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VOLTME Revo 100 Proをレビュー:100W出力PD充電器

4.0
VOLTME Revo 100 Proをレビュー:100W出力PD充電器 レビュー記事
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最大100W出力のPD充電器「VOLTME Revo 100 Pro」をレビューしていきます。
VOLTME Revo 100 Proは、USB Type-Cが3ポートType-Aが1ポートの合計4ポートのPD充電器です。

今回はVOLTME(ボルトミー)さんからレビューを書かないかとお声がけいただき、サンプルとして「VOLTME Revo 100 Pro」と「PowerLink YOYO 巻き取り式ケーブル(100W)」を提供いただきました。
私の好きに記事を書くことを快諾いただいたので、忖度なしでVOLTME Revo 100 Proをレビューします。

果たしてVOLTME Revo 100 Proの使い心地はどうなのか?
スペック通りの性能なのか?

早速レビューしていきます。

VOLTME Revo 100 Proの外観。
VOLTME Revo 100 Proの外観。

サンプル提供:VOLTME(ボルトミー)

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VOLTME Revo 100 Pro パッケージ・付属品

パッケージ

パッケージはシルバー基調で底面が黄色でサイバー感のあるクールなデザインです。
この黄色はVOLTMEブランドカラーで、充電器のUSBポートにも採用されている色です。
前面には四角を使用した模様が型押しされています。
パッケージにもしっかりとコストをかけていてブランドイメージを大切していることが分かります。

VOLTME Revo 100 Proのパッケージ。
VOLTME Revo 100 Proのパッケージ。

パッケージ裏面には各種マークが印刷されています。
EUのCEマーク、北米のFCCマーク、日本のPSEマークがあり各国の安全基準を満たしています。
また世界展開していることも伺えます。

パッケージ裏面にはEUのCEマーク、北米のFCCマーク、日本のPSEマークなどがある。
パッケージ裏面にはEUのCEマーク、北米のFCCマーク、日本のPSEマークなどがある。

PSEマークには「CQC」の記載があるので、PSEの中国の登録検査機関である「中国品質認証センター」で取得されています。
「株式会社サンライズ」が認証代行業者と思われます。

VOLTME Revo 100 ProのPSEマーク。
VOLTME Revo 100 ProのPSEマーク。

付属品

充電器以外の付属品は、カードとマニュアル(取扱説明書)のみ。
日本語のしっかりしたマニュアルで日本展開の本気度が垣間見えます。

VOLTME Revo 100 Proの付属品。充電器の他はカードとマニュアルのみ。
VOLTME Revo 100 Proの付属品。充電器の他はカードとマニュアルのみ。

マニュアルには「通常保証24ヶ月」の記載があり、2年保証は嬉しいポイントです。
製品ページにも同様の記載がありました。

VOLTME製品の保証期間は購入より24ヶ月間です。正しい使用方法において製造上の欠陥に起因する故障や不具合が発生した場合は無償にて交換いたします。

VOLTME Revo 100 Pro 充電器 製品ページ
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VOLTME Revo 100 Pro 本体

外観

まずは外観です。
第一印象は「おっ、カッコいい」。
本体は黒ベースでポイントに黄色が使われているシンプルな色使いです。

シンプルながらも「VOLTME」の文字は印刷ではなく刻印、パッケージ同様の四角いディンプルが施されているなど、高級感があります

VOLTME Revo 100 Proの表面。「VOLTME」の刻印があり、四角いディンプルがあり高級感がある。
VOLTME Revo 100 Proの表面。「VOLTME」の刻印があり、四角いディンプルがあり高級感がある。

裏面にも四角いディンプルが施されいます。
ディンプルはデザイン的な処理だと思ったのですが、滑り止めの機能も備えていて機能美を感じます

VOLTME Revo 100 Proの裏面。四角いディンプルが施されている。
VOLTME Revo 100 Proの裏面。四角いディンプルが施されている。

前面にはUSB Type-Cが3ポート、Type-Aが1ポートがあります。
各USBポートにはブランドカラーの黄色が使われています。

背面にはプラグがあります。
各USBポートの出力の仕様と各種マークが印刷されています。

サイズ・重量

VOLTME Revo 100のサイズと重量を計測しました。

高さ奥行き重要
プラグ収納約68.8mm約70.0mm
+プラグ1.0mm
約33.5mm217g
プラグ展開約68.8mm
+プラグ16.0mm
約70.0mm約33.5mm

