「すべての作業が加速する。」と謳うサンワサプライのマウス「MA-WBIRS635BK」をレビューします。
MA-WBIRS635BKは、高速スクロールに対応する金属製のチルトホイールとさらにサイドホイールも備えたマウスです。
サンワサプライのサイドホイール付きマウスは400-MAWBT207もありますがチルトには非対応です。
また同社の数字3桁から始まる型番はWeb限定商品でOEM提供を受けた製品が多く、400-MAWBT207とほぼ同じマウスが他社からも販売されています。
今回レビューするMA-WBIRS635BKは型番的には純粋なサンワサプライのマウス。
本後を入れてた横スクロールマウスと言ってもいいでしょう。
しかも「すべての作業が加速する。」と謳っていて期待度も上がります。
実際にMA-WBIRS635BKを使用してレビューしていきます。

MA-WBIRS635BKの概要
仕様・スペック
| サイズ | 長さ116mm×幅76.5×高さ43.7mm |
| 重量 | マウス:約108g レシーバー:約2g |
| 接続方式 | Bluetooth 2.4GHzワイヤレス |
| Bluetooth | Bluetooth 5.1 Class2 |
| マルチペアリング | Bluetooth×2 2.4GHzワイヤレス×1 |
| DPI | 1000 / 1600 / 2400 / 3200 / 4800 |
| ボタン数 | 6ボタン |
| バッテリー | 内蔵バッテリー |
| 連続動作時間 | 100時間 |
| 連続待機時間 | 5000時間 |
| ユーティリティソフト | SANWA Mouse Function Setting |
MA-WBIRS635BKは長さ116mm×幅76.5×高さ43.7mmで標準~やや大きめのサイズ感です。
重量はレシーバー込みで約110gで標準的と言えます。
最大DPIは4800dpiで同社の400-MAWBT207は3600dpiを上回ります。
事務作業用としては十分なdpiです。
MA-WBIRS635BKのパッケージ・付属品
パッケージ
MA-WBIRS635BKのパッケージは今時は珍しいブリスターパックでした。
家電量販での販売を意識して、マウス本体が見えるパッケージにしたと推測できます。
裏面には「すべての作業が加速する。」と記載があり、作業の効率化を強く意識したものになっています。

付属品
付属品はUSBケーブルとワイヤレスレシーバーのみです。
取扱説明書はパッケージにあるQRコードからPDFを参照・ダウンロードできます。

MA-WBIRS635BKの外観
上面
MA-WBIRS635BKの上面です。
プラスチック感が前面にくるので高級はありませんが、安っぽさも感じません。
サンワサプライのマウスとしては標準的な質感です。

底面
底面の3か所にソールがあり、保護シートが張り付けてありました。
レシーバーを収納するスペースもあります。

背面
背面から見るとSANWA SUPPLYのロゴが目立ちます。
傾斜は緩やかでマウスの高さも43.7mmと控えめです。

左側面
左側面、サイドホイールがある側です。
サイドホイールのすぐ横にはデスクトップボタンがあります。
進むボタン・戻るボタンはサイドホイールの真下です。
ボタンはいずれも静音仕様でペコペコとした感触でほぼ無音と言えるレベルです。

