マウスとしては珍しい折りたたみ式で話題のロジクール Mobi Foldをレビューします。
初めてMobi Foldを見た時はマイクロソフトのSurface アーク マウスによく似ていると感じたのですが、持ち運ぶ時の考え方は真逆。
Surface アーク マウスは板状に平らにするのに対して、Mobi Foldは二つ折りにします。
二つ折りしても厚さはスマホ2台分とほぼ同じ、とてもコンパクトでシャツのポケットにも入る大きさです。
本記事を読んでいる方は、Mobi Foldのコンパクトさに惹かれる一方で、実際の使用感が気になっている人がほとんどだと思います。
結論からお伝えすると、進むボタン・戻るボタンの押し心地と音を除けば評価できるマウスです。
進むボタン・戻るボタンを多用する人、ボタンに機能を割り当てようと考えている人にはおすすめしません。
それで実際にロジクールのMobi Foldをレビューしていきます。
「アダプティブタッチスクロール」は秀逸ですよ。

ロジクール Mobi Foldの仕様・スペック
サイズ・重量
ロジクール Mobi Foldのサイズと重量です。
マウスとして使用できる広げた状態と折りたたんだ状態をそれぞれ掲載します。
| 項目 | 広げた状態 | 折りたたんだ状態 |
|---|---|---|
| 長さ | 122mm | 66mm |
| 幅 | 57mm | 57mm |
| 高さ | 33mm | 21mm |
| 重量 | 79g | 79g |
Mobi Foldを使用する時は山なりの状態になります。
長さは122mmと長めですが、幅は57mmとスリムになっています。
高さは33mmでMX Anywhere 3S(34.4mm)とはほぼ変わらないです。
サイドホイール付きやエルゴノミクスマウスと比べるとコンパクトに感じますが、5ボタン・3ボタンマウスと比べるとサイズ感は同等と言えます。
Mobi Foldのサイズ感の印象は普段使用しているマウスによって大きく左右されます。

仕様・スペック
ロジクール Mobi Foldの仕様・スペックを確認します。
| 項目 | ロジクール Mobi Fold |
|---|---|
| カラー | グラファイト オフホワイト ライラック(公式ストア限定) |
| 接続方式 | Bluetooth、Logi Bolt 最大3台までペアリング可能 Easy-Switch対応 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.1 ※Bluetooth Low Energy |
| DPI | 400~4000dpi |
| ボタン数 | 4ボタン ・左クリック ・右クリック ・進むボタン ・戻るボタン |
| バッテリー | 100mAh ※交換可能 |
| バッテリー持続期間 | Bluetooth:32日間 Logi Bolt:33日間 |
| センサー | PAW3222 |
| ユーティリティソフト | Logi Options+ |
接続方式はBluetoothとLogi Boltに対応。
ペアリングは3台まで可能で、底面のボタンで接続先を切り替えられるEasy-Switchに対応しています。
Mobi FoldにはLogi Boltレシーバーは付属していないのでご注意ください。
ボタン数はスクロールホイールが存在しないので4つとやや独自な仕様です。
ホイールクリックが必要な場合は、進むボタンか戻るボタンに割り当てる必要があります。
センサーはPixArtのPAW3222を採用。
最近のロジクールは自社センサーを採用することが多いので珍しいマウスです。
バッテリーはEUバッテリー規制(※)に準じて着脱可能になっていますが、2026年8月時点ではバッテリー単体の別売りは確認できていません。
※2027年2月18日以降、EU域内で販売されるスマートフォンやタブレットなどのバッテリー搭載機器は、ユーザー自身が市販の工具を使って簡単に取り外し・交換できる設計にすることが義務付けられています。
ロジクール Mobi Foldのパッケージ・付属品
パッケージ
今回、Mobi FoldはAmazon.co.jp限定モデルを購入しています。
保証が1年(通常モデルは2年)、パッケージが通常モデルとは異なりますが製品の仕様は同一となっています。

付属品
付属品は取扱説明書と保証規定の紙類が3枚だけです。
Logi Boltレシーバーは限定モデル・通常モデルともに付属していません。

ロジクール Mobi Fold 本体
上面
ロジクール Mobi Foldの上面です。
スクロールホイールの代わりに「アダプティブタッチスクロール」が採用されており、凹凸が少ないのが特徴です。
「logi」のロゴがワンポイントである以外はシンプルなデザインです。

