今回はSOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンをレビューしていきます。
SOUNDPEATS CCは耳を塞がないタイプのイヤホンです。
ながら聴きイヤホンに良いのではないかと気になっていました。
個人的に気になっていたところに、SOUNDPEATSさんからレビューを書かないかとお声がけいただき、サンプルの提供がありました。
サンプル提供を受ける際に、私の好きに記事を書くことを条件にしています。
条件を快諾いただいたので、SOUNDPEATS CCの出来には絶対的な自信があることが伺えます。
果たしてSOUNDPEATS CCの使い心地はどうなのか?
音漏れはするのか?
ながら聴きに向いているのか?
早速レビューしていきます。

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2025年4月30日(水)23時59分まで

SOUNDPEATS CC パッケージ・付属品
パッケージ
まずはパッケージを簡潔に紹介します。
パッケージは白基調のシンプルなデザインです。
パッケージ前面の上部には、VGP2025 金賞とVGP2025 コスパ大賞のマークがあります。

VGPは1987年にスタートした歴史あるオーディオビジュアルの総合アワードです。
VGPの審査には評論家のほか、ビックカメラやヨドバシカメラ、イヤホン業界では有名なe☆イヤホンも参加しており、信ぴょう性が高く、権威あるアワードです。
裏面には技適マークがしっかり印刷されており、日本国内での使用も問題ありません。

付属品
本体のほか、付属品としてマニュアル、充電用のUSB Type-Cケーブル、PeatsAudioアプリの案内、PEATS君のステッカーが付いています。

SOUNDPEATS CC 本体
ケース
SOUNDPEATS CCのブラックのケースはプラスチック筐体ですが、塗装が多層構造になっていて高級感があります。
やや青みがかっておりラメ感もあります。
さらにクリアコーティングがしてあるようです。

やや指紋が目立ちますが、不思議と見た目ほどのツルツル感はなく、滑りやすい・落としやすいという感じはしません。
ケース正面にLEDランプとペアリング等に使う物理ボタンがあります。

充電時はLEDがゆっくりと点滅しま、充電残量に応じて色が変わります。
充電残量が20%未満だと赤、70%未満だと黄、100%未満だと緑で、満充電だと緑が点灯したままになります。
充電残量に応じて色が変わるのは珍しい機能ですが、わかりやすくて良いですね。
背面には充電用のUSB Type-Cのコネクタがあります。

ヒンジ部分にさりげなく「SOUNDPEATS」の刻印があるのもオシャレです。
イヤホン
イヤホン本体は、プラスチックとシリコンの構造になっています。
プラスチック部分はケースと同じ色・質感です。

耳にあたる部分はシリコン製、音が出る部分とおそらくはバッテリー部分であろう部分の外側がハードなプラスチック製です。
SOUNDPEATS CC とのBluetooth接続
ペアリング
ケースの蓋を開けてボタンを長押しするとLEDが白く点滅してペアリングモードになります。
ペアリングモードにしてデバイス側の設定を行います。

デバイス側(Androidスマホ)
デバイス名は「SOUNDPEATS PearlClip Pro」で、SOUNDPEATS CCの元のモデル名で表示されます。
接続方式はSBCかAACです。

Androidのスマホ使いとしては、GoogleのFast Pairに対応しているとポイントが高いのですが非対応。
とは言えBluetooth接続に関してはごくごく一般的なものなので困ることはありませんでした。
SOUNDPEATS CC の装着感
装着感
装着は耳に挟むだけです。
挟むだけと言っても最初は正直勝手がわからないので、それっぽくしたら良しとします。

