PR

Haylou S40をレビュー:LDAC対応&ノイキャン搭載のワイヤレスヘッドホン!

4.5
Haylou S40をレビュー:LDAC対応&ノイキャン搭載のワイヤレスヘッドホン! ヘッドホンのレビュー
この記事は約13分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

本記事では、LDAC対応同軸デュアルドライバーANC搭載(ノイキャン搭載)ながらセール価格では6,000円を切るワイヤレスヘッドホン「Haylou S40」をレビューしています

ドライバーはダイナミックドライバーのシングル構成ながら、40mm+20mmの同軸デュアルドライバーを採用。
さらにHi-Res認証LDAC対応空間オーディオ対応ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載とスペック的には申し分なし
このスペックで7,989円、セール時には6,000円を切る価格です。

これで音質が良ければ文句なし、ということでワイヤレスヘッドホン「Haylou S40」の実力をレビューしていきます。
使用したHaylou S40はHaylouから提供いただいていますが、忖度なしで率直な感想をお伝えします。

Haylou S40の外観。
Haylou S40の外観。

サンプル提供:Haylou

[PR]

Haylouとは?

Haylouについて簡単に説明します。

Haylouは「ハイロー」と読み、中国のLieshengグループのブランドです。
ワイヤレスヘッドホンやワイヤレスイヤホンのほか、タフなデザインのスマートウォッチ「Haylou IRON N1」などを手掛けています。

Lieshengは、数年前にスマートウォッチ・スポーツウォッチで有名なSuunto(スント)を買収した勢いのある企業です。

[PR]

Haylou S40のスペック・仕様

まずはHaylou S40のスペック・仕様です。
重量のみ実測値で、他は販売ページの内容です。

ドライバー40mm+20mm同軸デュアルドライバー
重量約292g ※実測値
1回の充電でのバッテリー持続時間ANCオフ:最長90時間
ANCオン:最長60時間
※LDAC接続時を除く
急速充電対応:10分の急速充電で、最大5時間の使用が可能。
BluetoothバージョンBluetooth 6.0
BluetoothコーデックLDAC、AAC、SBC
ノイズキャンセリング-50dBのノイズキャンセリング
アダプティブANC対応
その他の特徴LDAC対応&ハイレゾ認証取得
360°空間オーディオ
ゲームモード搭載(遅延80ms以下)
マルチペアリング対応(2台)
外音取り込みモード搭載
マイクあり

LDAC対応ハイレゾ認証ノイズキャンセリング空間オーディオと、目ぼしい機能は一通り網羅したスペックです。

[PR]

Haylou S40のパッケージ・付属品

パッケージ

まずはHaylou S40のパッケージを見ていきます。
前面は白基調で、上部にHaylouのロゴ、製品名であるHaylou S40が並びます。
ACTIVE NOISE CANCELLATIONの文字がホログラムなのは自信の表れでしょうか。

Haylou S40のパッケージ。
Haylou S40のパッケージ。

下部にはLDACのロゴ、Hi-Res認証マークなどが並びます

Haylou S40のパッケージの各種マーク。
Haylou S40のパッケージの各種マーク。

背面には技適マーク認証番号がしっかりあります

パッケージ裏面の技適マークと認証番号。
パッケージ裏面の技適マークと認証番号。

付属品

Haylou S40本体以外の付属品は、マニュアルUSBケーブルマイクの3つ
マイクもUSBケーブルも本体色にあわせたカラーリングです。
USBケーブルは両端がType-Cのタイプです。

Haylou S40の付属品。
Haylou S40の付属品。

マニュアルは多言語で記載があるタイプですが、しっかりと日本語での記載もあります。

マニュアルには日本語の記載もある。
マニュアルには日本語の記載もある。
[PR]

Haylou S40本体

全景

今回レビューをしているHaylou S40はホワイトモデル
スノーホワイトというよりもオフホワイト、ややアイボリー寄りの色合いで上品なホワイトです

Haylou S40のホワイトモデル。
Haylou S40のホワイトモデル。

コンパクトに折りたたむこともできました
カバンなどに収納しやすいです。

Haylou S40を折りたたんだところ。
Haylou S40を折りたたんだところ。

ハウジング

接続部分のパーツが金属のように見えますがプラスチック筐体にメタリックな塗装がされています。
ハウジングには「H」の文字があしらわれたデザインが施されています。
写真の通り外側に90度ほど回転します。

