UGREENのモバイルバッテリー「MagFlow Pro 10000mAh マグネット式モバイルバッテリー 25W」をレビューします。
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhは有線の最大出力が45W、ワイヤレス出力はQi2 25Wに対応。
バッテリー容量や最大出力は突出していませんが、最大の特徴は「UGREEN CryoPulse™液冷技術」と呼ばれる液体冷却システムを搭載している点でしょう。
本記事ではUGREEN MagFlow Pro 10000mAhの仕様の検証、および液体冷却の効果を検証していきます。
実際に使用してみて気付いた点もまとめていきます。
それではUGREEN MagFlow Pro 10000mAhをレビューします。

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2026年11月15日(日) 23:59まで
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの特徴
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの特徴は以下の5点に集約されます。
- 冷却液の流れる様子が見える液体冷却システム
- Qi2 25W対応(MagSafe充電などのワイヤレス充電に対応)
- 最大出力45WのUSB充電
- 3台まで同時充電が可能
- 安全性と耐久性を追求したバッテリー
バッテリーはDymondcell 2.0と呼ばれるバッテリー設計を採用。
iPhoneにも使用されているATL製バッテリーセルを使用し、13層の保護機能を有しています。
UGREENによれば圧壊、釘刺し、加熱などの過酷な試験をクリアしたバッテリーです。
UGREEN Nexode Wavy 10000mAhのレビューでも言及しましたが、液体冷却システムやバッテリー設計からはUGREENの安全性へのこだわりが感じられます。
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの仕様・スペック
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの仕様・スペックを確認していきます。
UGREEN公式サイト、パッケージ・取扱説明書等から引用しています。
| サイズ | 10.8cm×1.6cm×7.0cm | |
|---|---|---|
| 重量 | 約220g | |
| バッテリー容量 | 10,000mAh (39.2Wh) | |
| バッテリー電圧 | 記載なし | |
| バッテリーセルタイプ | リチウムイオン電池 | |
| 出力 | Type-Cケーブル | 最大45W(PD3.0、PPS対応) 10V=2.25A 5V=3A 9V=3A 12V=3A 15V=3A 20V=2.25A |
| Type-Cポート | ||
| Qi2 | 最大25W | |
| 多ポート合計 | 最大10W(5V=2A)+5W | |
| 入力 | Type-Cケーブル | 最大30W 5V=3A 9V=3A 12V=2.5A 15V=2A |
| Type-Cポート | ||
| 対応プロトコル | PD3.0 / PPS QC4.0 Qi2 | |
| その他の機能・特徴 | 最大3台まで同時充電可能 | |
| パススルー充電対応 | ||
| 飛行機持込可(160Wh以下) | ||
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの最大出力は45Wです。
内蔵のType-Cケーブル・Type-Cポートともに45Wで、電圧(V)・電流(A)の仕様も共通になっています。
対応プロトコルはPD3.0 / PPSに対応しているので多くのスマートフォンで急速充電が行えます。iPhone 18シリーズで採用されたPD3.2 AVSには対応していません。
ワイヤレス充電はQi2規格に対応しており最大出力は25Wです。
iPhone 18シリーズ・17シリーズのMagSafe充電と同規格となっているので、Pro Maxなら0%からフル充電までは2時間弱で行える計算です。
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhのパッケージ・付属品
パッケージ
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhのパッケージは地色がシルバーです。
MagFlow ProとQi2 25Wロゴはゴールドでアクセントカラーになっています。

本体にはPAP 22の紙素材の保護シートに包まれています。
付属品は小箱にまとめられています。

付属品
付属品はマニュアル類とベロア生地のポーチです。

UGREEN MagFlow Pro 10000mAh 本体
全体
UGREEN MagFlow Pro 10000mAh本体を見ていきます。
冷却液の様子が見える窓が前面にありますが、吸気や排気を行う空気孔は見当たりません。

前面
前面から見ると冷却液の窓が目立ちます。
またパーツの継ぎ目から、前面パネルと側面フレームに分かれていると推測できます。

充電をすると写真の白い部分が青緑色のライン上を流れていくように見えます。
青緑色の冷却液の中に比重の異なる白色の冷却液を入れることで、冷却液の流れを見やすくする工夫がされています。