まずサイズ感はコンパクトな印象です。
プラグ収納時、プラグ部分が1mmほど出っ張っていますが、気にならないレベルです。
デザイン性が損なわれないようにプラグを引き出すための出っ張りを必要最小限にしたのでしょう。
1mmの出っ張りでもプラグは指の腹で簡単に出せます。

重量は217gで本体サイズがコンパクトな分だけ重量があるように感じます。
ただ100W出力の充電器としては重くも軽くもない平均的な重量と言えます。

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VOLTME Revo 100 Proの性能

仕様

VOLTME Revo 100 ProはUSB PD3.0に対応していて、USB Type-Cポートはそれぞれ単ポート出力が100Wあります
メーカーや製品によっては一部のポートのみが100W出力の充電器もあるので、全ポート100W出力は評価できるポイントです。

Type-Aポートの出力も22.5Wと高めです
おそらくHUAWEI(ファーウェイ)のSCPと、18WのQCにも対応していると推測できます。

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
1ポート利用時100W100W100W22.5W
2ポート利用時65W35W
65W35W
75W22.5W
65W35W
75W22.5W
75W22.5W
3ポート利用時45W30W25W
45W30W22.5W
45W30W22.5W
45W30W22.5W
4ポート利用時45W20W20W12W
VOLTME Revo 100 Proの仕様 

複数ポートを使用する時は、上部のポートにはより多くの給電が必要なデバイスを接続します
例えば、「ノートパソコン → タブレット → スマートフォン」と接続すれば効率よく充電できることが仕様からわかります。

USBテスターで対応規格を確認

VOLTME Revo 100 Proが100W出力できる仕様通りなのか、USBテスターで確認します。
使用したUSBテスターはPower-Z KM003Cです。
Type-Aは計測できませんがType-Cポートをそれぞれ確認しました。

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
QC3.0 QC4+
FCP
SCP
AFC
PD3.0 100W PD-PPS
DCP
Apple 2.4A
VOLTME Revo 100 Proの対応規格
一番上のType-Cポートの結果。
一番上のType-Cポートの結果。
2番目と3番目のType-Cポートの結果。
2番目と3番目のType-Cポートの結果。

100W出力できるPD3.0PD-PPSおよび互換性のあるQC4+をサポートしていて100W出力できることが分かります

QC3.0 QC4+QCはQuick Chargeの略でQUALCOMMが開発した急速充電規格です。
QC4+はPD規格と互換性があります。
FCPOPPOが開発した急速充電技術です。
SCPHUAWEIが開発した急速充電技術です。
AFCSamsungが開発した急速充電技術です。
PD3.0 100W PD-PPSUSB Power DeliveryのPDで、USBの急速充電規格です。
DCPテータ通信を伴わないUSBの充電規格です。
各充電規格

実際に充電してみる

VOLTME Revo 100 Proを使用して実際に充電してみます。
充電する機器はノートパソコン、スマートフォン   

に加えて、ポートを埋めるためにiPhone11とAndroidタブレット(Xiaomi製)を使用しました。

なおUSBケーブルもVOLTMEの「PowerLink YOYO 巻き取り式ケーブル(100W)」を使用しています。

1ポート充電

100Wを要求する機器は持ち合わせていないので、ノートパソコンとXiaomiのスマートフォンを単ポートと複数ポートで充電してみます。
ノートパソコンの定格電力は65Wで計測値は約60W強、Xiaomiのスマホは計測値で20W強出ることを事前に確認しています。
ノートパソコンもスマホも充電残量を少なくして、最大出力で充電されるようにしました。

ノートパソコン

まずはノートパソコンから。
Type-Cはいずれも約62Wの出力でした。
Type-Aの充電には対応していませんが参考用に計測したところ約14Wの出力でした。

Type-Cはほぼ定格電力で充電されました

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
期待値ノートパソコン
60W強
測定値ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
ノートパソコン
約14W
約5.2V×約2.8A
定格電力65Wのノートパソコンの充電結果
Type-Cポートでノートパソコンを充電。各ポートともに約62Wの出力。
Type-Cポートでノートパソコンを充電。各ポートともに約62Wの出力。
Type-Aポートでもノートパソコンを充電。約14Wの出力。
Type-Aポートでもノートパソコンを充電。約14Wの出力。
スマートフォン

続いてスマートフォン。
Type-Cはいずれも約22Wの出力、Type-Aは約13.5Wの出力でした。

Type-Cは事前に把握していた電力で充電されました

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
期待値スマートフォン
20W強
計測値スマートフォン
約22W
約8.8V×約2.5A
スマートフォン
約13.5W
約8.8V×約1.5A
計測電力20W強のスマートフォンの充電結果
Type-Cポートでスマートフォンを充電。各ポートともに約22Wの出力。
Type-Cポートでスマートフォンを充電。各ポートともに約22Wの出力。
Type-Aポートでスマートフォンを充電。約13.5Wの出力。
Type-Aポートでスマートフォンを充電。約13.5Wの出力。