側面
Mobi Foldを広げた状態で真横から見てみます。
折り曲がる部分であるヒンジ以外はほぼ凹凸がなく、一般的なマウスの様に丸みもありません。
また接地面は前後の2か所のみになるのが特徴的です。

底面
底面で目立つのは先端にあるセンサーと接続先の切替ボタンです。
マウスソールは先端と後端の2か所にあります。
USB Type-Cの充電ポートは後端に位置します。

フタを開けるとバッテリーがあります。
EUバッテリー規制に準拠するためにバッテリーは交換可能になっています。
なお2026年8月時点ではバッテリー単体の別売りは確認できていません。

折りたたんだ状態
Mobi Foldを折りたたんだ状態です。
ちょうど二つ折りになるのでとてもコンパクトになります。
66mm×57mm×21mmのサイズはシャツの胸ポケットにもすっぽりと入る大きさです。

手に持ってみるとMobi Foldのコンパクトさが良くわかります。

ロジクール Mobi Foldの使用感
ホールド感・握り心地
Mobi Foldを握った時の第一印象は「違和感」です。
一般的なマウスと同様に握ろうとすると、Mobi Foldの丸みのない板状のデザインは手のひらへのフィット感がなく隙間ができてしまいます。

また板状の形状であるがゆえに、マウスの角が親指の付け根部分である母指球に当たります。

違和感の原因はこの2点に集約されます。
しっかりと握り込まずにMobi Foldの上に軽く手を乗せるようにして使うと違和感が少なくなります。

クリック感・クリック音
左右のクリックは静音仕様でとても静かです。
クリック感も悪くなくロジクールのマウスらしい仕上がりです。
残念なのはタッチスクロールの部分に配置された進むボタン・戻るボタン。
Logi Options+で機能の割り当てもできる進むボタン・戻るボタンですが、いかんせん音が大きいです。
デスクなどの接地面からも反響していまい、静かな場所で押すのはためらわれます。
アダプティブタッチスクロール
アダプティブタッチスクロールはゆっくりとなぞれば通常スクロール、サッとはじくようになぞれば高速スクロールになります。
反応するエリアも広く、軽くなぞるだけで動作するので操作感も良いです。
マイクロソフトのSurface アーク マウスのように横方向のスクロールに対応させれば、これだけで新しいマウスとして売り出せそうです。

すべりやすい場所・素材の上で使うのがポイント
Mobi Foldは先端と後端の2か所で接地するだけで、マウスソールの面積も小さいです。
ビニール製や革製のデスクマットの上では滑りにくく操作性が損なわれます。
マットを敷いていないデスクや、すべりやすい硬質のマウスパッドでの使用がおすすめです。

Logi Options+
ボタンの割り当て
Mobi Foldのボタンの機能割当やDPIの変更はLogi Options+で行います。
Logi Options+はアプリケーション毎に設定を切り替えることができるのが特徴です。
ボタンの機能割当ては進むボタンと戻るボタンで可能です。
「推奨」にはよく使う機能があります。

推奨以外にも「その他のアクション」にも一通りの機能があるので、ほとんどの機能を割り当てることができます。

スクロールの反転・スムーズスクロール
タッチスクロールはノートパソコンのトラックパッドのようにスクロール方向を反転することができます。
スームーズスクロールのオン・オフの切替もできます。

ポインタ速度(DPI)
DPIは最小の400dpiから最大の4000dpiで設定できます。
ポインタ速度からパーセンテージで変更できます。

ロジクール Mobi Foldの評価
総評
Mobi Foldの携帯性を考えれば致し方ないとも言えますが、率直に言ってMobi Foldの操作性は良いとは言えません。
例えばOffice系ソフトの図形編集や画像編集ソフトでの作業には向かないです。
また文字をコピーするのにマウスのドラッグを多用したり、右クリックを多用するようなマウス操作への依存が高い人はMobi Foldの操作性には満足できないと感じます。
操作性が犠牲になってしまった感はありますが、二つ折りにできるギミックと携帯性の良さには目を見張るものがあります。
キーボードによる操作がメインで補助的にマウスを使用する人であれば、モバイルマウスとしての評価が高くなるはずです。
メインのマウスは別で準備して、Mobi Foldは移動中や会議室などで一時的に使用するモバイルマウスやサブマウスとして運用するのがおすすめです。
おすすめ度
| 商品名 | ロジクール Mobi Fold |
|---|---|
| おすすめ度 | |
| 一言コメント | 携帯性に優れたモバイルマウス・サブマウスとして使用するならあり |
