透明の筐体でライティングが映えるYUNZII X75 PROをレビューします。
YUNZII X75 PROは2024年に発売されたキーボードですが、2026年も販売されている人気モデルです。
派手なライティング効果だけではなく、有線・Bluetooth・2.4GHz無線の3つの接続方式に対応し、ホットスワップ対応&ガスケットマウント搭載で、メカニカルキーボードとして要点を押さえたモデルです。
キースイッチは、リニア軸のKailh ジェリーフィッシュ軸、同じくリニア軸のクリスタルアイス軸タクタイル軸のクリスタルホワイト軸から選べますが、いずれのキースイッチもライティングを考慮して透明です。
今回はリニア軸のKailh ジェリーフィッシュ軸のYUNZII X75 PROをレビューしていきます。
なお、YUNZII X75 PROとYUNZII X75の違いは接続方式のみです。
YUNZII X75を検討している人にも参考にしてみてください。

YUNZII X75 PRO 概要
仕様
| カラー | Transparent White Navy Blue Light Blue Pink |
|---|---|
| キースイッチ(軸) | Kailh Jellyfish Switch Crystal Ice Switch Crystal White Switch |
| ラピッドトリガー | 非対応 |
| バックライト | RGB |
| 接続方法 | USB有線 / 2.4GHz無線 / Bluetooth |
| バッテリー | 4000mAh |
| サイズ | 325mm×135mm×40mm |
| 重量 | 1,020g |
| レイアウト | ANSI(英語配列) |
| キー数 | 82キー |
| キーキャップ | PC(ポリカーボネート)製 Cherryプロファイル |
| キーマップApp | 専用アプリケーション |
カラーバリエーションはTransparent White、Navy Blue、Light BlueとPinkの4色ですが、2026年4月時点ではTransparent Whiteのみが販売されています。
キースイッチはKailh Jellyfish Switch(ジェリーフィッシュ軸)、Crystal Ice Switch(クリスタルアイス軸)とCrystal White Switch(クリスタルホワイト軸)の3種類。
Kailh Jellyfish SwitchとCrystal Ice Switchはリニア軸、Crystal White Switchはタクタイル軸となっています。
キーキャップは透明のためPC(ポリカーボネート)製です。
キースイッチ
| キースイッチ | タイプ | 押下圧 | プリトラベル | トータルトラベル |
|---|---|---|---|---|
| Kailh Jellyfish Switch | リニア | 38gF (±10gF) | 1.9mm (±0.5mm) | 4.0mm (±0.4mm) |
| Crystal Ice Switch | リニア | 45gF (±10gF) | 2.0mm (±0.6mm) | 4.0mm |
| Crystal White Switch | タクタイル | 50gF (±10gF) | 1.8mm | 4.0mm |
調べた限りではいずれもオリジナルのキースイッチのようです。
Kailhのみよく似たKailh Box Jellyfishという名前のキースイッチが存在します。
交換するのであれば、透明キースイッチのDurock Ice King(リニアとタクタイル)やOutemu Ice Snow(静音リニア)が候補になります。
YUNZII X75 PROのパッケージ&付属品
パッケージ
YUNZII X75 PROのパッケージです。
黒ベースのパッケージにグレーでYUNZIIの表記、白色でX75 PROと記載のあるシンプルなデザインです。

付属品
YUNZII X75 PROの付属品です。
付属品はUSBケーブル、引き抜き工具、操作方法の記載があるカードととてもシンプルです。
Mac用の交換用キーキャップは付属していません。

YUNZII X75 PRO 本体
正面
YUNZII X75 PROを正面から見てみます。
文字通り透明感があるの作りで、白いスタビライザーが透けて見えます。
色物・際物と思われがちな透明キーボードですが、しっかりと作り込まれています。

拡大して見るとキーキャップのサイドは完全に透明であることが分かります。
フレームも透明です。

バックライト
バックライトを点灯するとやはりかなり派手です。
派手ですがキートップのスモーク加工が効いていて、しっかりとキーを直視することができるので実用性も問題ありません。
暗闇の状態で光らせると以下の写真用のようにかなりド派手です。
もちろんライティング効果や色は変更できるので、好みの光り方にカスタマイズできます。

照明を付けて撮影しましたが、明るい部屋でもバックライトが光っているのがよくわかります。
バックライトの光が透明フレーム、キースイッチ、キーキャップによく映えます。

横から見ると半透明のフォームも光が反射してうっすらと光っているのが分かります。

キー配列
YUNZII X75 PROは75%レイアウトなのでキー配列には癖があります。
スペースキーの左側はCtrlキー、Windowsキー、Altキーの並びで標準的な配列です。

