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Rapoo MT760をレビュー:ロジのMX Master激似マウス

3.5
Rapoo MT760をレビュー:ロジのMX Master激似マウス レビュー記事
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サイドホイールが特徴的なマウス Rapoo MT760をレビューします。
外観はロジクールのMX Masterシリーズに似ていますが、1/2~1/3の価格で購入できるのも大きな魅力です。

Rapoo MT760の性能はどうなのか?気になりますよね。
ロジクールは高すぎる!けどRapooなんて知らない・・・
そこでロジクールのMX Masterと比較しつつ、Rapoo MT760をレビューしていきます。

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Rapoo とは?

会社概要

まずRapooという会社について調べました。
私も知らない会社です。

Rapooは2002年設立、2011年に中国の深圳(シンセン)証券取引所に上場したとあります。
いわゆる中華メーカーですね。
ヨーロッパ地域での販売はRapoo Europe BVという別会社が担っているようです。

マウスの他にはキーボードやゲーミングデバイス、ビデオ会議の製品を販売していました。
いわゆるOEM品ではなく、おそらくは自社開発ないし開発委託の製品なので、別ブランド名で同じ製品が販売されていた、ということはないと思います。

販売元

日本では株式会社ユニークが正規代理店になっています。
Amazonの販売ページを見ると、販売元がAmazonかユニークダイレクトのものはユニーク取扱品です。

もう1つ別の販売元があり、LH-RAPOO-US-DirectStoreのものは、LEIHAO (HONGKONG) TECHNOLOGIES LIMITEDという香港の会社の取扱品になります。
公式ショップみたいな名称ですが、おそらくは香港の販売代理店か単なる販売店と推測できます。

LH-RAPOO-US-DirectStoreの方が安いですが、保証やサポートを気にするなら国内販売代理店のユニーク取扱品の方が良いでしょう。

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Rapoo MT760 パッケージ・付属品

パッケージ

Rapoo MT760のパッケージ。
Rapoo MT760のパッケージ。

Rapoo MT760のパッケージに重厚感や高級感はないですが、ちょっと変わった色使いですね。
白ベースで薄ピンク・桜色の配色はパソコン周辺機器のパッケージとしては珍しいです。
ラインナップにグレーと薄いピンクのモデルもあったので、白寄りでデザインしたと推測。

封印シールは内箱にある。
封印シールは内箱にある。

封印シールがないと心配したのですが、スライドして内箱を出したらしっかりと貼ってありました。

付属品

Rapoo MT760の同梱品。本体と付属品をまとめた箱。
Rapoo MT760の同梱品。本体と付属品をまとめた箱。

箱を開けるとRapoo MT760本体と付属品をまとめた箱が入っていました。
このあたりはごくごく一般的な梱包です。

Rapoo MT760の付属品。
Rapoo MT760の付属品。

付属品は、USB Type-Cのケーブル、無線接続のレシーバー、マニュアルです。
レシーバーは本体にもしまわれているので合計2個です。
レシーバーは2個とも2.4G無線のレシーバーでBluetoothのレシーバーはありません
ケーブルバンドにはロゴが入っていてちょっとしたこだわりを感じます。

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Rapoo MT760 外観

上面・側面

プラスチック感はありますが、マット加工されていて安っぽさは感じません
Rapoo MT760 のデザインは角ばっているので、どことなくサイバーな雰囲気です。

Rapoo MT760 デザインはサイバーな雰囲気。
Rapoo MT760 デザインはサイバーな雰囲気。

サイドホイール(サムホイール)はややプラスチック感を感じますが、見た目は及第点です。
進む・戻るのサイドボタンはクロームメッキ風の仕上げ

進む・戻るのサイドボタンはクロームメッキ風の仕上げ。
進む・戻るのサイドボタンはクロームメッキ風の仕上げ。

右から見るとほぼ真っ黒です。
中央ボタンはサイドボタンと同じクロームメッキ風の仕上げ。

中央ボタンもクロームメッキ風の仕上げ。
中央ボタンもクロームメッキ風の仕上げ。

底面

ソール部分に保護シールが貼ってありました。
底面には電源とBluetooth・無線を切り替えるスイッチ、ペアリング用のボタン、チャンネルを切り替えるボタンがあります

ソール部分に保護シールが貼ってある。
ソール部分に保護シールが貼ってある。

底面の一部はマグネット式の蓋になっていて、レシーバーが収納されています。
蓋は片側を押し込んで浮かせて開けます。

底面にはレシーバーが収納されている。
底面にはレシーバーが収納されている。
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Rapoo MT760 の使い心地

レビューをしているのはRapoo MT760 Lサイズです。
MX Master 3Sとほぼ同じ大きさです。

握り心地

私はマウスを浅く持つ方(つまみ持ちに近い)なのですが、握り心地は悪くないです。
本体の質感がマットで、ゴムやシリコンのようなラバー加工が薄いながらもされており、手に吸い付くような感覚も弱いながらもあります

マウス移動

普段はMX Master 3Sを使っているので、Rapoo MT760 Lはやや重量が足りず軽いと感じました。
重量を計ったところ、MX Master 3Sは141g、Rapoo MT760 Lは108gでした。

ただしマウスの重さは個人の好みもあるので、愛用しているマウスの重量と比較してみてください。

MX Master 3Sからの買い替え、併用を考えている人にはRapoo MT760 Lは軽いと感じるはずなのでおすすめはしません。

サイドホイールを備えたマウスを検討している人には、マウスの重量は懸念する必要はないと思います。

クリック感

左右クリック、進む・戻るボタンを含め、ボタン類はすべて静音仕様です。
左クリックはややスイッチ感が強く反発がある分だけペコペコ音がしますが、気にはならないです。

スクロールホイール

中央にあるホイールは引っかかりのあるタイプで、カリカリ~ガリガリの間くらいの音がします。
正直、スクロールホイールの質感は良くないです。
ゆっくり回す分には気になりませんが、一気に回すと音が気になります。

