AndroidとiOSの両方に対応したスマートタグ「Pebblebee」をレビューします。
Pebblebee(ペブルビー)はAndroidとiOSの両OSに対応しているほか、珍しい充電式のスマートタグです。
ボタン電池のスマートタグが多く、カード型は電池交換不可のスマートタグも多い中で、クリップ型・カード型・タグ型のいずれのモデルも充電式です。
ソースネクストからPebblebeeのタグ型を提供いただいたので、実際に使用してレビューしていきます。




Pebblebee(ペブルビー) の概要
仕様
Pebblebeeのクリップ型・カード型・タグ型の仕様をまとめました。
いずれのモデルもライトを搭載していて音と光で場所を知らせることができます。
多くのスマートタグは音だけでライトを備えているのは珍しいです。
防水レベルはIPX6で、豪雨やシャワーレベルの水圧であれば故障の可能性が低いです。
仮にPebblebeeを屋外で落としたしても、水没や水たまりに長時間浸らなければ問題ないレベルです。
自転車などに付けていて雨にさらされても問題ありません。
クリップ型 | カード型 | タグ型 | |
---|---|---|---|
対応OS | Android / iOS | ||
サイズ | 45×38×8.5mm | 54×85×2.8mm | 26×40×4.5mm |
重量 | 8g | 15g | 6.5g |
電池 | 充電式 最大12か月 | 充電式 最大18か月 | 充電式 最大8か月 |
防水 | IPX6 ※豪雨やシャワーレベルの水圧に有効 | ||
アラーム | 大音量のメロディーブザーとライト | ||
UWB | 非対応 |
注意点として、PebblebeeはAndoroidとiOSの両OSに対応していますが同時に使用することはできません。
iOSの探すアプリとAndroidのFind Hubの両方で探せるわけではなく、ペアリングしたデバイスのOSに限定されます。
iPhoneとペアリングした場合は探すアプリでのみ、Androidスマートフォンとペアリングした場合はFind Hubでのみ探すことができます。
パッケージ
パッケージは白基調で黄色と青がポイントに使われています。
どことなくGoogleっぽさがありますが、「Apple Find My」と「Work with Android」のマークが印刷されていて、iOSとAndroidの両OSで動作することが分かります。
右下には「RECHARGEABLE」と記載あり、バッテリーは充電式であることがしっかりと伝わってきます。

本体
Pebblebeeタグ型の本体は26×40×4.5mmでとても小さいです。
SDカードよりやや長く幅はほぼ同じで、厚さはSDカード2枚分くらいです。

表面はハチのキャラクターが刻印されているのが目立ちます。
上部の穴はスピーカー、下部の金属部分は充電端子です。
裏面には技適マークとPSEマークが印刷されています。

付属品
付属品は、本体のほか、シリコン製の本体用のケース、充電ケーブル、両面テープとカードです。
マニュアルは付属していません。
充電ケーブルは専用端子とType-Cの組み合わせです。

マニュアル類がない代わりにQRコードでのアクセスを促されます。
ただしカードとシールのQRコードの先は英語版です。

パッケージ裏面にあるQRコードから重要事項、利用方法を確認するようにとの案内があります。

Pebblebee(ペブルビー) を接続する
PebblebeeをiPhoneと接続する
Pebblebee(ペブルビー)はAndroidとiOSの両OSに対応しています。
まずは手持ちのiPhone 11と接続してみます。
- Pebblebeeを充電して、iPhoneのBluetoothを有効にしておく。
- iPhoneの「探す」アプリを起動する。
- 持ち物を探すの「+」から「その他の持ち物を追加」をタップする。
- 「持ち物を探索中」と表示されたらPebblebee本体を2回押す。
- Pebblebeeからビープ音が2回鳴る。

- 「探す」アプリに「Pebblebee Tag」と表示されるので「接続」をタップする。
- 持ち物の名称を設定して「続ける」をタップする。
- 「絵文字」を選択して「続ける」をタップする。(絵文字は地図に表示されるアイコン用です。)

- Apple Accountに関連付けられる旨を「同意」する。
- 地図に表示される。

接続は非常に簡単でした。
別のスマートタグを使用している「財布」と、今回設定した「ペブルビ―」が表示されました。
Pebblebeeを初期化する
続いてAndroidで使うためにiPhoneとの接続を解除します。
探すアプリで削除してから、Pebblebeeを初期化します。
- Pebblebee本体を3回押して、4回目を長押ししたまま待つ。
- ビープ音が3回鳴るので、3回目が鳴り終わる直前で長押しをやめる。
※3回目のビープ音はやや長いです。 - ビープ音が音階が下がりながら3回鳴ったら初期化は完了です。
PebblebeeをAndroidと接続する
初期化から30秒ほど待ってからAndroidと接続していきます。
Android端末はRedmi Pad SE 8.7を使用しました。
- Pebblebeeを充電して、AndroidのBluetoothを有効にしておく。
- Pebblebee本体を2回押す。
- Pebblebeeからビープ音が2回鳴る。
- Fast Pairの通知でPebblebeeが表示されるので「接続」をタップする。
- 「責任を持って使用する」の表示が出るので「同意して続行する」をタップする。
- Find Hubに追加している旨の表示がされ、しばらくすると完了する。

- Find Hubアプリを開く。
- Pebblebee Tagの名前で地図に表示される。
- アイコンを変更して完了。(変更しなくても良い。)