スペースキーの右側はAltキー、Fnキー、Ctrlキーの配列。
Altキーを省略していないので各キーは1Uサイズとなっており、好みが分れるポイントです。

特殊キーはInsキー(インサートキー)を除く5キーが配置されています。
個人的にはENDキーがあるのはポイントが高いです。

底面
底面も透明の素材で、内部のガスケット構造のシリコンパッドが見え、「keyboard」の文字もうっすらと読めます。
見えない部分もしっかりと作り込まれていることがわかり好感が持てます。
右下には技適マークと証明番号のシールが貼られています。

スタンド
スタンドは2段階式の一般的なタイプですが、本体にあわせてクリアパーツになっています。

背面
背面には、Widows/Macの切替スイッチ、USB Type-Cポート、接続方式の切替スイッチとワイヤレスレシーバーの収納スペースがあります。
正面から見て左側(ESCキー側)にまとめて配置されています。

側面
側面から見るとキーキャップの底辺とフレームがほぼ面一(同じ高さ)であることが分かります。
スペースが空く分だけホコリなどのゴミは入りやすい構造です。
キーキャップのプロファイルはCherryプロファイルです。

キーキャップ
キーキャップはPC製(ポリカーボネート製)でとても透明感があります。
キートップは光を抑制するためのスモーク加工がされていて、指紋も目立ちにくくなっています。
文字は印字されているタイプなので摩耗等で薄くなる可能性があります。

裏側の軸受けは円筒形ではなく十字に沿った形状です。

キースイッチ
写真はKailh ジェリーフィッシュ軸です。
キースイッチも透明感がありとてもきれいです。
キースイッチ単体で押してみるとカチカチと底打ち音がします。

プレート
キーキャップとキースイッチを外してプレートを露出させました。
YUZIIの商品ページによるとプレートの素材はPC(ポリカーボネート)とのこと。
LEDはキースイッチの上側(北向き)です。

プレートを押し込んでみるとわずかに曲がる程度で弾力は硬めです。

YUNZII X75 PROのタイピング感
YUNZII X75 PROを接続してタイピングしてみます。
キースイッチはKailh ジェリーフィッシュ軸です。
打鍵音は表現が難しいのですが、文字キーなどの1Uサイズのキーはカタカタという表現が近い打鍵音です。
音は小さめで、カチャカチャ音もせず、落ち着いたマイルドな音です。
スペースキーはゴトッと大きめの音が、EnterキーやBackSpaceキーなどのスタビライザーが付いているキーはカタッと低めの音がします。
続いて打鍵感です。
ジェリーフィッシュ軸のスペック上の押下圧は38gF(±10gF)とやや軽めです。
キーを押し込むと軸ブレもなくスーッと底まで押し込むことができ、反発もやや弱めに感じます。
硬めのプレートと沈み込みの浅いガスケットマウント構造なので、底打ちした時の衝撃は強めで底打ち感は硬いです。
打鍵が強い人はクリスタルアイス軸の方がマッチすると思います。
総じてタイピング感は上々でカタカタと軽快なタイピングを楽しめます。
キー配置の変更
キーキャップ
YUNZII X75 PROのキーキャップはCherryプロファイルです。
キー高を高くしたい場合はOEMやSAプロファイルのキーと交換するのがおすすめです。
Cherryプロファイルのキーキャップを使用すれば、一部のキーを入れ替えてアクセントをつけることもできます。
バックライトのLEDは北向きなので、サイドが透過するタイプのキーキャップはきれいに光らないのでご注意ください。
キーマップアプリケーション
キーマップアプリケーションはインストール型の専用アプリが用意されています。
VIAやQMKには対応していません。
キー配置・キーレイアウトの変更、ショートカットキーの登録はもちろん、マクロの登録もできます。
ライティングの設定もできるので、YUNZII X75 PROを常用するのであればインストールは必須です。

1つ注意点があり、YUNZII X75 PRO自体はMacにも対応していますが、Mac用のキーマップアプリケーションは提供されていないのでご注意ください。
YUNZII X75 PROの評価
総評
レビューしたYUNZII X75 PROのKailhのジェリーフィッシュ軸モデルは、カチャカチャ音もせず軽快にタイピングできました。
私がタイピングした限りでは、打鍵音はマイルドなカタカタ音という表現が最も近いです。
透明キーボードでライティング効果が映えるのはもちろん、キーボードとしての打鍵感も上々です。
透明キーボードが欲しい人にはYUNZII X75 PROはおすすめできるキーボードです。
重い打鍵感が好きな人は、45gF(±10gF)のクリスタルアイス軸のモデルにするか、あるいはDurock Ice King Linear(作動フォース52gF、ボトムアウトフォース62gF)への交換も検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめ度
| 商品名 | YUNZII X75 PRO |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 一言コメント | 透明キーボードが欲しいなら候補の1台に! |