ホイール部分はプラスチックで、特にコーティング等がされていません。
その分だけ摩擦音がしてしまうようです。

サイドホイール(サムホイール)

サイドホイール(サムホイール)は引っかかりのないスムーススクロールタイプです。
ただし勢いで回り続けるようなタイプでは無く、重い回転のタイプです。

MX Master 3Sはホイールに重量を感じ、回転はヌルヌルと動く感覚です。
Rapoo MT760はホイールが軽く、回転はスッスッスッと動く感覚です。

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MX Master 3S との比較

Rapoo MT760 L と MX Master 3S の両方を使ってみて、使用感が大きく異なる点をまとめます。
「Rapoo MT760 の使い心地」と重複する部分もありますが、ご了承ください。

マウスの高さ

まずは高さ。
パッと見ではほぼ同じに見える両機種ですが、MX Master 3Sの方がRapoo MT760 Lよりも高さがあります

角度もMX Master 3Sの方が急なので、マウスを持った時の手の角度が斜めになります。
マウスをしっかりとホールドするかぶせ持ちやつかみ持ちの人ほど違いが分かるはずです。

左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。背面から。
左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。背面から。
左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。正面から。
左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。正面から。

手の角度を付けたい人はMX Master 3Sがおすすめです。
手の角度が水平に近い方が好みの人はRapoo MT760 Lがおすすめです。

スクロールホイールの質感

Rapoo MT760 Lのスクロールホイールはプラスチック製で軽く、音もカリカリとします
MX Master 3Sは金属製で重量があり、引っかかりのないスムーススクロール対応です。

スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。
スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。

プラスチック製と金属製では重量感が異なり、やはりRapoo MT760 Lのプラスチック製は安っぽさを感じてしまいます。
これは両機を比べて使わないとわからないことなのでそこまで気にすることはないです。

ただしスクロールホイールにこだわりがある人はRapoo MT760 Lでは満足できないと思います。

サイドホイール(サムホイール)の位置・回し方

Rapoo MT760 LとMX Master 3Sを比較して最も大きな違いはサイドホイール(サムホイール)の位置です。
位置の違いに伴って回し方も異なりました。

写真を見ていただくとわかるのですが、左のRapoo MT760 Lはサイドホイール(サムホイール)が上に飛び出しています
右のMX Master 3Sは左側に飛び出しているのがわかります。

サイドホイールの位置。スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。
サイドホイールの位置。スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。

横から見ると、サイドホイール(サムホイール)の位置が異なることがよく分かります。

サイドホイールの位置。スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。横から。
サイドホイールの位置。スクロールホイール。左がRapoo MT760 L、右がMX Master 3S。横から。

このサイドホイールの位置の違いは、つまみ持ちに近い私の場合は次のようになります。

Rapoo MT760 Lの場合、サイドホイール(サムホイール)は上に飛び出しているので、上部(天面)を親指の腹部分で回すのがスムーズです。

MX Master 3Sの場合は、サイドホイール(サムホイール)が横に飛び出しているので、側面を親指の右側面で回すのがスムーズになります。

しっかりとマウスをホールドする人は、親指の先でサイドホイール(サムホイール)を回すことになるのでここまでの違いは出ないです。
Rapoo MT760 Lはサイドホイール(サムホイール)の位置が手前にあるので、親指を曲げる角度が急になります

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Rapoo MT760 のキーカスタマイズ

専用ソフトのダウンロード・インストール

Rapoo MT760 のキーカスタマイズは専用ソフトから行えます。
下記ページのWindows ドライバーからダウンロード、インストールします。

英語と中国語しかありませんが、簡単な内容なので英語でも問題ありませんでした。

ボタン・キーのカスタマイズ

Rapoo MT760 のキーをカスタマイズしようとソフトを立ち上げても、マウスが見つからないとエラーが出ました。
まさかと思い、Rapoo MT760をUSBでパソコンと接続したところ無事に認識、ソフトが立ち上がりました。
これはわかりにくい。

マウスの各ボタン・キーは好きな機能を割り当てることができます。
「Key combination」はCtrlキーやAltキーと組み合わせて登録できるので、アプリケーションのショートカットも登録できます。

「Key combination」でアプリケーションのショートカットも登録できる。
「Key combination」でアプリケーションのショートカットも登録できる。

「Basic function」は準備された機能を割り当てることができます。

「Basic function」は準備された機能を割り当てる。
「Basic function」は準備された機能を割り当てる。

ソフトの完成度はそこそこなので、カスタマイズ前提で使う場合はMX Master 3Sの方がおすすめです。
MX Master 3Sはキーの割り当てがアプリケーションごとに行えます。

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Rapoo MT760 のまとめ

  • 低価格なサイドホイール・サムホイールのあるマウス
  • クリック・ボタンが静音仕様
  • デザインが良く、品質も及第点
  • スクロールホイールが安っぽく、カリカリと音がする
  • 専用ソフトの完成度がイマイチ

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Rapoo MT760 のおすすめ度

商品名Rapoo MT760
おすすめ度
3.5
使用期間2025年2月~ 1ヶ月
※ 2025年3月7日時点

MX Masterと同等の品質を求める人にはおすすめできませんが、MX Masterが重くて不満な人にはおすすめします。
サイドホイール(サムホイール)付きで比較的安価なマウスを探している人にもおすすめできます。

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