2ポート同時充電

USB Type-Cの2ポート同時充電は65Wと35Wになる仕様です。
Type-Aを組み合わせると75Wと25Wになります。

2ポートを利用してノートパソコンとXiaomiのスマートフォンを同時に充電してみました。
ノートパソコンの定格電力は65Wで計測値は約60W強、Xiaomiのスマホは計測値で20W強出ることを事前に確認しています。

結果はノートパソコンへの出力は1ポート利用時と同じ約62W。
スマートフォンへの出力も1ポート利用時と同じ約22Wで、Type-Aも変わらず約13.5Wでした。
デバイスの電力が仕様内に収まっていたこともあり、2ポート同時充電時も電力が落ちることなく充電ができました。

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
期待値ノートパソコン
約60W強
ノートパソコン
約60W強
スマートフォン
約20W強
ノートパソコン
約60W強
スマートフォン
約13.5W
計測値ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
スマートフォン
約22W
約8.7V×約2.5A
ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
スマートフォン
約13.5W
約8.8V×約1.5A
ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
スマートフォン
約22W
約8.7V×約2.5A
ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
スマートフォン
約13.5W
約8.8V×約1.5A
ノートパソコン
約62W
約20V×約3.1A
スマートフォン
約13.5W
約8.8V×約1.5A
ノートパソコンは2ポート同時充電時も各ポートともに約62Wの出力。
ノートパソコンは2ポート同時充電時も各ポートともに約62Wの出力。
スマートフォンは2ポート同時充電時も各ポートともに約22Wの出力。
スマートフォンは2ポート同時充電時も各ポートともに約22Wの出力。
2ポート同時充電時のType-Aポートのスマートフォンは約13.5Wの出力。
2ポート同時充電時のType-Aポートのスマートフォンは約13.5Wの出力。

3ポート同時充電

3ポート使用時、仕様ではType-Cの出力はそれぞれ45W、30W、25Wまでになります。
Type-Aを使用すると、Type-Cの出力は45W、30Wまで、Type-Aが22.5Wまでになります。

ノートパソコンとXiaomiのスマートフォン、さらにXiaomiのタブレットを同時に充電します。
ノートパソコンの定格電力は65Wで計測値は約60W強、Xiaomiのスマホは計測値で20W強、Xiaomiのタブレットは18Wの急速充電に対応しています。

結果はノートパソコンが約42W、スマートフォンが約22W、タブレットが約17Wでした。
最大45Wのポートでは約42Wで充電でき、残りの2ポートもそれそれのデバイスの最大電力で充電できました

ノートパソコン、スマートフォン、タブレットの3デバイス同時充電でも実用できる結果です。

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
期待値ノートパソコン
約45W
スマートフォン
約22W強
ノートパソコン
約45W
タブレット
約18W
スマートフォン
約22W強
タブレット
約18W
計測値ノートパソコン
約42W
約15V×約2.8A※
スマートフォン
約22W
約8.5V×約2.6A
タブレット
約17W
約8.7V×約1.9A
ノートパソコン
約42W
約15V×約2.8A※
スマートフォン
約22W
約8.5V×約2.6A
タブレット
約17W
約8.9V×約1.9A
ノートパソコン
約42W
約15V×約2.8A
スマートフォン
約22W
約8.5V×約2.6A
タブレット
約17W
約8.9V×約1.9A
※15V出力はUSBテスターの計測ミスの可能性があるがワット数は正しいと思われる

青ケーブルがノートパソコン、黄ケーブルがスマーフォン、白ケーブルがタブレットに接続されています。

ノートパソコンの充電は、3ポート同時充電時は最大45Wのところ約42Wの出力。
ノートパソコンの充電は、3ポート同時充電時で最大45Wのところ約42Wの出力。
3ポート同時充電時、スマートフォンは約22Wとほぼ最大値で充電。
3ポート同時充電時、スマートフォンは約22Wとほぼ最大値で充電。
3ポート同時充電時、タブレットは約17Wとほぼ最大値で充電。
3ポート同時充電時、タブレットは約17Wとほぼ最大値で充電。
Type-Aポートでもタブレットは約17Wとほぼ最大値で充電。
Type-Aポートでもタブレットは約17Wとほぼ最大値で充電。