Haylou S40のハウジング。
Haylou S40のハウジング。

右側のハウジングはタッチコントロールにも対応しています

ヘッドバンド

ヘッドバンド部分は内側が合皮になっています。
ヘッドバンドのクッション性はかなり柔らかく、ポリウレタンのスポンジのような感触です。
合皮の分だけ張りを感じるので装着した感じは上々です。

Haylou S40のヘッドバンド。
Haylou S40のヘッドバンド。

スライダー

スライダーは切り込みある箇所から伸ばします。
カチカチカチと伸ばしていきます。

Haylou S40のスライダー部分。
Haylou S40のスライダー部分。

伸ばすと金属が見えてきます。
一般的なヘッドホンの構造と同じです。

スライダーを伸ばしたところ。
スライダーを伸ばしたところ。

私は頭が大きい方ですが、耳の位置までしっかり届きました

イヤーパッド&スピーカー

イヤーパッドも外側が合皮、内側にスポンジが入っているようです。
イヤーパッドのスポンジは低反発のような感触で、押してから戻りきるまでがゆっくりとしていて耳への圧力が分散されます

Haylou S40のイヤーパッド。
Haylou S40のイヤーパッド。

スピーカーの部分をアップにしてみました。
スポンジではなく弾力性のある布が使用されていて破れにくそうです

Haylou S40のスピーカ部分。布でカバーされている。
Haylou S40のスピーカ部分。布でカバーされている。

ボタン類(ヘッドホン右側)

ボタンと端子はヘッドホンの右側に集約されています。

Haylou S40の右側。
Haylou S40の右側。

中央に音量ボタン、両脇にANCボタン電源ボタンが配置されています。
音量ボタンには出っ張りがあるので指で触ってわかりやすいようになっています

Haylou S40の操作ボタン。
Haylou S40の操作ボタン。

USB Type-Cのポートは充電と有線接続用です
3.5mmのジャックは付属のマイク用です

Haylou S40の端子部分。
Haylou S40の端子部分。
[PR]

Haylou S40とのBluetooth接続

ペアリングモード

Haylou S40をペアリングモードにします。
電源ボタンを長押しするとランプが白色で点滅しペアリングモードになります
・・・・・ピカッ・・・・・ピカッと点滅の間隔は長めです。

ペアリングモードは白く点滅する。
ペアリングモードは白く点滅する。

デバイス側(Androidスマホ)

今回はAndroidスマートフォンとペアリングします。
Haylou S40をペアリングモードにした状態でスマートフォン側を設定します。
Bluetooth設定から「HAYLOU S40」を選択します

「HAYLOU S40」と表示される。
「HAYLOU S40」と表示される。

「HAYLOU S40」を選択するとAACで接続されました。

AACで接続された。
AACで接続された。

Haylou Soundアプリ

スマートフォンの本体から設定しただけでも使用できますが、Haylou Soundアプリもインストールしてしまいます。
Haylou S40本体だけでも操作や設定はできますが、Haylou Soundアプリではイコライザーの設定などより細かい設定が行えます

Google Play Storeで検索してインストールします。

Haylou Soundアプリ
Haylou Soundアプリ

アプリを開くとユーザー登録を求められました。
ユーザー登録をしないと先に進めないので登録します。

Haylou Soundアプリの使用には登録が必要。
Haylou Soundアプリの使用には登録が必要。

ユーザー登録をしたらHaylou S40を追加して完了です。
追加は簡単で、すでにHaylou S40が表示されていたので画面に従ってポチポチするだけで完了しました。

アプリからHaylou S40を選択して接続は完了。
アプリからHaylou S40を選択して接続は完了。

デフォルトではANCが有効になっていました。
ANCの設定のほか、ゲームモードLDAC空間オーディオの設定などができます

Haylou Soundアプリの設定画面。
Haylou Soundアプリの設定画面。

多地点ペアリング」はマルチペアリングのことで、2台までペアリング設定ができます
複数の機器で使用したい時に便利ですね。

[PR]