普段カナル型を使用している私にはちょっと不思議な感覚です。
耳の穴を塞いでいないので、「これで音するの?」というのが正直な感想です。
装着後は耳に重みを感じますが、落ちそうな感じは全くしません。
時間経過とともに装着感も気にならなくなります。
耳掛け方式ではないので、メガネやマスクに干渉しないのは大きなメリットといえます。
ピアスとの干渉は?
耳たぶのピアスとは干渉しません。
トラガスやスナッグだとピアスの形状によっては干渉しそうなのでご注意を。
SOUNDPEATS CC の音質は?
ファーストインプレッション
SOUNDPEATS CCをペアリングして、装着したら早速使ってみます。
今までイヤーカフ型のイヤホンは使ったことがない私。
まずは聞いてみたいというのが人の性です。
再生!
・・・えっ!?
何これ、ちゃんと音するんですけど!
正直舐めてました。
音がするのは当たり前なのですが、音質には期待していなかったのでちょっとした感動体験を得られます。
詳細な感想は次に続きます。
音楽(ロック&ポップス / ハイテンポ)
私が音楽を聴くときは、FiiO UTWS5にTRI Starseaを組み合わせて使用しています。
音の評価の基準は、日常的に使用しているFiiO UTWS5+TRI Starseaになります。
購入価格で約2.5万円になるのでSOUNDPEATS CC(通常価格7,280円)との価格差は3倍以上です
第一印象は全然聞ける!
期待値が低かったのもありますが、想像以上にちゃんと聞けます。
感動を一通り味わったところで細かく聞いていきます。
音は軽くないです。むしろしっかり鳴っています。
装着方法から想像すると音が抜けてしまい軽く感じそうですが、しっかりと鳴らしてくれます。
低音のベースやドラムの音は鳴っていますが、ややパワー不足と感じます。
表現が難しいのですが、音がぼやけるのではなく出力が弱いです。
もっとズンズン感が欲しいと感じます。
高音はやや弱い印象です。
ハイアットやシンバルの音はぼやけてしまっています。
一方でボーカルは男性・女性ともに近くで聞こえるのでとても聞き取りやすく抜けもいいです。
ギターの中音やバイオリンの音もよく聞き取れるので中音域が強めな味付けです。
いわゆるドンシャリ感は弱め。
音楽(ロック&ポップス / スローテンポ)
動画視聴の後にある傾向に気づいたので、スローテンポで音が少な目な曲を数曲試聴しました。
ハイテンポな曲とは傾向が異なり、スローテンポは低音も高音もしっかり鳴ります。
12mmのDD型ドライバー1発の構成なので、音が重なった時の再現が弱いだけで、低音も高音も鳴らすパワーは持ち合わせているようです。
SOUNDPEATS CCはイコライザーの設定で自分好みの味付けにできるので後述します。
動画視聴
動画視聴では人の声が聞き取りやすいです。
男性の低い声もしっかりと聞き取れます。
ユーチューバーが話すタイプのYoutubeの動画視聴は問題ないですね。
意外だったのは、映画やアニメなどでしっかり迫力を感じること。
音楽の傾向から低音や効果音の表現に弱そうですが、しっかりと表現することができています。
アマプラなどのVODサービスの試聴も問題ありません。
SOUNDPEATS CCは、12mmのDD型ドライバー1発の構成なので、音が重なった場合の表現がぼやける反面、シンプルな音はしっかり鳴らせます。
イコライザーで調整
SOUNDPEATS CCのおおよその傾向が分かったところで、PeatsAudioアプリでイコライザー設定を行ってみます。
あらかじめ10パターンのイコライザーがプリセットされています。
なかなか出来の良いアプリで、イコライザー設定を変えることでSOUNDPEATS CCの味付けが大きく変わります。
私のおすすめは「ロック」。
先述の低音のパワー不足や高音のボケ感がある程度解消されました。

右:カスタムイコライザーの画面。
「読み上げ人声強化」というイコライザーもあり、Amazonのオーディオブック「Audible」などにおすすめです。
カスタムイコライザーの機能があるので、自分自身で好きなように調整することもできます。
ゲームモードとムービーモード
イコライザー以外では、「ゲームモード」と「ムービーモード」があります。
「ゲームモード」と「ムービーモード」は双方をオンにすることはできない排他仕様です。