4ポート同時充電

最後に4ポート全部を使用して同時充電します。
仕様では45W、20W、20W、12Wです。

ノートパソコンとXiaomiのスマートフォン、Xiaomiのタブレット、さらにiPhone11を同時に充電します。
ノートパソコンは3ポート同時充電時と同じ約42W、タブレットも約17Wで充電して欲しいところ。
スマートフォンは20Wに近い電力、iPhone11は10W(※)に近い電力で充電できるとほぼ仕様通りの性能です。
※iPhone11は最大18Wの急速充電に対応していますが、私の環境では約10Wになることを事前に確認しています。

結果は、スマートフォンとタブレットの電力がやや弱いですが、ほぼそれぞれ規格の電力か仕様の供給電力の低い方に近い数値が出ました
Type-CのノートパソコンとTepe-AのiPhoneは期待値通りの結果に。
一方、Type-Cのスマートフォンは17W、タブレットは12Wとやや期待値に届かない結果でした。

期待値に届かないデバイスがあるものの、4ポート同時充電でも十分に実用できる結果となりました

Type-C 1Type-C 2Type-C 3Type-A
期待値ノートパソコン
約45W
スマートフォン
約20W
タブレット
約18W
iPhone11
約10W
計測値ノートパソコン
約42W
約20V×約2.1A
スマートフォン
約17W
約8.4V×約2.0A
タブレット
約12W
約9V×約1.4A
iPhone11
約10W
約5.1V×約2A

青ケーブルがノートパソコン、黄ケーブルがスマーフォン、白ケーブルがタブレット、黒ケーブルがiPhone11に接続されています。

4ポート同時充電時、Type-Cポートのノートパソコンは約42Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-Cポートのノートパソコンは約42Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-Cポートのタブレットは約12Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-Cポートのスマートフォンは約17Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-Cポートのタブレットは約12Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-AポートのiPhonw11は約10Wで充電。
4ポート同時充電時、Type-AポートのiPhonw11は約10Wで充電。

4ポート同時充電時の注意点

1ポート~3ポート利用時はケーブルやデバイスを取り外しても電力の遮断はありませんでしたが、4ポートに増やす、あるいは3ポートに減らす時は電力の遮断がありました
総電力量を再計算するための仕様だと思われますが、充電機能を持たない常時給電のデバイス(ネットワークカメラなど)の使用には向きません。

充電器の発熱は?

今回、VOLTME Revo 100 Proを検証するにあたり100Wに近い高出力で使用し続けたため、本体はそれなりに発熱していました。
熱くて持てないほどではありませんが、発熱は結構気になった点です。

ただ通常の使用であれば、多くのデバイスは一定量が充電されれば供給電力は抑制されます。
満充電に近づくにつれ出力も減り発熱もおさまります。
実際、接続したデバイスの充電が終わるにつれて発熱も収まっていったので、神経質になる必要はなさそうです。

【独自技術「V-Dynamic」採用】独自の「V-Dynamic」技術が搭載されており、「おまかせ充電」に対応するのが魅力。対応機器と適切な電力供給し、高速充電と高効率化の両立を実現いたします。温度管理、短絡防止や過電流保護などの多重保護機能を備えており、長期間にわたり利用することができます。さらに、UL94:V-0の難燃グレードに適合した材料を使い、難燃性が高いです。

VOLTME Revo 100 Pro 充電器 製品ページ

気になったのでVOLTMEの製品ページを確認したところ上記の記述がありました。
異常発熱した場合は電力供給が遮断される仕様のようです。

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VOLTME Revo 100 Proのまとめ

  • デザインが洗練されていて高級感がある!
  • 持ち運びに便利なサイズ感&重量!
  • 最大100Wと高出力!
  • 複数のデバイスを同時に充電しても十分な出力!
  • 「V-Dynamic」技術による安全性!
  • 安心の24ヶ月保証!
  • 発熱
  • 4ポート利用時の電力遮断

充電時の発熱はやや気になりますが、高出力で長時間使用した場合であり、一般的な使用であれば問題ないと思います。
独自の「V-Dynamic」技術により過電圧・過電流・過充電防止や温度管理など安全性も高いと言えます。

デザインが良く高級感があり、持ち運びに便利なサイズ感でモバイル用途にもおすすめできます。
最大100Wの高出力、4ポートあるPD100W充電器の中では安価な点も魅力的です。

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VOLTME Revo 100 Proのおすすめ度

商品名VOLTME Revo 100 Pro
おすすめ度
4.0
使用期間2025年5月~ 0ヶ月(使用中)
※ 2025年5月20日時点
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