Haylou S40の装着感

装着感

先にお伝えしておくと私の頭は大きめなので、その前提での感想になります。

着圧・側圧、いわゆる締め付け感はやや強めです。
頭の大きさに比例するので感じ方に個人差はあると思います

イヤーパッドの感触は柔らかく、耳に硬いものが当たる感覚はありません
スライダーを伸ばせば頭の大きい私でも耳にしっかりと届きます。
総じて装着感は悪くなく良い部類です

スライダー調整

スライダーの調整方法は一般的なヘッドホンと同じで、カチカチカチと伸ばすことができます。

スライダーを縮めたところ。
スライダーを縮めたところ。

スライダーを伸ばし切ったところです。
耳にフィットするようにしつつ、ヘッドバンドの圧が適切になるように調整できます。

スライダーを伸ばしたところ。長さは十分。
スライダーを伸ばしたところ。長さは十分。
[PR]

Haylou S40の音質

Haylou S40の音質は、AACLDAC有線の各接続方法によって傾向が異なったので、接続方法ごとにまとめます
デフォルトでANCが有効になっていたので、ANCは有効にして使用しています。

AAC接続

一言で表現すると、ドンシャリで言うところの高音域(シャリ)が強調されていない「ややドン

ロック&ポップス

低音ベースドラムバスドラの音がしっかりと鳴っています。
ズンズン感は弱いのですが音をしっかりと捉えていて、低音ベースのボーンボーンという音が心地よいです。

ボーカルは男性・女性ともに前に出てきます。
低音に負けることなくはっきりと聞き取れ、曲によっては息継ぎの音もしっかりと聞き取れます。

高音ハイアットシンバルの音もしっかりと聴こえますが、低音やボーカルに比べるとおとなしめです。
耳に刺さるようなシャリ感はないです。

全体的にマイルドで角が取れたような音で、かつ中音・低音が強めといった印象です

クラシック(ピアノ)

普段はあまり聞かないのですが、高音を確かめるためにピアノ曲を聞いてみました。
ラ・カンパネラと幻想即興曲です。

ロックやポップスではややおとなしく感じる高音もしっかりと聞き取れますが、やはりやや弱めです。
中音から低音がやや強めの印象は変わりません。

LDAC接続

一言で表現すると、ドンシャリ感がない「ナチュラル

ロック&ポップス

AAC接続とは傾向が異なります。

低音ベースドラムバスドラのズンズン感はありません。

高音ハイアットシンバルの音はもう1段階弱くなって、シャリ感は皆無です。

ボーカルは男性・女性ともに聞き取りやすいままで、味付けのないナチュラルな音になります。

クラシック(ピアノ)

念のためピアノ曲も聞いてみます。

AACではやや強く感じた中音~低音が自然になり、逆に高音は強くなることで聞き取りやすくなります。
低音から高音まで非常にバランスが良いです。

有線(USB)

一言で表現すると、有線接続らしい「厚みがあるマイルドな音
音源の再現性が最も高いです。

ロック&ポップス

スティック同士を打ち合わせるクリックに温かみがあり心地よく聴こえます。

低音ベースドラムバスドラの音がしっかりと鳴っています。
スネアやタムタムのダカダカダカダーンも心地よいです。

ボーカルは男性・女性ともに前に出てきます。
低音に負けることなくはっきりと聞き取れます。

高音ハイアットシンバルの音はおとなしめですが、スローテンポな曲やバラードにはマッチします。
高音・シャリ感が好きな人には物足りないかもしれません。

ワイヤレス接続に比べると音の厚みが増します
ワイヤレスに慣れた人が聴くとメリハリや音の分離が弱く、こもったように聴こえるかもしれません。

クラシック(ピアノ)

最後にピアノ曲です。
ワイヤレスに比べて音の厚みがぐんと増します。
温かみがあって音に厚みがあります

[PR]

ANC(ノイズキャンセリング)

ANC機能

ANCを有効にした状態で音質を確認しましたが、Haylou S40のノイキャン(ノイズキャンセリング)は最大-50db(公表値)で3段階あります
加えて周辺環境に応じて自動で調整されるアダプティブANCと、外音取り込みモードがあります

