モニターアームのメリットは、スタンドがなくなることによりデスクを広く使える点です。
ガススプリング式のモニターアームにはモニターを動かしやすいメリットもあります。
モニターアームで有名なメーカーもあれば、値段も2,000円~数万円まで様々です。
ですがデザインや値段でモニターアームを選ぶとおそらく後悔します。
モニターアームを選ぶ時に重要なのは、設置する場所とモニターを頻繁に動かすか否かです。
本記事では、そんなモニターアームの選び方を説明しています。
おすすめのモニターアームも掲載しているので、選ぶ時の参考にしてみてください。
モニターアームには壁に取り付けるタイプもありますが、賃貸であったり持ち家でも壁に固定するのは抵抗があるので、掲載しているモニターアームはクランプ式(デスクに固定するタイプ)から選びました。
シングルモニターの場合
シングルモニターの場合は、次のいずれかのケースが当てはまります。

それぞれのケース毎におすすめのモニターアームを紹介していきます。
【A】 モニターを壁際に設置したい
日本の住宅事情ではデスクが壁際に設置されているケースが多いので、モニターを壁際に設置したいという人は多いのではないでしょうか。

おすすめのシングルモニターのモニターアームは、シンプルな2軸タイプとアームが短いショートアームです。
2軸タイプ

2軸タイプは左右の首振りと上下のチルトしか動かせませんが安定感があるのが特徴です。
モニターの位置は支柱から約5cmほどパーツの分だけ前に出ます。
ショートアーム

ショートアームはアーム部分が短いタイプです。
アームを前後に動かすことができるので、支柱ぎりぎりにモニターの位置を動かすことができます。
【B】 デスクに壁との距離がある
ケースとしては少ないかもしれませんが、デスクと壁に20cm以上の距離がある場合は選択肢が広がります。

注意したいのは、デスクと壁の間にモニターを浮かせるように設置するのはおすすめしません。
クランプは後方の負荷に弱いので、モニターを浮かせたい場合はデスクの側面にクランプするなど工夫する必要があります。
2軸タイプ

2軸タイプは左右の首振りと上下のチルトしか動かせませんが安定感があるのが特徴です。
モニターの位置は支柱から約5cmほどパーツの分だけ前に出ます。
ショートアーム

ショートアームはアーム部分が短いタイプです。
アームを前後に動かすことができるので、支柱ぎりぎりにモニターの位置を動かすことができます。
ロングアーム

ロングアームはアーム部分が長いタイプです。
アームを広く動かすことができるのでモニターの位置の自由度が増す反面、やや安定性に欠けます。
モニターを宙に浮かせるように設置したい場合は、デスクの側面にクランプして使いましょう。
【C】 モニターを頻繁に動かしたい
モニターの位置を頻繁に動かしたい場合は、軽い力で動かせるガススプリング式がおすすめです。

ガススプリング式ではありませんが、独自技術を採用したERGOTRON(エルゴトロン) LXもおすすめです。
ガススプリング式

ガスの力で軽い力で動かせるのがガススプリング式の特徴です。
紹介しているPixio PS1S Waveはカラーバリエーションが豊富で、モニターの色と合わせやすいです。
ERGOTRON(エルゴトロン) LX

ERGOTRON(エルゴトロン) LXは、モニターアームの高級機です。
値段は張りますが製品精度が高く、評価やレビューも高評価で多くの支持を集めています。
デュアルモニター
デュアルモニターの場合は、2つのモニターを並列で並べるか、1つをサブモニターのように斜めに配置するパターンが多いです。

それぞれのケース毎におすすめのモニターアームを紹介していきます。
【A】 壁際に設置したい(並列)
デュアルモニターの場合も、日本の住宅事情ではデスクが壁際に設置されているケースが多いので、モニターを壁際に設置したいという人は多いのではないでしょうか。

デュアルモニター用のモニターアームだと、アームが邪魔で壁際に寄せられない事が多いです。
モニターを壁際に設置する場合はモニターアームを2つ使用するのがおすすめです。
2軸タイプ+2軸タイプ

