今さらながら2024年9月に発売されたXiaomiのイヤホン「Redmi Buds 6 Play」をレビューします。
Redmi Buds 6 Playは、Redmi Buds 6シリーズの最も安い機種で1,380円です。
同時期に1,980円の「Redmi Buds 6 Active」、2,480円の「Redmi Buds 6 Lite」も発売されています。
さらに2025年1月には5,480円の「Redmi Buds 6」と、9,980円のハイエンド機「Redmi Buds 6 Pro」が発売され、Xiaomiのイヤホンのラインナップが一気に増えました。
Xiaomiのイヤホンの中でもエントリー機に位置する1,380円のRedmi Buds 6 Playの実力は?
それではレビューをしていきます。

Redmi Buds 6 Play パッケージ・付属品
パッケージ

パッケージは特筆する事項がないくらいの一般的なもの。
上部にGoogleのFast Pairのロゴがあり、AndroidとのBlutooth接続のペアリングが早いことが記載されています。

他には技適マークの印刷があり、日本国内での使用も問題ないことがわかります。
付属品

本体のほか、付属品はイヤーピースとマニュアルのみ。
充電用のアダプタはもちろん、ケーブルも付属されていません。

付属のイヤーピースはSサイズとLサイズの2種類で、イヤホン本体にはあらかじめMサイズが装着されています。
Mサイズのイヤーピースだけ穴がメッシュ状です。
Redmi Buds 6 Play 本体
ケース

ケースはプラスチック筐体で高級感はありませんが、マットな質感なので安っぽさはありません。

ケース正面にLEDランプがあり、充電時は点灯、ペアリング時は点滅します。
ランプの色は白色です。

ケースの右側に初期化やペアリングに使うボタンがあります。

背面には充電用のUSB Type-Cのコネクタがあります。
イヤホン

イヤホン本体もプラスチック筐体です。
ケースとは異なりイヤホン本体は光沢があるタイプなので、指紋が目立ち、滑りやすいです。

イヤホンには磁石が入っているようで、ケースには吸い付くように入ります。
本体同士も磁力でやや引き合います。

イヤホンの内側には充電端子があります。
充電端子が肌に触れるので、イヤホンを外した時には充電端子を拭き取るようにした方が良さそうです。
Redmi Buds 6 Play との接続
ペアリング
ケースの蓋を開けるとLEDが点滅して自動でペアリングモードになりました。
別の機器とペアリングする時は、ケースにイヤホンを入れてボタンを長押しすればペアリングモードになります。
Androidスマホ
ペアリングモードの状態でスマホを開くと、下記の案内が表示されました。
AndroidスマホなのでFast Pairの案内です。

指示に従って進めればペアリングは完了しました。
さらにアプリ「Xiaomi Earbuds」のダウンロードを促されたのでインストールしました。

オーディオコーデック
オーディオコーデックはSBCのみで、他のコーデックには対応していません。
SBC接続も進化しているようで、数年前のようにAMラジオのような音質にはならず、クリアな音質でした。
Redmi Buds 6 Play の音質は?
音楽
私が外出時に音楽を聴くときは、FiiO UTWS5にTRI Starseaを組み合わせて使用しています。
購入価格で約2.5万円になるのでRedmi Buds 6 Playとの価格差は約20倍ですが、日常的に使用しているFiiO UTWS5+TRI Starseaが基準になります。
まず第一印象は音が軽い。
ベースなどの低音が弱く、ハイアットやシンバルなどの高音も弱い。
特に音が重なると低音と高音は引っ込んでしまいます。
その一方でボーカルは男性・女性ともに聞き取りやすく伸びや抜けがいい印象です。
音楽ソースにも依存しますが、ボーカルは音場の広がりを感じることもありました。
スローテンポな曲で、音がガチャガチャしていない曲はそれなりに聴くことができます。
低音域、高音域は弱いですが、中音域はしっかりと鳴らしてくれます。
と、色々書きましたが良い意味で1,380円の音ではないです。
コスパお化けイヤホンと言い切れます。
なお1時間程度エージングすると音が落ち着きます。
動画視聴
人の声は聞き取りやすいです。
ユーチューバーが話すタイプのYoutubeの動画視聴は問題ないです。
映画やアニメの場合は、爆発音などの効果音はやや迫力不足に感じます。
そもそも寝ホンとして使うので私の用途では問題ないです。
むしろ1,380円という価格を考えれば大満足です。
イコライザーで調整

アプリ「Xiaomi Earbuds」を使うことで、イコライザー設定ができます。
オーディオ効果という名称で、「標準」「高音強化」「低音強化」「音声増幅」「音量」を上げるから選べます。
おすすめは標準か音声増幅です。
私はベースやバスドラなどのボンボン・ズンズン音が好きなので低音強化を使用したいのですが、イコライザーを設定すると弱点が悪目立ちするようになります。
「低音強化」は低音域がブーストされますが、低音がこもった音になります。
「高音強化」は高音域がブーストされる一方、ハイアットやシンバルなどの高音がシャカシャカした軽い音になります。
要は、各音域がブーストはされるのですが音の解像度が悪くなるのです。
「音声増幅」は傾向が異なり、ボーカルがぐっと前に出てきます。
息継ぎも強調され臨場感が上がります。
Redmi Buds 6 Play の操作
基本操作
イヤホンをタップする回数と長押しで最大8パターンのジェスチャーを登録することができます。
初期状態では1回タップには何も登録されていません。
1回タップは小型のイヤホンだと誤操作が増えるのでその点を考慮したと推測できます。
2回タップは再生と一時停止です。
3回タップは曲送り。
長押しで音声アシスタント(私の場合はGeminiかAlexaの選択)が起動します。
ジェスチャーのカスタマイズ
ジェスチャーはカスタマイズできますが、できることが限られます。
まず設定できるのは、「再生/一時停止」「前の曲」「次の曲」「音量アップ」「音量ダウン」の5項目です。
そしてこの5個のジェスチャーは、左右のイヤホンの1回~3回のタップの6個の動作に割り当てられます。
長押しは「音声アシスタント」に限られていて別の動作を割り当てられません。
長押しに音量アップ・ダウンを割り当てられるとベターなのですが、残念です。
Redmi Buds 6 Play の仕様・スペック
周波数応答帯域 | 20Hz~20KHz |
イヤホン1個の重量 | 3.6g |
イヤホン1個の寸法 | L20.6 × W14.5 × H22mm |
充電ケースの重量 | 32.8g |
充電ケースの寸法 | L53.9 × W53.9 × H27.4mm |
1回の充電でのバッテリー持続時間 | 7.5時間 |
充電ケース使用時のバッテリー持続時間 | 36時間 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
Bluetoothプロトコル | Bluetooth Low Energy / HFP / A2DP / AVRCP |
Bluetoothコーデック | SBC |
Redmi Buds 6 Play のまとめ
1,380円という価格を考えれば性能は合格点です。
寝ホンとして当分の間は活躍してもらう予定です。
Redmi Buds 6 Play のおすすめ度
商品名 | Redmi Buds 6 Play |
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おすすめ度 | |
使用期間 | 2025年3月~ 0ヶ月(使用中) ※ 2025年3月6日時点 |




