本記事ではSOUNDPEATS UU イヤーカフイヤホンをレビューしていきます。
SOUNDPEATS UUは耳を塞がないイヤーカフ型で、ながら聴きに向いているイヤホンです。
個人的に気になっていたところに、SOUNDPEATSさんからレビューを書かないかとお声がけいただき、サンプルの提供がありました。
私の好きに記事を書くことを快諾いただいたので、忖度なしでSOUNDPEATS UUをレビューします。
果たしてSOUNDPEATS UUの使い心地はどうなのか?
SOUNDPEATS CCとの違いは?
ながら聴きに向いているのか?
早速レビューしていきます。

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SPUUZ0416
2025年4月30日(水)23時59分まで

SOUNDPEATS UU パッケージ・付属品
パッケージ
まずはパッケージを簡潔に紹介します。
パッケージは白基調のシンプルなデザインです。
右下にはSOUNDPEATS UUの元のモデル名である「POP Clip」の記載があります。

裏面には技適マークがしっかり印刷されており、日本国内での使用も問題ありません。

付属品
本体のほか、付属品としてマニュアル、充電用のUSB Type-Cケーブル、PeatsAudioアプリの案内、PEATS君のステッカーが付いています。

SOUNDPEATS UU 本体
ケース
ケースはプラスチック筐体でマットな質感で安っぽさはありません。
SOUNDPEATS CCのケースはクリアコーティングがしてありやや滑りやすかったのですが、SOUNDPEATS UUのケースはマットな質感で滑りにくくなっています。

ケース右側面にペアリング等に使う物理ボタンがあります。
ケース正面にはLEDランプがあります。

充電時はLEDがゆっくりと点滅し、充電残量に応じて色が変わります。
充電残量が20%未満だと赤、70%未満だと黄、100%未満だと緑で点滅、満充電だと緑が点灯したままになります。
充電残量がわかりやすくて良いですね。
SOUNDPEATS CCと同仕様ですが、エントリー機にも搭載しユーザビリティを意識している点は好感が持てます。
背面には充電用のUSB Type-Cのコネクタがあります。

ヒンジ部分にさりげなく「SOUNDPEATS」の刻印があります。
蓋を開けると手前が低くなっていてイヤホン本体が取りやすくなっています。
SOUNDPEATS CCは同じ高さだったので、ユーザビリティを意識して改良されています。

「Hear the difference」のメッセージがあります。
イヤホン
イヤホン本体は、プラスチックとTPUの構造になっています。
光沢があるプラスチック部分にはラメ感があります。

特徴的な点としてSOUNDPEATS UUには物理ボタンがあります。
イヤホンが小型の場合、操作がタッチ式だと誤作動があるので改良された点と言えます。

物理ボタンがある部分と音が出る部分はTPU素材のパーツでつながっています。
この接続パーツは、SOUNDPEATS CCと比べるとかなり細くなっていますが、剛性はしっかりあります。

物理ボタンとバッテリーを含む部分の外側はマットな仕上がりです。
SOUNDPEATSのロゴがさりげなくあります。
ちなみに装着するとこの部分は耳の裏側にきて隠れてしまうのですが、そもそものデザインの考え方にもこだわりを感じます。
SOUNDPEATS UU とのBluetooth接続
ペアリング
ケースの蓋を開けて、ケース右側面にあるボタンを長押しするとLEDが白く点滅してペアリングモードになります。
ペアリングモードにしてデバイス側の設定を行います。

デバイス側(Androidスマホ)
デバイス名は「SOUNDPEATS POP Clip」で、SOUNDPEATS UUの元のモデル名で表示されます。
パッケージに記載のあるモデル名ですね。
Bluetooth接続に関してはごくごく一般的な流れなので困ることはありませんでした。