親指が当たる部分には滑り止め加工がされています。
かなり細かい凹凸で独特な手触りは癖になりそうです。

右側面
右側面です。
横から見るとわかりにくですが上から下、前から後ろにかけて膨らんでいて指がフィットしやすいです。

右側面にも左側面と同じ滑り止め加工がされています。

ホイール
ホイールは金属製で高級感があり質感が良いです。
金属製ですが操作感は見た目ほど重くなく、やや軽い印象を受けます。

サイドホイール
サイドホイールはプラスチック製で引っかかりがあるタイプの回転です。
プラスチック製なので操作感が軽く、やや安っぽい回転なのが残念。

サイドホイールの位置は引っ込んでいるので操作性が気になります。

MA-WBIRS635BKの使い心地
握り心地
握り心地はよく、自然と手に馴染みます。
傾斜が緩やかなので手のひらは立たずに寝た状態に近くなります。

マウス移動
マウスの重量はレシーバー込みで約110g。
普段MX Master 4を使用している私にはとても軽量に感じますが、バッテリー内蔵のマウスとしては標準的な重量です。
MA-WBIRS635BKはとても握りやすく重量も気にならないので、マウス操作がスムーズに行えます。
滑り止めもしっかりと効いています。
クリック感
クリックは静音仕様ですが、左クリックはペコペコ、右クリックはカコカコとやや音がします。
オフィスなどでの使用ではまったく問題のないレベルのクリック音です。
クリック感も音の通りペコペコとした感じです。
スクロールホイール
ホイールは軸ブレもなく綺麗に回転します。
勢いよく高速で回転させると、独特なトゥーンという音がして手にかすかな振動を感じますが、通常このような使い方はしないので問題はないでしょう。
チルトは左右ともに音がします。
左チルトは標準的なカチカチ音のボリュームですが、右チルトはカチャッと大きい音がします。
オフィスでも連続でカチャカチャされると気になるレベルです。

サイドホイール(サムホイール)
マウスを浅く持つつまみ持ちの私には、サイドホイールは正直に言って使いにくいです。
つまみ持ちの場合、親指を寝かせて腹の側面でサイドホイールを回すことになりますが、サイドホイールの横にあるデスクトップボタンが親指に干渉して操作を邪魔します。
さらにサイドホイールの位置が引っ込みすぎていて、サイドホイール上部のフレームと下部の進む・戻るボタンに親指があたってしまいます。

マウスをしっかりとホールドするかぶせ持ちやつかみ持ちであれば、サイドホイールは親指を立てて回すことになりスムーズに回すことができます。

課題と問題点
ブラウザ、スプレッドシートやExcelではきちんと動作していた横スクロールですが、画像編集ソフトのAffinity Photo、Affinity Photo 2、GIMPおよびAdobe Photo Express(旧Photoshop Express)では動作しませんでした。
またサイドスクロールに割り当てられているスクロールの方向ですが、下に回すと右スクロール、上に回すと左スクロールで一般的な設定とは逆です。
なお、スクロール方向はSANWA Mouse Function Settingで設定できます。
SANWA Mouse Function Setting
専用ソフトのダウンロード・インストール
SANWA Mouse Function Settingを使用することでボタンの割り当てが変更できます。
日本企業らしく日本語のソフトウェアでとても分かりやすいです。
ボタン・キーのカスタマイズ
SANWA Mouse Function Settingで各ボタンのカスタマイズを行います。
サイドホイールのスクロール方向も変更できます。

キーボードのキーやショートカットも登録できますが、連続した動作のマクロの登録・割り当てはできません。

MA-WBIRS635BKのまとめ
サンワサプライのMA-WBIRS635BKは、高速スクロール&チルト&サイドホイール搭載の珍しいタイプのマウスです。
手に馴染みやすいサイズ感で、約110gのちょうどよい重量でマウスの移動がとてもしやすいです。
本体左右にある独特な滑り止め加工もしっかり効いていて、マウス本体の扱いやすさはなかなかにレベルが高いです。
その一方で、機能を詰め込んだ弊害なのか残念な点が目立つのも事実です。
ホイールは金属製で操作性も良いのですが、右にチルトした時のカチャッという大きな音が気になります。
サイドホイールはマウスの持ち方を選び、親指を立てて回さないと指が周りと干渉して使いにくくなります。
また横スクロールが画像編集ソフトで動作しなかったのも私にとっては致命的です。
私にとっては相性の悪いマウスですが、マウスをしっかりとホールドする人であればサイドホイールは自然と親指を立てて回すことになり、操作性の悪さは感じないと思います。
画像編集ソフトを使うケースも限られていますし、ブラウザやExcelでは横スクロールはきちんと動作します。
高速スクロール&チルト&サイドホイール搭載のMA-WBIRS635BKは魅力的であり、マウスを深く持つ人が事務用途で使用するのであれば有力な候補になりえるマウスです。
MA-WBIRS635BKのおすすめ度
| 商品名 | サンワサプライ 400-MAWBT207 |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 使用期間 | 2026年3月~ 1か月 ※ 2026年4月5日時点 |

