仕事用におすすめのキーボードをロジクールのキーボードから紹介します。
hpやDELL、富士通などのメーカーのパソコンに付属していたキーボードをそのまま使うケースも多いですが、本ページにたどり着いたという事は、なにかしらの不満を感じてキーボードを探しているのだと思います。
パソコンをセットアップした直後は良いのですが、私の経験では半年から1年程度でキーの印字が消えたり、タイピングがスカスカになるキーが出てきます。
ふとした時にキーボードを見てボロボロだと嫌な気になりませんか?
少なくともモチベーションが下がることはあっても上がることはありません。
自分の好みにのキーボードにするとちょっとテンションが上がり、ほんの僅かかもしれませんが仕事もはかどりますよ。
そこで今回はロジクールのキーボードから仕事用におすすめのキーボードを紹介します。
エントリーモデルからハイエンドまで幅広く紹介するので、ご自身にあったキーボードが見つかると思います。
※価格は2025年3月17日時点のものです。
キーボードの種類
仕事用のキーボードを選ぶにあたり、キーボードにはキータイプ別に大きく3種類あることを知っておいてください。
キータイプとはキーを押して戻る仕組みで、その方法は大きく3種類に分けることができます。
接続方式(有線やblutoothなど)、キー配列(日本語配列や英語配列など)、キー数(フルサイズ、テンキーレスなど)については割愛します。
メンブレン式

一般的に最も安価なキータイプがメンブレン式のキーボードです。
メーカー製のデスクトップパソコンの場合、メンブレンのキーボードが付属していることもあります。キーキャップを取ることができて、ゴム状の出っ張りがあればメンブレン式です。
メンブレン式のキーボードは、キーの数だけ凸のある1枚のシリコンやゴム状のシートが入っています。
キーキャップで出っ張り(凸部分)を押すタイプのキーボードです。
一般的には安価で、静音性にも優れています。
耐久性は、シリコンやゴムの経年劣化を踏まえて5年と言われることが多いです。
5年を待たずしても、数年で突起部分がヘタってしまい打鍵感が悪くなることもあります。
メンブレンキーボードの打鍵感はペコペコとしていてキーストロークは深めです。
ペコペコしていた打鍵感がフニフニになったら買い替えです。
短所を補ったメンブレンのキーボードも多数あるので、あくまで一般論としてご理解ください。
パンタグラフ式

ノートパソコンのキータイプは多くがパンタグラフ式です。
一般的に薄型であることが最大の特徴ですが、薄型のメンブレンキーボードもあるのでぱっと見だけではわかりません。
パンタグラフ式のキーボードは名前の通り、キーキャップに電車の上にあるパンタグラフのような部品が入っています。
ひし形だったりX字形のパーツでキーキャップ全体を支えています。
一般的には比較的安価で静音性にも優れています。
パンタグラフキーボードの打鍵感はパチパチ・ペチペチといったものが多く、キーストロークが浅いのが特徴です。
打鍵・タイピングが強い人はキーが割れたりして壊れやすい側面があります。
メカニカル式