接続方式はSBCかAACです。
SOUNDPEATS UU の装着感
装着感
装着は耳に挟むだけです。
SOUNDPEATS UUの方がCCよりも圧迫感がないというのが第一印象です。
装着後は耳に重みを感じますが、時間経過とともに気にならなくなるのもSOUNDPEATS CCと同じです。
メガネやマスクに干渉しないのはイヤーカフ型のイヤホンの大きなメリットです。
ピアスとの干渉は?
耳たぶのピアスとは干渉しません。
トラガスやスナッグだとピアスの形状によっては干渉しそうなのでご注意を。
SOUNDPEATS CC の音質は?
ファーストインプレッション
SOUNDPEATS UUをペアリングして、装着したら早速使ってみます。
再生!
・・・おっ!?
ちゃんと聞こえる!
SOUNDPEATS CCの時もそうでしたが、イヤーカフイヤホンはカナル型やヘッドホンと装着方法が異なるので、音が出ることに懐疑的というか心の準備ができていないんです。
なので慣れないうちは音が出るとビックリするかもしれません。
詳細な音の感想は次に続きます。
音楽(ロック&ポップス / ハイテンポ)
私が音楽を聴くときは、FiiO UTWS5にTRI Starseaを組み合わせて使用しています。
音の評価の基準は、日常的に使用しているFiiO UTWS5+TRI Starseaになります。
購入価格で約2.5万円になるのでSOUNDPEATS UU(通常価格6,180円)との価格差は約4倍です。
第一印象はシャカついている。
ハイアットやシンバルなどの高音が軽くてシャカシャカ鳴っています。
その反面、ボーカル(女性)は抜けが良くしっかりと聞こえます。
また、低音のベースやドラムの音はやや弱いながらも解像度は高めです。
SOUNDPEATS UUの音は、CCに比べるとややドンシャリ感が強めな印象です。
ドライバーの構成が、SOUNDPEATS UUは10.8mmのDD型が1発、CCは12mmのDD型が1発なのでドライバーの違いが音にも出ているようです。
音楽(ロック&ポップス / スローテンポ)
スローテンポで音が少な目な曲も数曲試聴してみました。
ハイテンポな曲と傾向は変わらずで、高音が軽くてシャカシャカ鳴ります。
ボーカルは男性・女性ともに近くで聞こえ、抜けが良い点も同じです。
動画視聴
動画視聴では人の声が聞き取りやすいです。
男性の低い声もしっかりと聞き取れます。
ユーチューバーが話すタイプのYoutubeの動画視聴は問題ないですね。
映画やアニメなどの音をしっかり聞き取れます。
アマプラなどのVODサービスの試聴も問題ありません。
イコライザーで調整
SOUNDPEATS UUの傾向が分かったところで、PeatsAudioアプリでイコライザー設定を行ってみます。
シャカシャカ鳴っている高音に厚みを持たせる設定をしていきます。
PeatsAudioアプリには、あらかじめ10パターンのイコライザーがプリセットされています。
SOUNDPEATS CCでは「ロック」にすると低音のパワー不足、高音のボケ感をある程度解消できたので、ロックに設定してみます。

右:カスタムイコライザーで高音を調整。
ロックは低音が強調される一方で高音域のシャカシャカ感が変わらなかったので、カスタムイコライザーで調整しました。
高音域を鳴らしきれていないと感じたので、逆に高音域はやや弱めに設定しました。
高音域を抑えることでシャカシャカ感は弱まり、聞きやすい音質になりました。
ゲームモードとムービーモード
イコライザー以外では、「ゲームモード」と「ムービーモード」があります。
「ゲームモード」と「ムービーモード」は双方をオンにすることはできない排他仕様です。

「ムービーモード」は疑似的にサラウンド感を再現にします。
アマプラなどのVODの映画試聴に向いているモードです。
「ゲームモード」は0.06秒の低遅延モードです。
FPSや音ゲーなどに向いているモードです。
なお、SOUNDPEATS UUは物理ボタンで操作するので、CCにはある「タッチコントロールを無効にする」の項目がありません。
SOUNDPEATS UU の操作
基本操作
PeatsAudioアプリで、ボタンを押す回数と長押しで最大8パターンのコントロールを登録することができます。
初期状態では1回で音量調整(左が音量ダウン、右が音量アップ)。
2回は左右いずれも再生と一時停止。
3回は左右いずれも音声アシスタント(私の場合はGeminiかAlexaの選択)の起動。
長押しが曲送りと曲戻しです(左が前のトラック、右が次のトラック)。
カスタムキー
PeatsAudioアプリで操作をカスタマイズすることが可能です。

右:割り当てることができる操作一覧。
割り当てることができる操作は、「再生/一時停止」「前のトラック」「次のトラック」「音量アップ」「音量ダウン」「ゲームモード」「音声アシスタント」のいずれかです。
SOUNDPEATS UUの操作は物理ボタンなので、タッチ方式とは異なり誤動作を気にする必要がないのは大きな利点です。
イヤホンはどちらがLRでもOK
SOUNDPEATS UUはイヤホンのLRが関係ありません。
ケースに入れて10秒待てばイヤホンの左右チャンネルの自動適応が完了します。
要はイヤホンをケースに入れて10秒待てば、ケースの左のイヤホンがLチャンネルに、右のイヤホンがRチャンネルになります。