2軸タイプは左右の首振りと上下のチルトしか動かせませんが安定感があるのが特徴です。
左右に45度ずつ動かせるモニターアームが多いので、多少の角度であれば付けられます。
ショートアーム+ショートアーム

より壁際に近付けたいのであればショートアームのモニターアームを2つ使用するのがおすすめです。
アームを前後に動かすことができるので、支柱ぎりぎりにモニターの位置を動かすことができます。
【A】 壁際に設置したい(サブモニター)
デュアルモニターで、1つのモニターをサブモニターとして使用するケースも多いのではないでしょうか。

デスクが壁際にあり、サブモニターとして使用する場合もモニターアームを2つ使用するのがおすすめです。
2軸タイプ+ショートアーム


デュアルモニターで1つをサブモニターとして配置するなら、2軸タイプとショートアームを組み合わせて使用するのがおすすめです。
より壁際に近付けたいのであればショートアームのモニターアームを2つ使用します。
【B】 デスクに壁との距離がある
デュアルモニターでデスクに壁との距離がある場合は自由度が高いです。

アームを曲げて壁側に飛び出ても余裕があるので、デュアルモニター用のモニターアームがおすすめです。
デュアルモニター用(4軸)

デュアルモニターでデスクと壁に20cm以上の距離がある場合は、デュアルモニター用のモニターアームを使うと高さを合わせやすくおすすめです。
【C】 頻繁に動かしたい
デュアルモニターでモニターを頻繁に動かす場合は、軽い力で動かせるガススプリング式がおすすめです。

独自技術を採用したERGOTRON(エルゴトロン) LXのデュアルモニター用もおすすめです。
ガススプリング式

モニターを頻繁に動かす場合はガススプリング式がおすすめです。
ガススプリング式のデュアルモニター用を使用すればクランプも1か所で済みます。
ERGOTRON(エルゴトロン) LX

ERGOTRON(エルゴトロン) LXには、デュアルモニター用のタイプもあります。
モニターを左右に並べるモデルのほか、上下に並べるモデルもあります。
値段は張りますが製品精度が高く、評価やレビューも高評価で多くの支持を集めています。
トリプルモニター
トリプルモニターの場合は、デュアルモニター用のモニターアームにシングルを組み合わせたり、シングルを3つ使用するのもありですが位置調整がかなり難しいのが現実です。

位置調整ができたとしても3本の支柱が気になったり、支柱の位置が絶妙に邪魔なこともあるので、トリプルモニター用のモニターアームを購入することをおすすめします。
【A】 位置固定
トリプルモニターでモニターの位置を固定で使用する場合は、ロングアームに2軸タイプが付いたモニターアームがおすすめです。

もちろんガススプリング式のモニターアームを選んでも問題ありません。
ロングアーム(4軸)+2軸タイプ

トリプルモニターでモニターの位置を固定にするのであれば、2軸タイプとロングアームを組み合わせたタイプが低価格でおすすめです。
クランプやアームにかなりの負荷がかかるので支柱の高さが低いものが多く、耐荷重にも注意してください。
【B】 頻繁に動かしたい
トリプルディスプレイでモニターを頻繁に動かしたい場合は軽い力で動かせるガススプリング式がおすすめです。

中央のモニターはほぼ動かせないので、すべてのモニターを自由に動かしたい場合はガススプリング式のモニターアームを3つ使用するなど工夫が必要です。
ERGOTRON(エルゴトロン) にする場合は、デュアルモニター用とシングルモニター用、あるいはシングルモニター用を3台使用します。
ガススプリング式

Bauhutte(バウヒュッテ)は日本のゲーミング家具ブランドで、ゲーミングデスクやチェアなども展開しています。
ロングアームですが作りがしっかりしてガタが少ないです。
支柱の高さもあるのでモニターを上下の配置にすることもできます。
ERGOTRON(エルゴトロン) LX


ERGOTRON(エルゴトロン)には、上下配置のトリプルモニター用のモニターアームがありますが、横並びにできるタイプはありません。
シングル用とデュアル用を組み合わせてトリプルディスプレイにします。
延長用アームを使用すれば1つの支柱でトリプルディスプレイにできそうですが、延長用アームはデュアルモニターでの使用は推奨されていないのでご注意ください。