メカニカル式は、古くからプログラマーなどのタイピング量が多い職種で好まれ、今ではゲーミングキーボードの多くがメカニカル式です。
メカニカルキーボードの特徴として、タイピングや打鍵感の良さが挙げられます。
キースイッチによって様々な打鍵感・タイピング感があり、自分好みのキーボードを探すのは大変ですが、カスタマイズをしやすいのも特徴です。
キースイッチがキーの数だけ必要となり部品点数が多いので、一般的には比較的高価です。
静かと言われているキースイッチであっても、メンブレンやパンタグラフのキーボードと比較すると底打ち音や戻った時の反響音がするので、静音性は良くありません。
有名なキースイッチとして、青軸、赤軸、茶軸、黒軸、銀軸があります。
全部色の名前ですが、キースイッチの色になぞられてこう呼ばれています。
キースイッチ(軸) | 特徴 |
---|---|
青軸 | 青軸はクリッキーと呼ばれるスイッチ特性です。 ストローク時にカチッというスイッチ音と感触があり、カチカチ・カチャカチャと大きいタイピング音が特徴です。 タイピング音がしっかりするので、タイピングにリズム感や爽快感が感じられます。 その反面、オフィスや職場での使用には不向きです。 |
赤軸 | 赤軸はリニアキーと呼ばれるスイッチ特性です。 ストローク時にスイッチ感・ひっかかりがなく、キーをスーッと押し込めるのが特徴です。 静音性に優れていますが、キーを底まで打った時の底打ち音、戻った時の反響音がします。 |
茶軸 | 茶軸はタクタイルと呼ばれるスイッチ特性です。 ストローク時にスイッチ感・ひっかかりを感じますが、スイッチ音が静かなのが特徴です。 青軸の打鍵感は残しつつ、赤軸のように静かなキースイッチです。 |
黒軸 | 黒軸はリニアキーと呼ばれるスイッチ特性です。 赤軸に比べてバネが強力なので、キーを押す力が必要になりますが、キーの戻りも速いです。 タイピングが強い人、赤軸の感触が弱いと感じる人におすすめです。 |
銀軸 | 銀軸もリニアキーと呼ばれるスイッチ特性です。 タイピング感自体は赤軸とほぼ同じですが、スイッチが反応する位置(アクチュエーションポイント)が赤軸よりも浅いのが特徴です。 浅いキーストロークで済むので、タイピングが弱い・軽い人や、タイピングスピードを上げたい人におすすめです。 キーの反応速度が有利に働くのでゲーミングキーボードでの採用が多いです。 |
メカニカルキーボードで自分流にカスタマイズしたい人には、キースイッチを交換できるホットスワップ対応のキーボードもおすすめです。
その他
先述の3つ以外では、東プレやPFUの静電容量無接点方式があります。
他にもキースイッチでは●軸以外に、光学式や磁気式など新しいキースイッチが登場しています。
一般的なキースイッチはスイッチのオンオフを物理的な接触に頼りますが、これらはいずれも静電気だったり、光だったり、磁気を利用してソフトウェア的に判断します。
そのためスイッチに物理的な接触が不要で、静音性に優れます。
またスイッチが反応するアクチュエーションポイント(キースイッチが反応する深さ)を変えられる点が最大の特徴と言えます。
よく聞くゲーミングキーボードのラピッドトリガーは、スイッチのオンを位置ではなく距離で判断する機能です。
ラピッドトリガーではキーが少しでも戻ればスイッチをオフにするので、同じキーの連続入力が高速ででできます。
仕事用におすすめのメンブレンキーボード
K295

キーボード機種 | K295GP(グラファイト) K295OW(オフホワイト) |
キータイプ | メンブレン |
接続方式 | Unifying |
価格 | 約3,200円 |
まずはロジクールのキーボードでもエントリークラスのK295を紹介します。
価格は約3,200円とロジクールのキーボードではエントリーモデルです。
エントリーモデルながらUnifying接続に対応しているので、マウスもUnifying接続したい人や、すでにUnifying接続している人におすすすめしたい仕事用キーボードです。
メンブレン方式なので静音性に優れているのも特徴です。
K295GPは本体カラーがグラファイト、K295OWはオフホワイトです。
Unifyingはロジクールのワイヤレスレシーバーの名前で、1つのレシーバーで最大6台の機器を接続できます。

SIGNATURE K650

キーボード機種 | SIGNATURE K650GR(グラファイト) SIGNATURE K650OW(オフホワイト) |
キータイプ | メンブレン |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約6,500円 |
SIGNATURE K650は、接続方式がbluetoothとLogi Boltに対応したキーボードです。
カラーバリエーションはグラファイトのK650GRとオフホワイトのK650OWの2色です。
好き嫌いが分れるポイントにもなりますが、パームレストが付いていることでタイピングのしやすさを謳っているモデルです。
その一方でサイズはやや大きめなので、デスクスペースが狭い人は要注意です。
キータイプはメンブレン方式なので静音性に優れているのも特徴です。
価格は約6,500円です。
Logi Boltはロジクールのワイヤレスレシーバーの名前で、1つのレシーバーで最大6台の機器を接続できます。
Unifyingの強化版といえる接続方式ですが、Logi BoltとUnifyingに互換性はないのでご注意ください。

