので、その分アップ（寄った）映像になります。
なるべく背景を映したくない場合は、視野角の狭いC950の方が良いです。
EMEET C950 と C955 のマイク性能の違い
EMEET C950 と C955 のマイクは、いずれもノイズキャンセリング機能付きで無指向性です。
無指向性というのはマイクの360度すべての方向の音を拾うという意味です。
周りの音を拾いやすい特性のため、在宅勤務やテレワーク時のテレビ会議には向いていないマイクです。
マイクを検証するにあたり、以下の環境で実施しました。
- カメラから約25cmの距離でiPhone 11から音声を再生
- 音声はずんだもんを使用し、再生ボリュームは半分の目盛り
- 録音はWindowsのサウンドレコーダーを使用
- 録音データをAKG K240 MKIIで視聴（DACは使用せずオンボードで再生）
EMEET C950 と C955 のいずれもノイズキャンセリング機能は付いていますが、キーボードのタイピング音や、室外の大きい騒音は拾ってしまったので過度な期待はしない方が良いです。
また無指向性なので拾う声は小さくなってしまう傾向があり、マイクからの距離が遠ければさらに小さくなってしまいます。
声は小さいながらもそれなりに拾えるので、1対1などの少人数のテレビ会議では使えそうです。
EMEET C950 のマイク性能（音声データあり）
まず EMEET C950 ですが、ホワイトノイズが高音で小さいのが特徴です。
テレビ会議では声が小さいのは致命的ですが、ホワイトノイズは気にならないレベルです。
EMEET C955 のマイク性能（音声データあり）
EMEET C955 は、低音のホワイトノイズが常にあります。
テレビ会議では声が小さいのは致命的な上、ホワイトノイズもあるので聞き取りにくいと感じるはずです。
EMEET C950 と C955 のスペック（実測値）
EMEET C950 と C955 の実測値版のスペック表は以下です。
あくまで私が持っているC950 と C955 で計測をした結果です。
C955は2023年7月に購入したものなので、現行品とは異なる場合がある点はご了承ください。
| 項目 | C950 | C955 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年11月 | 2023年7月 |
| 解像度 | 1080p/30fps 72p/30fps | 1080p/30fps 72p/30fps |
| フォーカスタイプ | 固定フォーカス | 固定フォーカス |
| 水平画角（実測値） | 70° | 75° |
| 垂直画角（実測値） | 40° | 45° |
| カメラの映り | 自然で暗め | シャープで明るめ |
| マイクの実用性 | あり（△） | なし（×） |
| ノイズキャンセリング | 検証できず | 検証できず |
| マイクの指向性 | 全指向性（無指向性） | 全指向性（無指向性） |
| 自動プライバシー保護※ | なし | あり |
EMEET C955 のまとめ
EMEET C955 と C950 で迷っている場合、マイクと映像の特徴で決めるのが良いです。
EMEET C955 と C950 は映像と音声でそれぞれ違いがありました。
マイクが必要で、カメラに自然な映りを求めるならC955です。
明るい映像、肌をきれいに見せたいならC950です。ただしマイクは実用的ではありません。
EMEET C955 のおすすめ度
| 商品名 | EMEET C950 |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 使用期間 | 2024年11月～ 1ヶ月未満（稼働中） ※ 2024年11月8日時点 |
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