Haylou SoundアプリのANC設定。
Haylou SoundアプリのANC設定。

本体の「ANC」ボタンで、ANC→OFF→外音取り込みモードと切り替えることができます。
本体操作時は、ANCのレベルはアプリで選択したレベルで固定です。
少し残念な点は、アダプティブANCは本体ボタンでは選択できない点。
アダプティブANCはアプリからのみ指定できます。

外音取り込みモード

外音取り込みモードはアプリと本体のボタンから選択できますが、秀逸なのはHaylou S40の右側に触れている間も一時的に外音取り込みモードが有効になる点

2回タップすると再生/停止する機能もあるので、大音量で音楽を聴いていても2回タップして3回目でずっと触れていればヘッドホンを外すことなく外音がしっかり聞き取れます。

欲を言えば一時的な外音取り込みモードの時は音量を下げる設定も欲しいです。

[PR]

空間オーディオ

Haylou S40の特徴の1つである空間オーディオを試してみます。
空間オーディオには「ダイナミック」と「スタティック」があり、それぞれ「音楽」「運動」「映画」からシーンを選べます

Haylou Soundアプリの空間オーディオ設定。
Haylou Soundアプリの空間オーディオ設定。

ダイナミック

ダイナミックは頭(ヘッドホン)の動きに合わせて左右の音の強弱が変わります
音源が正面にあるとして、左に向けば右が強く、右に向けば左が強くなります。

首を左右に振ってみると左右の強弱が変化しますが、一定時間同じ方向で固定しているとリセットされて同じ音量で鳴り始めます。

映像ありきで、例えば音楽のライブや映画で使うと面白いです。

スタティック

音楽

スタティックはいわゆる一般的な空間オーディオの機能です。

音楽を聴いてみると音場が広がるというか、音が遠くに行ってしまう感じです。
実際に音量も小さくなってしまうので音量を上げて調整しましたが、迫力がなくなってしまいました。

LIVE音源の曲でも試してみましたが、OFFの方がライブ会場の真ん中にいる迫力を得られます。
空間オーディオを使用すると、屋外ライブでやや距離が離れた位置から見ている感覚になります

映画

映画試聴で空間オーディオを使用すると、男性の低い声が聞き取りやすくなりました。
全体に音量が小さくなるのは変わりませんが、低い効果音が抑制され、男性の低い声が分離して聞こえます。

ただ残念ながら距離感や方向感覚は損なわれるように感じます
例えば左の遠くから聞こえた人の声が左右から聞こえ、遠くにいるのはわかるけど位置が不明瞭になってしまいました。

[PR]

Haylou S40 のまとめ

  • デザインが良く、装着感が良い!
  • ドンシャリではなく珍しいナチュラルな音質!
  • LDAC対応のワイヤレス接続と有線接続の両対応!
  • 優秀なノイズキャンセリング機能
  • タッチ操作で再生/停止ができる!
  • 本体をロングタップしている間、外音取り込みができる!
  • アダプティブANCはアプリからしか設定できない
  • 空間オーディオの効果が体感しにくい

Haylou S40は、価格に見合わないデザイン&質感多機能のワイヤレスヘッドホンと言えます

ヘッドバンドとイヤーパッドは合皮ながら高級感があり、適度な弾力で質感も良いです。
着圧はやや強めですが痛くなることもなく装着感も上々です。

音質はドンシャリではなく、低音がやや強めのナチュラルな音質です。

機能面でも空間オーディオ、ゲームモード、さらにマイクも備えておりマルチに使えるヘッドフォンですが、各機能は高機能とは言えない点は注意。
空間オーディオは音場は広がるというより、やや遠くなってしまいちょっと残念な印象です。
アップデートで多少の調整はできるはずなので今後に期待です。

ゲームモード80ms以下の遅延なので、ゲーミングヘッドホン・ヘッドセットと比べると正直スペック不足は否めません。

しかしながらノイズキャンセリングは優秀、外音取り込みの秀逸な操作性に加え、音質の良さと質感の良さを備えており、十分な性能と言えます
むしろ音質だけでも十分に評価できるヘッドフォンです

[PR]

Haylou S40 のおすすめ度

商品名Haylou S40
おすすめ度
4.5
使用期間2025年11月~ 1ヶ月(使用中)
※ 2025年11月26日時点
タイトルとURLをコピーしました