これには大きなメリットがあり、物理ボタンを下向きにするか上向きに使用するかを好きに選べます。
つまりSOUNDPEATS UUを装着した時に、物理ボタンを下から押すか、上から押すかを選ぶことができるわけです。
SOUNDPEATS UU の音漏れは?
気になる音漏れの有無ですが、SOUNDPEATS UUの形状と装着方法的にどうしても音漏れはします。
音が出る部分は密閉されずに解放されます。

ただし音量によって音漏れの度合いは大きく変わります。
音漏れが気になる人は、イヤホンを机の上などに置いて先に音量を決めましょう。
机の上に置いて、音が聞こえない程度の音量であれば音漏れはほぼ皆無です。
SOUNDPEATS UUをながら聴きイヤホンとして使うのであれば、この音量で十分です。
音漏れに関してはSOUNDPEATS UUとCCで違いはほぼありません。
SOUNDPEATS UU の仕様・スペック
仕様・スペック
周波数応答帯域 | 20Hz~20KHz |
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
イヤホン1個の重量 | 約4.7g |
イヤホン1個の寸法 | 27.4×26.7×22.5mm |
充電ケースの重量 | 約46.73g |
充電ケースの寸法 | 63.7×49.8×30.6mm |
1回の充電でのバッテリー持続時間(※) | 8時間 |
充電ケース使用時のバッテリー持続時間(※) | 30時間 |
急速充電 | 対応:10分の急速充電で、最大2時間のリスニングが可能。 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
Bluetoothコーデック | SBC、AAC |
防水性能 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | AI ENC通話ノイズキャンセリング |
その他の主な機能 | 「SOUNDPEATS AeroVoice」風切り音低減テクノロジー |
排水機能(連続して音を鳴らし、水がドライバーから排出されやすくなる) |
AI ENC通話ノイズキャンセリング搭載なので、SOUNDPEATS UUの使用中に電話や通話があっても安心して応答できます。
※ENCは発信音声から雑音を除去する機能です
また、風切り音低減テクノロジーの「SOUNDPEATS AeroVoice」を搭載しているので、屋外での電話や通話も安心です。
SOUNDPEATS CCとの主な違い
主な違い | SOUNDPEATS UU | SOUNDPEATS CC |
---|---|---|
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
1回の充電でのバッテリー持続時間(※) | 8時間 | 6時間 |
充電ケース使用時のバッテリー持続時間(※) | 30時間 | 24時間 |
イヤホン操作 | 物理ボタン式 | タッチ式 |
SOUNDPEATS AeroVoice | あり | なし |
通常価格 | 6,180円 | 7,280円 |
SOUNDPEATS UUとCCの大きな違いは搭載ドライバーのサイズ。
10.8mmのDD型で一回り小さくなっています。
試聴した限りでは高音域の音質がやや劣ります。
次に個人的には改善点と考えている、物理ボタンによる操作。
物理ボタンにしたことで誤操作がほぼなくなりました。
再生時間はイヤホン単体で8時間と約2時間長くなりました。
SOUNDPEATS UU のまとめ
SOUNDPEATS UUの再生時間はイヤホン単体で8時間とCCよりも2時間長くなりました。
その反面、ドライバーサイズが一回り小さくなったことで音質にやや影響が出ていますが、ながら聴きイヤホンで考えれば十分実用的な音質です。
耳を塞がないので寝ホンとしても使用すれば、装着したまま眠ってしまっても目覚ましの音がばっちり聞こえますよ。
物理ボタン式かタッチ式かは好みが分れるところですが、操作方法を物理ボタンにすることで誤操作を防ぐ改良がされています。
SOUNDPEATS UUとCCの通常価格の差は1,100円。
ニーズに応じて機種を選ぶのが良いです。
少しでも音質にこだわりたい人はドライバーサイズの大きい「SOUNDPEATS CC」がおすすめです。再生時間の長さを求める人は「SOUNDPEATS UU」がおすすめです。
SOUNDPEATS UU のおすすめ度
商品名 | SOUNDPEATS UU イヤーカフイヤホン |
---|---|
おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年4月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年4月14日時点 |
Amazon限定5%OFFクーポンコード
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SPUUZ0416
2025年4月30日(水)23時59分まで