仕事用におすすめのパンタグラフキーボード
SIGNATURE SLIM K950

キーボード機種 | SIGNATURE SLIM K950GR(グラファイト) SIGNATURE SLIM K950OW(オフホワイト) |
キータイプ | パンタグラフ |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約9,500円 |
SIGNATURE SLIM K950はSLIMを冠した名前のフルサイズキーボードです。
スリムといっても幅は433.8mmなので一般的なフルサイズキーボードとほぼ同じサイズ感です。
特徴はキータイプがパンタグラフ式なので、キーの高さが低い点です。
パンタグラフ式はメンブレン式に比べるとキーストロークが浅いのが特徴です。
またキーストロークが浅いので軽い力でタイピングができ、軽快なタイピング感を得られます。
一般的には疲れにくいキータイプと言われています。
接続方式はbluetoothとLogi Boltに対応、カラーバリエーションはグラファイトのK950GRとオフホワイトのK950OWの2色です。

MX Keys S KX800s

キーボード機種 | MX Keys S KX800sGR(グラファイト) MX Keys S KX800sPG(ペイルグレー) |
キータイプ | パンタグラフ式 |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約19,800円 |
MX Keys S KX800sは、ロジクールの最上位であるMXシリーズのフルサイズのパンタグラフキーボードです。
同じMXシリーズのマウス「MX Master 3S」「MX Anywhere 3S」と合わせて使うのもおすすめです。
カラーバリエーションは、グラファイトのKX800sGRとペイルグレーのKX800sPGの2種類です。
パンタグラフ式はメカニカル式に比べ静音性に優れているので、静かなオフィスや職場においておすすめの仕事用キーボードです。
バックライト付きで暗い場所での視認性に優れています。
価格は約19,800円です。

MX Keys Mini KX700

キーボード機種 | MX Keys Mini KX700GR(グラファイト) MX Keys Mini KX700PG(ペイルグレー) MX Keys Mini KX700RO(ローズ) |
キータイプ | パンタグラフ式 |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約16,700円 |
MX Keys Mini KX700は、ロジクールの最上位であるMXシリーズのミニサイズのパンタグラフキーボードです。
KX800sのテンキーレスモデルで70%サイズと小さいのが特徴で、仕事用の小さいキーボードを探している人におすすめです。
カラーバリエーションは、グラファイトのKX700GRとペイルグレーのKX700PGに加え、ローズのKX700ROと3種類がラインナップされています。
仕事用・オフィス用途のミニサイズキーボードとしては売れに売れている人気機種です。
同じMXシリーズのマウス「MX Master 3S」「MX Anywhere 3S」と合わせて使うのもおすすめです。
価格は約16,700円です。

仕事用におすすめのメカニカルキーボード
SIGNATURE K855

キーボード機種 | SIGNATURE K855GR(グラファイト) SIGNATURE K855OW(オフホワイト) SIGNATURE K855BG(ブルーグレー) SIGNATURE K855RO(ローズ) |
キータイプ | メカニカル(赤軸) |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約12,700円 |
SIGNATURE K855はキータイプがメカニカル方式(赤軸)のテンキーレスキーボードです。
赤軸のキースイッチは静音に分類されますが、K855の打鍵音は大きいです。
キーを底まで打った時の底打ち音と、メカニカル特有のキーが戻る時のカチカチ音がするので、静かなオフィスや職場での使用は配慮が必要です。
赤軸はリニアタイプと言われるキースイッチで、スイッチのひっかかりがなくメンブレンのように底までスーッと押し込めるのが特徴です。
その一方でメンブレン式よりもキーの反発が強く、早いので軽快なタイピング感を得られます。
SIGNATURE K855はカラーバリエーションが豊富で、グラファイトとオフホワイトのほか、特徴的なカラーリングのブルーグレーや、ピンク系のマウスと合わせられるローズもあります。
価格はやや高めの約12,700円です。