背面
背面にはQi2 25Wのロゴがありマグネット充電の面になります。
滑りにくいようにラバー加工がされていて、わずかに弾力があります。

側面
側面には仕様や各種マーク類が印刷されています。
側面を含む上面・下面は1つのパーツになっており、アルミ製のフレームになっています。
フレーム部分に触れると、他の箇所よりもひんやりと感じられるので放熱の役割もあるようです。

側面にある液晶には、充電時の電力やバッテリー残量などが表示できます。
表示は小さいですが、老眼気味の私でも視認できるので使用上の問題はありません。

下部
内蔵ケーブル・Type-Cポート・ボタンは下部に集約されています。

内蔵ケーブル
内蔵ケーブルの被覆は編み込みになっていて、素材はおそらくナイロンです。
デザイン的なアクセントにもなりますが断線に強い特長があります。

内蔵ケーブルを使用する時はコネクタ部分をストッパーからずらして、さらにスライドさせます。

UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの検証
充電プロトコル
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの仕様をテスター(Power-Z KM003C)で確認します。
まずは内蔵ケーブルを使用して対応プロトコルを確認。
PD3.0、PPS、QC4+の表示があり仕様通りでした。

PD3.0の最大出力は45W、電圧(V)と電流(A)も仕様通りです。

同様のテストをType-Cポートでも行いましたが、上記と同じ結果となりました。
有線充電
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの有線充電の性能を検証します。
検証は内蔵ケーブルを使用し、XiaomiのPOCO F7(6,500mAh)を充電します。
POCO F7はPPS規格での充電になり、満充電までの目安は約1時間20分です。
結果は以下の通りで、USB充電器を使用した場合とほぼ同じ1時間24分で充電されました。
充電後の残量は20%となっており、8,000mAhを使用したことになります。
充電効率にすると81.25%で優秀です。
| 充電対象 | POCO F7(6,500mAh) | |
|---|---|---|
| 充電時間 | 約1時間24分 | |
| 電圧 | 最大 | 約9.40V |
| 最小 | 約1.08V | |
| 電流 | 最大 | 約3.09A |
| 最小 | 約0.007A | |
| 最大出力 | 約28.91W | |
| バッテリー残量 | 20% | |
| 充電効率 | 81.25% | |
充電時の電力等の推移は以下のグラフの通りです。
やや電流(A)の振れ幅が大きく、電力(W)の変動が大きいのが特徴的です。

なお、UGREEN MagFlow Pro 10000mAh本体のワット数の表示はテスターとほぼ同じ数値でした。
本体の電力表示が正確であることも分かりました。

ワイヤレス充電
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhのワイヤレス充電の性能を検証します。
検証はiPhone 17 Pro Max(5,088mAh)を充電して行います。

iPhone 17 Pro MaxはQi2 25Wでの充電になります。
私はワイヤレス充電のテスターを持っていないのでiPhoneを確認しながら充電時間を実測しました。
結果は以下の通りです。
| 充電対象 | iPhone 17 Pro Max(5,088mAh) |
| 充電時間 | 1時間50分 50%までは約35分 |
詳細は後述しますが、スマートフォンをワイヤレス充電する機会は私の場合はほとんどありませんでした。
冷却効果
温度の比較
まずは平常時の温度を計測しておきます。
計測には非接触の温度計を使用しました。
室温が約26℃の状態で計測した結果が以下です。
私の環境下ではUGREENのロゴ近辺が26.0℃と最も高く、冷却液が見える部分は-0.5℃低い25.5℃でした。
基本的にはモバイルバッテリーの下部から上部に行くにつれて温度が低くなる傾向です。

続いてUGREEN MagFlow Pro 10000mAhを充電しながら温度を計測します。
最高温度を記録したのは充電開始から1時間15~20分後頃で、入力電力が徐々に下降しているタイミング。
UGREENのロゴあたりで43.3℃、下部のフレーム部分が39.5℃を記録しました。