レビューを読んでいると接続できないケースが見受けられましたが、私の場合はスムーズに設定できました。
Androidはスマートフォンの機種が多く、さらに設定の自由度も高いのが特徴です。
レビューにある接続ができないケースは、Pebblebeeの問題というよりも端末側の設定との相性の問題だと思われます。
スマートタグは端末ではなく、Googleアカウントに紐付けられます。
もし接続が上手くできない場合は、別のAndoroid端末があれば別端末で設定した方が早いです。
Pebblebee(ペブルビー) タグ型を使ってみる
Pebblebee(ペブルビー) タグ型を取り付ける
Pebblebee(ペブルビー) に中でもタグ型は特に小さいです。
設定が無事にできたので財布の中に入れて使用してみました。
財布に入れるなら、コンパクトなタグ型かカード型がおすすめです。

タグ型に付属しているシリコンケースを使用すればキーホルダーに付けることができます。

直接両面テープで自転車などにも張り付けることもできます。
写真はスマホコントローラーのBACKBONE Oneに取り付けたところです。

Pebblebeeのタグ型は小型ゆえに汎用性がとても高いです。
位置情報は正確?
iOSでもAndroidでも位置情報はほぼ正確と言えます。
ちなみに私がオフィスや出先でPebblebeeを設置して実験をしたところ位置情報は正確でした。

「ほぼ」というのは、Pebblebeeが直接GPS等で場所を教えてくれるわけではなく、付近のスマートフォン経由で場所を特定するため人通りの多さも影響します。
これはPebblebeeに限らず、すべてのスマートタグで共通です。
スマートタグの仕組み上、完璧な位置がわかるわけではない点は覚えておきましょう。
地下の場合はGPSが使えないので位置情報の精度が下がる点も留意しておきたい点です。
試しに地下鉄の後楽園駅でアプリを見たところ、範囲の円がとても広くなりました。

音の大きさ
音の大きさはデジタル式の腕時計・目覚まし時計のアラーム音と同じくらいです。
もっと大きくても良いとは感じますが、他者のことを考えると妥当な大きさだと感じます。
音には特徴的な点があり、Pebblebeeの音の大きさは一律ですが音程に高低があり、ピーピーピピーピピッと鳥の鳴き声のようなリズムがあります。
街中や騒がしい場所の場合、特定の音がかき消されてしまう可能性があるので、アラーム音に工夫があるのは大きな利点です。
※下記にクリップ型が鳴っている様子と光っている様子の動画を載せています。音はタグ型も同じです。
光の強さ
光の強さはそこまで強いものではありませんが、夜道や暗い場所では大いに活躍すると感じました。

そもそもライトを搭載していないスマートタグも多いので、ライトがあるのはPebblebeeの大きな特徴の1つです。
光の強さであ選ぶのであれば、タグ型・カード型よりもクリップ型が良さそうです。

iOS「探す」とAndroid「Find Hub」の違い
Pebblebeeのレビューというよりも、iOS「探す」とAndroid「Find Hub」のレビューになってしまいますが、両者の違いを簡単にまとめておきます。
PebblebeeはiOSでもAndroidでも使えるので両OSを持っている人は参考にしてください。
iOS | Android | |
---|---|---|
アプリ | 探す | Find Hub |
スマートタグとの距離が離れたら通知する機能 | あり | なし |
iOS「探す」とAndroid「Find Hub」の大きな違いは3つ。
1つ目は当たり前ながら使用するアプリが違います。
2つ目はスマートタグとの距離が離れたら通知する機能の有無です。
iOSの「探す」にはスマートタグとiPhoneの距離が離れた時に通知する機能があります。
Androidの「Find Hub」にはこの通知機能がありません。
Pebblebee(ペブルビー) タグ型のまとめ
Pebblebeeの最大の特徴は、iOSとAndroidのどちらでも使える点にあります。
家族のスマートフォンがiPhoneとAndroid混在の場合、各OS対応のスマートタグをそれぞれ購入しなくても、Pebblebeeであれば使い回しができます。
iPhoneからAndroidに、あるいはAndroidからiPhoneに機種変更しても、Pebblebeeを設定しなおして使用することができます。
私はUWBにそこまで必要性を感じないのですが、UWBに非対応な点を気にする人は多いはずです。
AppleのAirTagと比べるとやはり機能的には劣ります。
AndroidではUWB対応のスマートタグが極めて少数(※)なため、待ちわびている人も多いのではないでしょうか。
そう考えるとUWB対応であれば、Pebblebeeの大きなアドバンテージになったことは容易に想像できます。
※2025年6月時点でmoto tagのみ。日本未発売です。
その一方で、スマートタグでは珍しい充電式のバッテリーを搭載しています。
カード型スマートタグでは使い捨ての製品が多い中、充電式は機能的にも環境面を考えても評価できます。
タグ型は小型で財布に入れたり、付属のケースを使用してキーホルダーに付けたり、直接貼り付けたりと汎用性が高い点が評価できます。
私は財布に付けていたキーホルダー型のスマートタグは外して、Pebblebeeのタグ型に切り替えました。
Pebblebee(ペブルビー) タグ型のおすすめ度
商品名 | Pebblebee(ペブルビー) タグ型 |
---|---|
おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年6月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年6月27日時点 |