「ムービーモード」は疑似的にサラウンド感を再現にします。
アマプラなどのVODの映画試聴に向いているモードです。
「ゲームモード」は0.06秒の低遅延モードです。
FPSや音ゲーなどに向いているモードです。
SOUNDPEATS CC の操作
基本操作
PeatsAudioアプリで、イヤホンをタッチする回数と長押しで最大8パターンのタッチコントロールを登録することができます。
タッチコントールを無効にすることもできます。
初期状態ではタッチ1回で音量調整(左が音量ダウン、右が音量アップ)。
2回タッチは左右いずれも再生と一時停止。
左の3回タッチはゲームモードのオンオフ。
右の3回タッチは音声アシスタント(私の場合はGeminiかAlexaの選択)の起動。
長押しが曲送りと曲戻しです(左が前のトラック、右が次のトラック)。
カスタムキー
PeatsAudioアプリで操作をカスタマイズすることが可能です。

右:割り当てることができる操作一覧。
割り当てることができる操作は、「再生/一時停止」「前のトラック」「次のトラック」「音量アップ」「音量ダウン」「ゲームモード」「音声アシスタント」のいずれかです。
私は1回タッチは誤動作があるので未定義にしました。
イヤホンのLRがわからない時は?
SOUNDPEATS CCをいじっていて困ったのがイヤホンのLRが分らない点です。
ケースにはLRのいずれかでしかはまらないだろうと思ったのですが、見事にLRに関係なくどちらでもはまります。
イヤホンをよく見てもLRの記載はありません。
マニュアルを見てみると、「左右のチャンネル自動適応」の一文があります。
ケースに入れて10秒待てばイヤホンの左右チャンネルの自動適応が完了しますとのこと。
要はイヤホンをケースに入れて10秒待てば、ケースの左のイヤホンがLチャンネルに、右のイヤホンがRチャンネルになります。
す、すごい、こんな機能は初めて聞きました。
SOUNDPEATS CC の音漏れは?
気になる音漏れの有無ですが、SOUNDPEATS CCの形状と装着方法的にどうしても音漏れはします。
音が出る部分は密閉されずに解放されます。

ただし音量によって音漏れの度合いは大きく変わります。
音漏れが気になる人は、イヤホンを机の上などに置いて先に音量を決めましょう。
机の上に置いて、音が聞こえない程度の音量であれば音漏れはほぼ皆無です。
SOUNDPEATS CCをながら聴きイヤホンとして使うのであれば、この音量で十分です。
音量を大きくし過ぎると周りの音がほぼ聞こえなくなります。
SOUNDPEATS CC の仕様・スペック
周波数応答帯域 | 20Hz~20KHz |
ドライバー | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
イヤホン1個の重量 | 約5g |
イヤホン1個の寸法 | 31.34×14.69×29.05mm |
充電ケースの重量 | 約47.34g |
充電ケースの寸法 | 72.21×24.15×45.53mm |
1回の充電でのバッテリー持続時間(※) | 6時間 |
充電ケース使用時のバッテリー持続時間(※) | 24時間 |
急速充電 | 対応:10分の急速充電で、最大2時間のリスニングが可能。 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC |
防水性能 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | AI ENC通話ノイズキャンセリング |
その他の主な機能 | 排水機能(連続して音を鳴らし、水がドライバーから排出されやすくなる) |
AI ENC通話ノイズキャンセリング搭載なので、SOUNDPEATS CCの使用中に電話や通話があっても安心して応答できます。
※ENCは発信音声から雑音を除去する機能です
SOUNDPEATS CC のまとめ
SOUNDPEATS CCは本体が小さいので誤操作があります。
1回タッチを未定義にする、タッチコントロールを無効にする対策方法があるので、ユーザーや利用シーンをきちんと考えて設計されているとも言えます。
イヤホンの左右がわからなくなったらケースに戻す必要がありますが、頻繁に発生するようなら目印を付けるのもありですね。
装着中でもイヤホン側で位置を感知して左右を修正してくれると神機能で素晴らしいと思います。
SOUNDPEATS CCは、周囲の音を聞きながら作業をしたい時、運動をする時のながら聴きイヤホンとしての最適解になりえます。
耳を塞がないので寝ホンとしても使用すれば、装着したまま眠ってしまっても目覚ましの音がばっちり聞こえますよ。
SOUNDPEATS CC のおすすめ度
商品名 | SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン |
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おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年4月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年4月14日時点 |
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2025年4月30日(水)23時59分まで