Logicool G PRO G-PKB-002LN

キーボード機種 | Logicool G PRO G-PKB-002LN |
キータイプ | メカニカル(赤軸) |
接続方式 | 有線 |
価格 | 約15,300円 |
Logicool G PRO G-PKB-002LNは赤軸のゲーミングキーボードです。
静音性に優れ、仕事用キーボードとしてもおすすめできるキーボードです。
キーが戻る時のカチカチ音がするので無音とはいきませんが、SIGNATURE K855に比べると静かです。
接続方式が有線になってしまいますが、ゲーミングキーボードらしくバックライトキー採用でキーの視認性が良く、日本語の印字がないのが特徴です。
またキーの多彩なカスタマイズが可能です。
ゲーミングキーボードの売れ筋モデルです。
価格は約15,300円です。

MX Mechanical KX850

キーボード機種 | MX Mechanical KX850 |
キータイプ | KX850FL(赤軸・リニア) KX850FC(青軸・クリッキー) KX850FT(茶軸・タクタイル) |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約22,400円 |
MX Mechanical KX850は、ロジクールの最上位であるMXシリーズのフルサイズのメカニカルキーボードです。
同じMXシリーズのマウス「MX Master 3S」「MX Anywhere 3S」と合わせて使うのもおすすめです。
赤軸(リニア)のKX850FL、茶軸(タクタイル)のKX850FT、青軸(クリッキー)のKX850FCの3種類があります。
青軸はクリッキーの名前の通り、キーを押し込んだ時にスイッチ感があるのが特徴でカチャカチャと大きな音がします。
茶軸はキーを仕込んだ時のスイッチ感がありますがスイッチ音は無音に近く、比較的静かです。
赤軸はスイッチ感がなく、スーッと押し込めるのが特徴です。
ハイエンドキーボードらしくバックライト付きです。
価格は約22,400円です。

MX Mechanical Mini KX850

キーボード機種 | MX Mechanical KX850 |
キータイプ | KX850CL(赤軸・リニア) KX850CC(青軸・クリッキー) KX850CT(茶軸・タクタイル) |
接続方式 | bluetooth Logi Bolt |
価格 | 約20,200円 |
MX Mechanical Mini KX850は、ロジクールの最上位であるMXシリーズのミニサイズのメカニカルキーボードです。
サイズ的には75%サイズに近いと思います。
ミニサイズでおすすめの仕事用キーボードです。
同じMXシリーズのマウス「MX Master 3S」「MX Anywhere 3S」と合わせて使うのもおすすめです。
価格は約20,200円です。

Logicool G PRO X TKL RAPID

キーボード機種 | G-PKB-TKL-RTBK(ブラック) G-PKB-TKL-RTWH(ホワイト) |
キータイプ | メカニカル(磁気スイッチ) |
接続方式 | 有線 |
価格 | 約25,000円 |
Logicool G PRO X TKL RAPIDは、ラピッドトリガー搭載のキーのレスポンス速度にこだわったテンキーレスのゲーミングキーボードです。
アクチュエーションポイント(キースイッチが反応する深さ)の変更もできます。
アクチュエーションポイントを浅くすれば、キーを深く押し込む必要がないのでその分だけ高速でタイピングできます。
またタイピング音も静かになります。
タイピングに絶対的な自信がある人におすすめしたいキーボードです。
ちなみにアクチュエーションポイントが浅すぎると、わずかに触れてもキーが反応してタイプミスが増えるのでご注意ください。
ちなみにラピッドトリガーとは、設定した距離を押し込めばオン、わずかにでも戻ればオフになる機能です。
同じキーの連続入力、再入力が素早くできる機能です。
価格は約25,000円です。
キーボードとしては効果ですが、ラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードしてはそこまで高くはありません。