同様に液体冷却をオフにして計測を行います。
最高温度を記録したのは充電開始から1時間15~20分後頃。
液体冷却がオンの時と同様に入力ワット数が徐々に下降しているタイミングが最も高い温度でした。
UGREENのロゴあたりで45.2℃、下部のフレーム部分が43.0℃を記録しました。

液体冷却がオンの時の方が2℃~4℃ほど低くなっています。
金属フレーム部分は温度差が大きく、液体冷却がオフの時は放熱効率が悪化しています。
| 測定位置 | 液体冷却ON | 液体冷却OFF |
|---|---|---|
| ロゴ付近 | 43.3 ℃ | 45.2℃ |
| 液体冷却 | 38.5 ℃ | 40.4℃ |
| フレーム上部 | 39.5 ℃ | 43.0℃ |
| フレーム下部 | 36.8 ℃ | 41.5℃ |
※あくまで私の環境においての結果である点はご承知おきください。
充電時間の差
さらに液体冷却のオン・オフでそれぞれの充電時間を計測します。
下記のグラフは液体冷却がオンの時の電力の推移です。
1時間12分頃までは約30Wで充電、以降は徐々に下降していき2時間1分で満充電になっています。

続いて冷却機能をオフにした時の電力の推移です。
1時間13分までは約30Wで充電、以降は徐々に下降していき2時間1分で満充電になっています。

充電時間は誤差とも言える差で、ほとんど違いがない結果となりました。
| 液体冷却ON | 液体冷却OFF | |
|---|---|---|
| 充電時間 | 約2時間1分 | 約2時間0分 |
UGREEN MagFlow Pro 10000mAh本体の充電の場合、液体冷却は温度を下げる効果はあるが充電時間は変わらないという結果になりました。
裏を返せば、液体冷却がなくてもある程度の放熱性は担保されているとも言えます。
実際に使用して気付いた点
検証結果から、UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの充電性能は優秀であることがわかったので、複数のスマートフォンで実際に使用してみました。
iPhone 17 Pro Maxで使用した時は、内蔵ケーブルがあるのでMagSafe充電はほとんど使いませんでした。
ほとんどの人はケースを付けているので、iPhoneの背面に取り付けてケーブルを挿して充電した方が充電効率もよく合理的です。

POCO F7で使用した時は、スマホ側に金属リングを装着して使用しました。
iPhone 17 Pro Maxと同様に、POCO F7の背面に取り付けてケーブルを挿して充電するのが便利です。

Lightning端子のiPhone 13 Pro Maxでは、ワイヤレス充電を多く使用しました。
Lightningケーブルも持ち歩いていますが、取り付けるのが面倒なのと邪魔になるのがネックでした。
急ぎの時だけ有線充電、ながら充電の時はワイヤレス充電(15W)という運用で私は十分でした。

UGREEN MagFlow Pro 10000mAhは、スマートフォンの背面に取り付けてケーブルを挿して充電する方法が最もしっくりきます。
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhの評価
総評
UGREEN MagFlow Pro 10000mAhは液体冷却システムを搭載したモバイルバッテリーです。
冷却液の流れが見えるギミックは面白く、興味を持つ人は多いのではないでしょうか。
肝心の液体冷却の効果は劇的に冷やすものではありませんでしたが、本体の充電においては2℃~4℃ほど押し下げており一定の効果はありました。
また液体冷却機能をオフにしても高熱にはならないので、そもそもの冷却機能・温度管理がしっかりとしており、安全性も担保されていると感じました。
充電性能の検証結果は評価できるもので、モバイルバッテリーの性能としては優秀な部類に入ると思います。
私個人としては、冷却ファンとは別の発熱対策の具体的な手段を提示し、実際に商品をリリースした点に拍手を送りたいです。
ガジェット好きとしては、ファンやラジエーターなどで冷却液を冷やす機構も期待したいです。
おすすめ度
| 商品名 | UGREEN MagFlow Pro 10000mAh |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 一言コメント | 冷却液の流れが見えるギミックがおもしろい! iPhoneも内蔵ケーブルで充電するのがおすすめ。 |
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2026年11月15日(日) 23:59まで
